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【ドライバー比較】スリクソン「ZX5 MkII(マーク2)」「ZX7 MkII」ドライバーをやさしく簡単に解説【ZX5MkII、ZX5MkII LS、ZX7MkIIの違い】

ゴルフクラブ・ギア

スリクソン「ZX5 MkII」「ZX7 MkII」ドライバー

スリクソンは「スリクソン ZX Mk II シリーズ」のドライバーを2022年11月19日に発売しました。(上記画像は公式HPより)

2020年に発売した「スリクソン ZXシリーズ」の後継となります。

フルチタン構造「シームレス」とエッジをさらに丸く、厚くした「エッジレス」なヘッドによるスムーズで大きなたわみが衝撃のインパクトを生み出し、驚異のボールスピードを実現しています。

「ZXシリーズ」ドライバーは、2021年の「マスターズ」を制覇した松山英樹選手が使用していることで有名です。

今作は2代目「Mk II(マークツー)」となりました。

ヘッドは「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」の3タイプです。

・ZX5 Mk II…大きな飛距離と寛容性
・ZX5 Mk II LS…低スピンの強弾道
・ZX7 Mk II…大きな飛距離と操作性

今回は「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」の3種類のドライバーについてご紹介します。

それぞれのモデルはどのように違うのでしょうか。

試打レビュー・感想はこちら

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」ドライバーの試打レビュー・感想

新旧モデルの比較もよかったらどうぞ

「ZX5 MkII(マーク2)」と「ZX5」の違いを比較解説【2022年vs2020年】

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」ドライバーの特徴をご紹介

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」ドライバーの特徴を説明していきます

進化した「REBOUND FRAME Mk II」

剛性の低いエリアと高いエリアを交互に配置し、反発力を向上しています。

きなたわみを生み出す「FLEX ZONE(剛性の低いエリア)」とパワーを逃さず、しっかりと受け止める「RIGID ZONE(剛性の高いエリア)」を交互に配置することで、反発性能が大きく向上し、驚異のボールスピードを実現。

フルチタン構造による効果

接合部がない「シームレス」構造により、高反発エリアが110%拡大しました。

フルチタン構造により接合部がない「シームレス」を実現

高慣性モーメントと低重心化により寛容性を実現

強度を維持しながらクラウン全体を薄肉化し、
生み出した余剰重量を最適配分することで、
高慣性モーメントと低重心設計を可能にし、寛容性を実現。

進化した反発性能

軽比重・高強度・高弾性チタン「Super-TIX® 51AF」を採用し、
インパクト時に大きなたわみを生み出す薄肉フェース。
従来モデルから中央部をさらに薄くすることでたわみが進化。

出典:ダンロップ公式HP

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」ドライバーのそれぞれの特徴

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」の3種類について特徴をご紹介します。

それぞれ以下のような特徴イメージのドライバーを用意しています。

・ZX5 Mk II…大きな飛距離と寛容性
・ZX5 Mk II LS…低スピンの強弾道
・ZX7 Mk II…大きな飛距離と操作性

標準モデル「ZX5 Mk II」、上級者向け低スピン「ZX5 Mk II LS」、コントロール性能「ZX7 Mk II」というようなイメージです。

では次からカタログスペックを比較してみます。

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」のカタログスペック

カタログコンセプトの比較

HPに掲載されている、それぞれのドライバーのコンセプトの違いを表すフレーズは以下の様になっています。

フルチタン構造だからこそ実現できた「REBOUND FRAME Mk II」がスリクソン史上最大のボールスピードを実現。

という共通のコンセプトを持ち以下のような特徴になっています。

「ZX5 Mk II」ドライバー

大きな飛距離と寛容性を兼ね備えたZX5 Mk II ドライバー。

寛容性と最大初速が特徴です。

「ZX5 Mk II LS」ドライバー

低スピンで大きく飛ばすZX5 Mk II LS ドライバー。

低スピン、強弾道モデルです。

「ZX7 Mk II」ドライバー

大きな飛距離と操作性を兼ね備えたZX7 Mk II ドライバー。

低スピン、強弾道モデルです。

こちらは「DUNLOP SELECT SHOP 限定」モデルです。

カタログスペックサマリー

カタログのスペックの主要項目は以下のようになっています。

 以下のシャフトのものを記載しています。

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」:Diamana ZX-II50(SR)
「ZX7 Mk II」:Diamana ZX-II60(SR)

項目  「ZX5 Mk II」ドライバー 「ZX5 Mk II LS」ドライバー 「ZX7 Mk II」ドライバー
ロフト角(°) 9.5,10.5 9.5,10.5 9.5,10.5
ライ角(°) 58.5 58.5 58.5
ヘッド体積(cc) 460 460 450
クラブ長さ(インチ) 45.25 45.25 45.25
クラブ重さ(g) 300 300 304.5
シャフト重さ(g) 47(SR) 47(SR) 53(SR)
シャフトトルク 5.9 5.9 4.2
シャフト調子 中調子 中調子 中調子
バランス D2 D2 D2

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」はカタログ上のスペックは同じです。

次から順番にカタログスペックなど詳しく見ていきます。

ロフト角

ロフト角は、「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」の各モデル9.5度、10.5度が用意されています。

各モデル調整機能があります。

ライ角

ライ角は、「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」の各モデル58.5度です。

これまで59度が各メーカー多かったですが、それに比べると少しフラットライトです。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

ヘッド体積

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」は460cc、「ZX7 Mk II」は440ccです。

「ZX7 Mk II」は上級者向けモデルであるため少し小さいです。

クラブの長さ

クラブの長さは、45.25インチで共通です。

他のドライバーと比較して少し長めの設定です。

クラブの重量

項目  「ZX5 Mk II」ドライバー 「ZX5 Mk II LS」ドライバー 「ZX7 Mk II」ドライバー
クラブ重さ(g) 300 300 304.5
シャフト重さ(g) 47(SR) 47(SR) 53(SR)

クラブの重さは、「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」は約300g、「ZX7 Mk II」は約304.5gです。

以下のシャフトで比較しています。

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」:Diamana ZX-II50(SR)
「ZX7 Mk II」Diamana ZX-II60(SR)

シャフトトルク

シャフトトルクは違いがあります。

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」は5.9、「ZX7 Mk II」4.2です。

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」は相対的に安定性が高く、「ZX7 Mk II」は操作性が高い設定です。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は中調子です。

タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。

中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。
先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」各モデルD2です。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」まとめ

スリクソン「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」ドライバーをご紹介しました。

前作から進化した「REBOUND FRAME Mk II」を中心とする各ドライバーの特徴は以下の通りです。

・ZX5 Mk II…大きな飛距離と寛容性
・ZX5 Mk II LS…低スピンの強弾道
・ZX7 Mk II…大きな飛距離と操作性

イメージとしては、「ZX5 Mk II」→「ZX5 Mk II LS」→「ZX7 Mk II」と上級モデルになっていきます。

スペックの数値としては「ZX5 Mk II」と「ZX5 Mk II LS」は同じです。

これは試打して、その違いを確かめてみる以外ありません。

ということで、試打してきましたのでよかったらこちらの記事をどうぞ。

「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」ドライバーの試打レビュー・感想

以上、スリクソン「ZX5 Mk II」「ZX5 Mk II LS」「ZX7 Mk II」ドライバーをご紹介しました。

ドライバー選びの参考となれば幸いです。

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