「オノフ ドライバー AKA」は、2022年3月25日発売となりました。
AKAシリーズはやさしさ重視のモデルです。今回の特徴はどこで打ってもまっすぐ飛ばせる「全芯主義」。「全芯ヘッド」×「クロス バランス テクノロジー」が生み出す最速ボールスピードで自由自在にまっすぐ飛ばせるドライバーです。
一方で、ブリヂストンは、2021年9月17日に、「Bシリーズ」を発売しました。ブリヂストンはこの「Bシリーズ」の発売によりブランドを一新しています。
ブリヂストンゴルフには、アスリート指向の「TOUR B」と、ミスに強い「JGR」という2つのブランドが存在していました。
新たな「Bシリーズ」では、シンプルに「B1」と「B2」という2つのラインを用意しています。従来のブランドとの対応関係としては「TOUR B」が「B1」、「JGR」が「B2」にあたります。
今回は、オノフ「AKA」ドライバーと「B2」ドライバーの2モデルを比較してみます。
クラブを購入される際に参考になれば幸いです。
オノフ「AKA」ドライバーの特徴をご紹介
「AKA」の主な特徴をご紹介します。
今回の「AKA」ドライバーの大きな特徴は以下の2つです。
・クロスバランステクノロジー
全てが芯の高慣性モーメントヘッド
どこで打ってもまっすぐ飛ばせる「全芯主義。」が今回の大きな特徴です。
オノフAKA史上最大飛距離と寛容性を実現するために開発された全芯ヘッドです。
オノフ「AKA」ドライバーの「クロスバランステクノロジー」
もう一つの特徴は「クロスバランステクノロジー」です。
ヘッドとグリップエンドに3つ交換式ウェイトが搭載されておりウェイトが共用できます。それぞれのウェイトを付け替えることができる構造になっています。
「KURO」にも搭載されていますが少し違います。「AKA」は初期設定でヘッドウェイトに8g、グリップエンドに3gの計11gのウエイトが配置されています。「KURO」は合計19gが配置されています。
ヘッドとグリップ共通のウエイトスクリューを専用レンチで、交換することでヘッド重量だけでなく、グリップ側重量も調整できる独自のクロス バランス テクノロジー。バランスを簡単にカスタムできる今までにない調整システム。別売のウエイトスクリューでよりそれぞれのゴルファーに最適なパフォーマンスをもたらすカスタムが可能となりました。
(出典:オノフ公式HPより)
「B2」ドライバーの特徴をご紹介
「B2」の主な特徴をご紹介します。
ブリヂストン「B2」ドライバーの「SP-COR」の3つの進化
高初速エリアが大幅に拡大、さらなる飛距離アップへ
「B2」ドライバーのテクノロジ「SP-COR」(サスペンションコア)を搭載しています。
これが今回さらに進化しました。
3つの進化の図解は以下のとおりですが、ポイントは3つです。
①構造が進化…衝撃吸収と強度保持のための部品を内部にいれました。
②素材が進化…アルミからチタンへ変更になりました。
③フェースが進化…フェースのに薄肉化により軽量化しました。
(出典:ブリヂストンゴルフ公式HPより)
オノフ「AKA」ドライバーと「B2」ドライバーの比較
クラブのコンセプト
オノフ「AKA」ドライバーと「B2」ドライバーは以下のようなコンセプトとなっています。
オノフ「AKA」ドライバー
全芯主義。自由自裁、やさしさを究めたAKA。
「B2」ドライバー
右に逃がさず、つかまえてとばすB2
オノフ「AKA」ドライバーはやさしさ重視の設計です。
一方、「B2」ドライバーは特にスライス軌道を抑制することに重きを置いています。
デザイン比較
ソール側のデザイン比較
まずオノフ「AKA」ドライバーはこのようなデザインです。
出典:オノフ公式HP
赤を基調としたデザインです。基本デザインは先発の「KURO」と似ています。
「AKA」の前作からさらに洗練された印象です。
そして、「B2」ドライバーはこのようなデザインです。
出典:ブリヂストンゴルフ公式HP
黒を基調としたデザインで、真ん中に「B」とあります。全体的にまとまりのあるデザインの印象を受けます。
次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。
上から見たヘッドの形状
まずはオノフ「AKA」ドライバーから、
出典:オノフ公式HP
「AKA」ということで赤いラインが入っています。
そして「B2」ドライバーです。
出典:ブリヂストンゴルフ公式HP
こちらも黒を基調として、赤のラインが入ったスッキリしたデザインです。
オノフ「AKA」ドライバーと「B2」ドライバーのスペックを比較
さて次にオノフ「AKA」ドライバーと「B2」ドライバーのスペックを比較してみます。
複数数値がある場合はロフト角「10.5度」、シャフトの硬さは「SR」のもので比較します。
項目 | 「AKA」ドライバー | 「B2」ドライバー |
---|---|---|
ロフト角(°) | 10.5,11.5 | 9.5,10.5 |
ライ角(°) | 61 | 59 |
ヘッド体積(cc) | 460 | 460 |
クラブ長さ(インチ) | 45.5 | 45.25 |
クラブ重さ(g) | 296(SR) | 295(SR) |
シャフト重さ(g) | 49(SR) | 54(SR) |
シャフトトルク | 5.2 | 5.8 |
シャフト調子 | 先中調子 | 中調子 |
バランス | D0.5 | D2 |
ロフト角
ロフト角は、オノフ「AKA」ドライバーは10.5度と11.5度、「B2」ドライバーは9.5度、10.5度が用意されています。両者とも調整機能があります。
ライ角
ライ角はやや違いがあります。
オノフ「AKA」ドライバーが61度でアップライト、「B2」ドライバーが59度なのでフラットライトです。
ライ角の基本に従うとオノフ「AKA」ドライバーはフック軌道になりやすい。「B2」ドライバーはスライス軌道になりやすいと言えます。
クラブの重さ
クラブの重量はオノフ「AKA」ドライバーは296g、「B2」ドライバーは295gです。
オノフ「AKA」の方が1g重いです。
シャフトの重量の方は、オノフ「AKA」ドライバーは49g、「B2」ドライバーは54gとなっています。
シャフトは以下のもので比較しています。
オノフ「AKA」:MP-522D(SR)
ブリヂストン「B2」ドライバー:Diamana BS50(SR)
ヘッドとシャフトの重さはバランスにも関係してきます。バランスの部分でご紹介しますが、オノフ「AKA」ドライバーはD0.5、「B2」ドライバーはD2となっています。
シャフトトルク
シャフトトルクは少し違いがあります。
オノフ「AKA」ドライバーは5.2、「B2」ドライバーは5.8となっています。
僅かな違いですが、オノフ「AKA」は安定性が高く、「B2」ドライバーは操作性が高いということが言えます。
シャフト調子
シャフト調子はオノフ「AKA」ドライバーは先中調子、「B2」ドライバーは中調子となっています。
オノフ「AKA」ドライバーは先中調子です。万人向けの中調子からややヘッドが走りやすくボールがつかまりやすいセッティングです。
「B2」ドライバーは中調子です。タメが作りやすく、ヘッドも走るという万人向けのセッティングです。
バランス
バランスは違いがあります。
バランスはオノフ「AKA」ドライバーはD0.5、「B2」ドライバーはD2となっています。
「B2」ドライバーの方がヘッドを重く感じるということになります。ヘッドが効いている感じがするのは「B2」ドライバーの方と言えそうです。
まとめ ~オノフ「AKA」ドライバーと「B2」ドライバー~
オノフ「AKA」ドライバーと「B2」ドライバーの違いをまとめてみます。
私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。
・オノフ「AKA」ドライバーは「全芯ヘッド」×「クロス バランス テクノロジー」で飛距離とやさしさを両立。
・「B2」ドライバーは「SP-COR」(サスペンションコア)を進化させ、高初速エリアの拡大、飛距離アップを実現。
・ライ角はオノフ「AKA」は61度でアップライトフック軌道になりやすい、一方「B2」ドライバーは59度でフラットライトであり、相対的にスライス軌道になりやすい。
・クラブの総重量はオノフ「AKA」ドライバーの方が1g重い。シャフト重量はオノフ「AKA」の方が5g軽い。
・操作性、安定性の指標であるシャフトトルクは「AKA」ドライバーは5.2で操作性が高い。「B2」ドライバーは5.8で安定性が高い。
・バランスはオノフ「AKA」ドライバーはD0.5、「B2」ドライバーはD2で、「B2」ドライバーの方がヘッドを重く感じる。
以上のような特徴ですが、実際に打ってみて自分に合っているかどうか、クラブを気に入るかどうかということが最も大切ですね。
以上、オノフ「AKA」ドライバーと「B2」ドライバーの違いをまとめてみました。
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【ドライバー編】オノフ「AKA(アカ)」と「KURO(クロ)」の違いを比較解説【ONOFF】