TW757「Type-D」「Type-S」の試打レビュー
今回は2022年3月25日発売のツアーワールドTWシリーズの最新作「TW757」を試打してきましたので、データと感想をレポートします。
「TW757」は2種類のドライバーをラインナップしています。特徴は以下の通りです。
Type-D ドライバー:つかまり重視
Type-S ドライバー:直進性重視
カタログ比較は以下の記事にてご紹介。
本間ゴルフ T//WORLD TW757「Type-D」と「Type-S」ドライバーの違いをやさしく簡単に解説
どのくらい飛距離が飛ぶ?
新テクノロジー「カーボンスロット」の効果は?
現在のクラブと打ち比べてみて感じた違いや感想などを紹介します。
試打したクラブと試打した人のプロフィール
試打したクラブ
試打したのは以下のクラブです。
・TW757 Type-D ドライバー(9.0度、VIZARD MA5、フレックスR)
・TW757 Type-S ドライバー(9.0度、VIZARD MA5、フレックスR)
今回はカスタムシャフト「VIZARD MA5」で試打しました。フィッターの方がスイングを見て、こちらをすすめてめてくれました。
「Type-D」だけのつもりでしたが、「せっかくですから、TW757 Type-Sも打ってみますか」とすすめられたので、お言葉に甘えて「Type-S」も試打しました。
カスタムシャフト「VIZARD MA5」と純正シャフト「VIZARD SHAFT for TW757」との違いは以下の通りです。
項目 | VIZARD SHAFT for TW757 | VIZARD MA5 |
---|---|---|
フレックス | R | |
長さ(mm) | 1,150 | |
重量(g) | 51.5 | 53.5 |
トルク(°) | 4.95 | 4.70 |
チップ径(㎜) | 8.6 | |
バット径(㎜) | 15.2 | 15.4 |
調子 | 中調子 | 先中調子 |
VIZARD MA5(カスタムシャフト)の方がやや硬めだそうです。
重さも少し重くなります。
先中調子は中調子よりもヘッドが走りやすいセッティングです。
試打した人
平均スコア90〜100
身長は約170cmで、ヘッドスピードは40~43m/s、パワーは人並みです。
現在使用中のドライバーは、「キャロウェイローグスター(フレックスSR)2018年モデル」です。
ツアーワールドはアスリート向けのシリーズで腕前的に厳しいと思いましたが、「Type-D」の方なら何とか・・ということで試打してみました。結果「Type-S」の方も打たせてもらえました。
試打データと試打した感想
試打データと感想です。
現在使用中の「ローグスター」(2018年モデル)ドライバー
まずは今のクラブ「ローグスター」の試打データです。
3球データを取りました(ミート率は測定していないようです。)
最大飛距離キャリー201ヤード、総距離219ヤードです。
ヘッドスピードは37~40m/sくらいです。
ボールスピードは58.2m/sが最も速いです。
スピン量は多い時で5,000オーバーと多く出ています。
フィッターの方は、ヘッドスピードのわりに距離が出ないのはスピン量が多いためロスしているからとおっしゃっていました。ヘッドスピード的には240ヤードくらい飛ぶスイングとのことです(前にもどこかで言われました)。
そこで純正よりもカスタムシャフトの方がよいのではないかということで、カスタムシャフト「VIZARD MA5」のTW757 Type-D ドライバーを試打してみました。
TW757 Type-D ドライバー(10.5度、VIZARD MA5、フレックスR)
TW757 Type-D ドライバー(10.5度、VIZARD MA5、フレックスR)です。
飛距離が伸びています。
3球目が最長飛距離でキャリー222ヤード、総距離242ヤードです。
この時のヘッドスピードは40.2m/s。ボールスピード58.2m/s。
特段スイングが速くなったわけではありません。
総スピン量は3,000とローグよりは少なくなりました。サイドスピンも全体的には減少傾向でスライスも抑えられています。
構えた感じ、振った感じは、ローグと比べて違和感ない感じでした。少しヘッドが効いているかなという感覚です。全体的に飛距離もアップしていますし、このシャフトのセッティングは結構ハマったと思いました。
TW757 Type-D ドライバー(9.0度、VIZARD MA5、フレックスR)
TW757 Type-D ドライバー(9.0度、VIZARD MA5、フレックスR)です。
若干打ち上げ角度が高いということで9度にしてみました。
これも1球目が最長飛距離でキャリー213ヤード、総距離231ヤードです。他の球もローグよりも飛んでいます。
この時のヘッドスピードは41.1m/s。少し速くなりました。
ボールスピード59.7m/s。
総スピン量は3,200とやや多めですがローグよりは下がっています。相変わらず若干スライス気味です。
TW757 Type-S ドライバー(9.0度、VIZARD MA5、フレックスR)
最後にTW757 Type-S ドライバー(9.0度、VIZARD MA5、フレックスR)です。
「Type-S」も触らせてもらいました。
構えると「Type-D」とは全く違いました。シャープというか。スペック上、「Type-D」が460ccに対して、「Type-S」は450ccと少し小さいからかもしれません。重さは同じです。
3球目が最長飛距離でキャリー215ヤード、総距離233ヤードです。
ヘッドスピードは41.2m/s。ボールスピード58.5m/s。
総スピン量は3,150とやや多めです。サイドスピンが減っていますのでスライスがやや収まっています。
意外と「Type-S」も打てると思いましたが、かなり頑張っています。
TW757「Type-D」「Type-S」試打まとめ
ローグスター(2018年モデル)と比較して、TW757「Type-D」「Type-S」ドライバー感想をまとめます。
・構えてみた感じは、「Type-D」はローグスターと違和感ない顔つきです。「Type-S」はヘッドも小さくシャープな印象でした。
・素振りをしてみると両者ともローグよりもヘッドがきいている感覚がありました。
・飛距離は伸びました。総飛距離+20~30ヤードくらい飛んでいます。「Type-D」に至っては240ヤードと、普段より30ヤードくらい伸びるショットもありました。
・スピン量はローグよりも下がったものの3,000前後とやや多めでした。
飛距離が伸び、テクノロジーの進化を感じました。
スピン量も減っていますし、方向性も悪くなかったです。
帰り際に「Type-Sでもいけますかね?」と質問したところ、「おすすめはType-Dです。」とはっきり言われてしまいました(悲しい現実)。
やはり「Type-S」はもっとパワーのある人向けなのかもしれません。
でも、最新ギアのテクノロジーに触れられたのはよかったです。
以上、TW757「Type-D」「Type-S」ドライバーの試打レビュー・感想をご紹介しました。
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