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【ウエッジ編】キャロウェイ JAWS RAWウェッジの4種類を比較解説【Z・S・X・Wの選び方】

ウェッジ

2023年マスターズ優勝のジョン・ラーム選手もクラブセッティングに組み入れ使用した

JAWS RAWウェッジ

キャロウェイ「JAWS」シリーズの「JAWS RAW」(ジョーズロウ)は2022年7月22日発売です。

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高いスピン性能が売りのウェッジ「JAWS」シリーズの新作です。「RAW」は「生」という意味で、ノーメッキ仕上げが特徴です。

ノーメッキによるフェースの摩擦をアップに加え、キャロウェイ独自の「37Vグルーブ」という溝によってスピン性能を向上しています。

「JAWS RAWウエッジ」は、ソールグラインドの形状が違う4タイプ(Z・S・X・W)をラインナップしています。

あるフィッターの方の話ですと、基本的にはSのスタンダードを選ぶとよいそうです。

ウェッジは一概には言えませんが傾向として、Wが最も易しく、W→X→S→Zと難しくなっていくイメージです。

 

今回は「JAWS RAW」ウェッジZ・S・X・Wの違いを比較します。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「JAWS RAW」ウェッジのコンセプト

「JAWS RAW」ウェッジは以下のようなコンセプトとなっています。

JAWSのスピン性能は、
ノーメッキフェースと次のレベルへ

今回の最大の特徴はRAWの名のとおり、フェース面にはノーメッキ仕上げが施されており、37Vグルーブ、マイクロフィーチャーとともに、強烈なスピン性能を発揮します。

また、重心位置の最適化にも新たなアプローチが行われており、とくにロブショットなどの場面において、大きな効果を発揮します。

「JAWS RAW」ウェッジの特徴

「JAWS RAW」ウェッジの売りとなるテクノロジーを見ていきましょう。

ノーメッキフェースに、37Vグルーブとマイクロフィーチャー

今回の一番の売りとなるテクノロジーです。

強烈なスピンを生み出します。

「JAWS RAWウェッジ」の名前にあるRAWは、英語で、「生の」「原料のままの」といった意味。それを具現化している部分が、フェースです。溝のエッジを鋭くした37Vグルーブ(ロフト54~60度。48~52度には20Vグルーブとフェースブラストを採用)が、まさに生と表現できるノーメッキ仕上げのフェースに刻まれています。溝がより際立つこととなり、高いスピン性能を発揮してくれます。また、キャロウェイ独自のマイクロフィーチャーも見逃せません。溝と溝の間に小さな凸部を構成しているもので、かつ、溝に対して斜めに配されていることにより、とくにフェースを開くアプローチにおいて、37Vグルーブなどとともに強烈なスピンを生み出します。

ウェイトポートにタングステンを装着し、重心位置を最適化

重心位置を改良しました。フェースを開いて打つ場面のテクノロジーです。

重心位置に関する新たなテクノロジーにも注目です。ロフト54、56度のモデルではバックフェースのトウ側1つ目のウェイトポートに、ロフト58、60度のモデルではトウ側2つのウェイトポートに、それぞれタングステンを装着しています。これにより、重心位置はトウ・ヒール方向のフェース中央に配置されることとなり、とくにフェースを開いて打つショットの際のヘッドのブレを軽減。イメージどおりのアプローチを可能にしています。

ストレートなリーディングエッジ

ストレートネックにしました。フェースプログレッションと言われたりします。

「JAWS RAWウェッジ」では、ストレートなリーディングエッジを採用しています。USPGAツアーではジョン・ラームをはじめ、ストレートなものを好むプレーヤーが多いという現状を考慮してのデザインです。

(出典:キャロウェイ公式HPより)

「JAWS RAW」ウェッジのデザイン

「JAWS RAW」ウェッジはこのようなデザインです。ヘッド仕上げは、クロムメッキに加えて、マットな風合いのブラック仕上げも用意し、2種類での展開です。

出典:キャロウェイ公式HP

タングステンウェイトの黒と白の色違いがかっこいいですね。

「JAWS RAW」ウェッジのタイプ別のスペックを比較

「JAWS RAW」ウェッジの4タイプを比較してみましょう。

4タイプのラインナップ

「JAWS RAW」ウェッジはZ・S・X・Wの4タイプのGRINDがラインナップされています。

大まかなイメージとして、Wが最もやさしく、X・S・Zと難しくなっていくイメージです。

タイプ 特徴
W 最もやさしいタイプのグラインドでウェッジが苦手なゴルファー向け
X ダウンブローに打ち込んだり、インテンショナルショットを駆使したいゴルファー向け
S フェースをスクエアにしてショットするのが好みのゴルファー向け
Z グリーン周りでフェースを開いてアプローチしたいゴルファー向け

ツアーからの要望でZグラインドが新登場
従来からあるSグラインド、Wグラインド、Xグラインドに加えて、新たにZグラインド(ロフト58、60度)が登場です。ソールはワイドで、トレーリングエッジ側だけでなく、リーディングエッジ側もわずかに面取りされた、いわば2段構えのバンスとなっているところが特徴です。

Zグラインドは、芝に刺さりにくく、かつ芝を滑って抜けやすい、やさしいソールとなっているとのことです。

それぞれの用途に合わせてグラインドが用意されています。やさしさを求めるなら「W」、フェースを開いて球を操作するなら「Z」という選び方もできそうです。

バウンスとは、ヘッドの下のソール部分の膨らみことです。
バウンス角は、シャフトを水平にした時にリーディングエッジからソールの膨らみ部分がどのくらい出ているかを表しています(下図参照)。

一般的に、バウンス角12度以上をハイバウンス、8度以下をローバウンスと言ったりします。
ハイバウンスは、出っ張っているので、ヘッドが少し手前から入ってもソールが滑ってくれます。また、クラブがボールの下を潜ってボールが飛ばなくなるというミスが起こりにくいです。
ローバウンスは、ソールが滑り度合いは弱くなりますが、ボールが沈んでる場合など、ボールに直接を打つ必要がある時に適しています。

次から詳しくスペックを比較していきます。

ロフト角とバウンス角

まずはウェッジにおいて注目されるロフト角とバウンス角のラインナップをまとめてみます。

ラインナップのサマリー

グラインド Z S X W
ロフト角(°) 58,60 48~60 58,60 50~60
バウンス角(°) 8 10 12 12

ロフトは7種類、仕上げは2種類での展開

「JAWS RAWウェッジ」のロフトラインアップは、48度から60度まで、2度刻みの計7種類。グラインドは、48度がSのみ、50~56度がSとW、58度と60度はS、W、X、Zとなっています。

細かいラインナップは以下のとおりです。

各グラインドの数値はバウンス角です。

ロフト角(°) Z S X W
48 10
50 10 12
52 10 12
54 10 12
56 10 12
58 8 10 12 12
60 8 10 12 12

「X」「W」はハイバウンス、「Z」はローバウンスのウェッジです。

各グラインドでバウンス角は「S」なら10度、「W」なら12度と一定です。

例えばミズノは同じグラインドタイプでも、ロフト角に合わせてバウンス角を変えたりしてますので、各社の個性が出るところです。

では次に、すべてのグラインドタイプのラインナップがある58度のスペックを比較してみます。

58度のスペック比較

58度のウェッジのスペックを比較してみたいと思います。

シャフトについては、以下3種類あります。

・「Dynamic Gold S200」

・「N.S.PRO MODUS³ TOUR 115 (S)」

・「N.S.PRO 950GH neo (S)」 

今回は「N.S.PRO MODUS³ TOUR 115 (S)」で比較します。

項目  Z S X W
ロフト角(°) 58 58 58 58
バウンス角(°) 8 10 12 12
ライ角(°) 64 64 64 64
クラブ長さ(インチ) 35 35 35 35
クラブ重さ(g) 約465 約465 約465 約465
シャフト重さ(g) 119 119 119 119
シャフト調子 元調子 元調子 元調子 元調子
バランス D3 D3 D3 D3

バウンス角

「Z」は8度
「S」は10度
「X」は12度
「W」は12度です。

「X」「W」はハイバウンス、「Z」はローバウンスです。

「JAWS RAWウェッジ」はグラインドタイプ別のバウンス角はすべて一定というのが特徴です。

ライ角

ライ角は64度で4タイプ共通です。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は約465gで共通です。

シャフトは119gです。

以下のシャフトです。

・「N.S.PRO MODUS³ TOUR 115 (S)」

シャフト調子

シャフト調子は元調子です。

元調子は、切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。

元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。

中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

フェースプログレッション

フェースプログレッションは、掲載はありませんでしたが、ストレートネックということです。

フェースプログレッションとは、ストレートネックとかグースネックという表現もされたりします。ストレートネックはフェースプログレッションが大きく、グースネックになるとフェースプログレッションは小さくなります。一般的にフェースプログレッションが大きいとボールが上がりやすくコントロールしやすい反面ボールがつかまり難い。小さいとその逆となります。

バランス

バランスはD3で共通です。

ウエッジは一般的にヘッドを重く感じる傾向の設定です。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします

まとめ ~キャロウェイ「JAWS RAW」ウェッジ~

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今回は、キャロウェイ「JAWS RAW」ウェッジの4タイプを比較してみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・キャロウェイ「JAWS RAW」ウェッジはZ・S・X・Wの4タイプのGRINDを用意。

・ライ角は64度、バランスはD3で共通。

・ロフトラインアップは、48度から60度まで、2度刻みの計7種類。グラインドは、48度がSのみ、50~56度がSとW、58度と60度はS、W、X、Z

・「W」「X」はハイバウンス、「Z」はローバウンス。「S」はその中間。滑ってくれる高いバウンス効果を求めるなら「W」「X」、フェースを開いて球を操作するなら「C」「X」。

・「JAWS RAW」ウェッジはストレートネック。

以上のような特徴ですが、実際に打ってみて自分に合っているかどうか、クラブを気に入るかどうかということが最も大切ですね。

「37Vグルーブ」とノーメッキフェースの効果、ぜひ体験してみたいですね。

以上、キャロウェイ「JAWS RAW」ウェッジについてまとめてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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