(株)プロギアは、「RS JUST(アールエス・ジャスト)」ドライバーを7月22日から順次発売します。アスリートゴルファー向け「RS(アールエス)」シリーズのフルモデルチェンジです。“ギリギリの飛び”に新たに「4点集中フェース」を搭載することで高初速を超えた“驚初速”を生み出しています。
「RS JUST」ドライバーは、以下の3モデルをラインアップしています。
・「RS」・・・ストレートフェースで高い操作性と強弾道
・「RS D(ディー)」・・・つかまりが良くハイドローで攻められる高弾道
ゴルファーが求める弾道、スイング、イメージに合わせて「JUST FIT(最適)」なドライバーが選べます。
「RS JUST」ドライバーのモデル比較記事はこちら
RS JUST ドライバーを簡単にやさしく解説!【RS F、RS、RS Dの違いとは?】
一方で、ミズノは、2022年3月11日に新しいSTシリーズ「ST-X 220ドライバー」と「ST-Z 220ドライバー」を発売しています。
今回も前作と同じく、ST-Xドライバーはつかまり、ST-Zドライバーは直進性が特徴のモデルとなっています。
ミズノ「ST-X 220」と「ST-Z 220」ドライバーの違いをやさしく簡単に解説
高初速×低スピンのSTシリーズ、さらに安定性が向上したとの情報ですが、どのようなテクノロジーが使われているのでしょうか。
今回は、標準モデルの「RS」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの2モデルを比較してみます。
クラブを購入される際に参考になれば幸いです。
「RS JUST」ドライバーの特徴をご紹介
まずは、「RS JUST」ドライバーの全般的な特徴をご紹介します。
今回の大きな特徴は「精緻な4点集中フェース」です。
「精緻な4点集中フェース」とは
フェースセンター、重心点、最大たわみ点、最高CT点。RSジャストは、この4点を、精緻に集中。打つエリアと最大出力エリアを、ひとつにした。
従来からの、Wクラウン&Wソール、新軸構造、ギリギリ管理、CNCミルド加工などの新技術に加え、RSジャストは「nabla neo face MAX」により、4点集中フェースが完成度を高め、驚初速を生み出しています。
(出典:プロギア公式HPより)
「ST-X 220」ドライバーの特徴をご紹介
「ST-X 220」ドライバーの主な特徴をご紹介します。
今回の特徴は以下の5つです。
・反発性能をより高めた コアテックフェース
・つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン
・ウエーブテクノロジーソール
・ハーモニックインパクトテクノロジー
高初速素材 フォージドβチタンを採用。
フェース素材は特殊なチタン合金です。
反発性能をより高めた コアテックフェース
反発性能アップのテクノロジーです。
つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン
「スイートエリアの拡大」と「ヘッドの返しやすさ」の両立です。
ウエーブテクノロジーソール&ハーモニックインパクトテクノロジー
「ウエーブテクノロジーソール」はたわみ量を増大させて初速をアップさせます。「ハーモニックインパクトテクノロジー」でウッドにも心地よい打球音・打感を追求しています。
(出典:ミズノ公式HPより)
「RS」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの比較
クラブのコンセプト
「RS」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーは以下のようなコンセプトとなっています。
「RS」ドライバー
操作性を高めた、ストレートフェース。
驚初速、強弾道で未知の飛距離へ。
「ST-X 220」ドライバー
高初速×低スピンのSTシリーズ、
さらに安定性が向上しました。
「RS」ドライバーは、高初速と強弾道による飛距離アップを実現しています。
一方、「ST-X 220」ドライバーは、高初速と低スピンのコンセプトを受け継いでいます。
デザイン比較
ソール側のデザイン比較
まず「RS JUST」ドライバーはこのようなデザインです。
出典:プロギア公式HP
オレンジのラインとRSの文字がスポーティです。
そして、「ST-X 220」ドライバーはこのようなデザインです。
出典:ミズノ公式HP
黒をベースに青のライン。ミズノらしいドライバーのデザインです。
次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。
上から見たヘッドの形状
まずは「RS JUST」ドライバーから、
出典:プロギア公式HP
黒のデザインにRSのロゴがデザインされています。
そして「ST-X 220」ドライバーです。
出典:ミズノ公式HP
黒を基調とした、スッキリしたデザインです。ミズノのマークがポイントです。
「RS」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーのスペックを比較
「RS」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーのスペックを比較してみましょう。
複数数値がある場合は、ロフト角「10.5」、シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。
項目 | 「RS」ドライバー | 「ST-X 220」ドライバー |
---|---|---|
ロフト角(°) | 9.5,10.5 | 10.5±2 |
ライ角(°) | 57 | 59 |
ヘッド体積(cc) | 460 | 460 |
クラブ長さ(インチ) | 45.5 | 45.5 |
クラブ重さ(g) | 305(SR) | 298(SR) |
シャフト重さ(g) | 52(SR) | 53(SR) |
シャフトトルク | 5.0 | 5.4 |
シャフト調子 | 中調子 | 中調子 |
バランス | D1.5 | D3 |
ロフト角
ロフト角は、「RS」ドライバーは9.5度、10.5度、「ST-X 220」ドライバーは10.5度が用意されています。両者とも調整機能があります。
ライ角
ライ角は違いがあります。
「RS」ドライバーは57度、「ST-X 220」ドライバーは59度です。
ライ角の基本に従うと、「RS」ドライバーは相対的にスライス軌道になりやすい、「ST-X 220」ドライバーはフック軌道になりやすい設定です。
クラブの重さ
クラブの重量は「RS」ドライバーは305g、「ST-X 220」ドライバーは298gです。
クラブ重量は「RS」ドライバーの方が7g重いです。
シャフトの重量を見てみますと、「RS」ドライバーが52g、「ST-X 220」ドライバーは53gとなっており、シャフトは「RS」ドライバーが1g軽いです。
シャフトは以下のもので比較しています。
プロギア「RS」ドライバー:Diamana FOR PRGR“BLACK” (SR)
ミズノ「ST-X 220」ドライバー:TOUR AD GM D(SR)
ヘッドとシャフトの重さはバランスにも関係してきます。バランスの部分でご紹介しますが、「RS」ドライバーがD1.5、「ST-X 220」ドライバーはD3となっています。
シャフトトルク
シャフトトルクは少し違いがあります。
「RS」ドライバーは5.0、「ST-X 220」ドライバーは5.4となっています。
「RS」ドライバーの方が小さな値です。
つまり、相対的に「RS」ドライバーの方が操作性が高く、「ST-X 220」ドライバーの方が安定性が高い、ということになります。
シャフト調子
シャフト調子は「RS 」ドライバー、「ST-X 220」ドライバーともに中調子となっています。
タメも作りやすく、ヘッドある程度走る万人向けのセッティングといえます。
バランス
バランスは違いがあります。
「RS」ドライバーはD1.5、「ST-X 220」ドライバーはD3となっています。
「ST-X 220」ドライバーの方がヘッドを重く感じるということになります。ヘッドが効いている感じがするのは「ST-X 220ドライバーの方と言えそうです。
まとめ ~「RS」ドライバーと「ST-X 220」ドライバー~
「RS」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの違いをまとめてみました。
私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。
・「RS」ドライバーは「nabla neo face MAX」の追加により、4点集中フェースが完成度を高め、驚初速を生み出す。
・「ST-X 220」ドライバーは「フォージドβチタン」、「コアテックフェース」、「スクエアストライクデザイン」などのテクノロジーを採用し、初速アップと安定性を向上。
・ライ角は「RS」ドライバーは57度、「ST-X 220」ドライバーは59度で「RS」ドライバーの方がスライス軌道になりやすいセッティング。
・クラブの総重量は、「RS」ドライバーの方が7g重い。シャフト重量は「RS」ドライバーの方が1g軽い。
・シャフトトルクは「RS」ドライバーは5.0で相対的に操作性が高い傾向、「ST-X 220」ドライバーは5.4で相対的に安定性が高い傾向。
・バランスは、「RS」ドライバーはD1.5、「ST-X 220」ドライバーはD3で、「ST-X 220」ドライバーの方がヘッドを重く感じる。
以上のような特徴です。
実際に試打して違いを確かめてみたいですね。
以上、「RS」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの違いをまとめてみました。
ミズノ「ST-X 220」と「ST-Z 220」ドライバーの違いをやさしく簡単に解説
ここまでお読みいただきありがとうございました。