ミズノは、2023年3月10日にST-230シリーズ「ST-X 230ドライバー」と「ST-Z230ドライバー」をそれぞれ発売します。
特徴として、飛距離性能を追求しボール初速をアップさせる新機能「CORTECH CHAMBER(コアテック チャンバー)」を搭載しています。
今回も前作と同じく、ST-Xドライバーはドローバイアス、ST-Zドライバーは直進性が特徴のモデルとなっています。
ST-Z 230…直進性
ミズノ「ST-X 230」と「ST-Z 230」ドライバーの違いをやさしく簡単に解説
一方で、ミズノ「ST-X 220ドライバー」と「ST-Z 220ドライバー」は2022年3月11日発売です。
ST-Xドライバーはつかまり、ST-Zドライバーは直進性が特徴のモデルとなっています。
ミズノ「ST-X 220」と「ST-Z 220」ドライバーの違いをやさしく簡単に解説
高初速×低スピンのSTシリーズ、安定性が向上しました。
今回は、ドローバイアスモデルの「ST-X 220」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの2モデルを比較してみます。
クラブを購入される際に参考になれば幸いです。
「ST-X 230」の特徴をご紹介
「ST-X 230」ドライバーの主な特徴をご紹介します。
今回の主な特徴は以下の3つです。
・高初速素材 フォージドβチタン
・反発性能をより高めたコアテックフェース
ミズノ独自の新機能 「コアテックチャンバー」
反発力向上によりボール初速を加速させます。
「コアテックチャンバー」は、ウレタン樹脂と一体成型された鉄芯ステンレスによって、反発力を向上させたテクノロジーです。
ヘッドとボールの衝突によって、ウレタン樹脂と一体成型された鉄芯ステンレスが、飛球線方向への運動量を持ち、ボール初速を向上させることによって飛距離性能を追求しました。
高初速素材 フォージドβチタン
強度とたわみで高初速です。
フェース材には、一般的なチタン合金(6Al-4V)に比べ、約17%強度が高く、約8%たわみやすい特性を持つ「フォージドβチタン合金(2041Ti)」を使用。
反発性能をより高めた コアテックフェース
反発性能アップのテクノロジーです。
フォージドβチタンフェースの裏側には、広範囲でルール限界の高反発性能を発揮させる精密鍛造のニューコアテックフェースを採用。
フェース中心部を厚く、周辺部をさらに薄くすることにより、フェースのたわみを増幅させるミズノ独自のフェース肉厚設計です。
(出典:ミズノ公式HPより)
「ST-X 220」ドライバーの特徴をご紹介
「ST-X 220」ドライバーの主な特徴をご紹介します。
今回の特徴は以下の5つです。
・反発性能をより高めた コアテックフェース
・つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン
・ウエーブテクノロジーソール
・ハーモニックインパクトテクノロジー
高初速素材 フォージドβチタンを採用。
フェース素材は特殊なチタン合金です。
反発性能をより高めた コアテックフェース
反発性能アップのテクノロジーです。
つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン
「スイートエリアの拡大」と「ヘッドの返しやすさ」の両立です。
ウエーブテクノロジーソール&ハーモニックインパクトテクノロジー
「ウエーブテクノロジーソール」はたわみ量を増大させて初速をアップさせます。「ハーモニックインパクトテクノロジー」でウッドにも心地よい打球音・打感を追求しています。
(出典:ミズノ公式HPより)
「ST-X 230」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの比較
クラブのコンセプト
「ST-X 230」ドライバー
ST-X 230はX軸方向いわゆるヒール側にウエイトを付与しつつ、トウ側に多くカーボンを配置ことでヘッドを返しやすいドローバイアス設計
「ST-X 220」ドライバー
高初速×低スピンのSTシリーズ、
さらに安定性が向上しました。
「ST-X 230」ドライバーは、ボールがつかまりやすいドローバイアス設計です。
一方、「ST-X 220」ドライバーは、高初速と低スピンのコンセプトを受け継いでいます。
デザイン比較
ソール側のデザイン比較
まず「ST-X 230」ドライバーはこのようなデザインです。
青いパーツが新機能 「コアテックチャンバー」です。
前作よりもシャープなデザインの印象です。
そして、「ST-X 220」ドライバーはこのようなデザインです。
黒をベースに青のライン。ミズノらしいドライバーのデザインです。
上から見たヘッドの形状
まずは「ST-X 230」ドライバーから、
形とカラーは前作とよく言似ています。ST-Xのロゴが少し目立つようになりました。
そして「ST-X 220」ドライバーです。
黒を基調とした、スッキリしたデザインです。ミズノのマークがポイントです。
「ST-X 230」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーのスペックを比較
「ST-X 230」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーのスペックを比較してみましょう。
複数数値がある場合は、ロフト角「10.5」、シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。
項目 | 「ST-X 230」ドライバー | 「ST-X 220」ドライバー |
---|---|---|
ロフト角(°) | 10.5±2 | 10.5±2 |
ライ角(°) | 59 | 59 |
ヘッド体積(cc) | 460 | 460 |
クラブ長さ(インチ) | 45.5 | 45.5 |
クラブ重さ(g) | 298(SR) | 298(SR) |
シャフト重さ(g) | 53(SR) | 53(SR) |
シャフトトルク | 5.4 | 5.4 |
シャフト調子 | 中調子 | 中調子 |
バランス | D3 | D3 |
ロフト角
ロフト角は、「ST-X 230」ドライバーは10.5度、「ST-X 220」ドライバーも10.5度が用意されています。
両者とも調整機能があります。
ライ角
ライ角は同じです。
「ST-X 230」ドライバーは59度です。「ST-X 220」ドライバーも59度です。
クラブの重さ
クラブの重量は「ST-X 230」ドライバーは298g、「ST-X 220」ドライバーは298gです。
クラブ重量は同じです。
シャフトの重量は「ST-X 230」ドライバーが53g、「ST-X 220」ドライバーも53gで同じです。
シャフトは以下のもので比較しています。
ミズノ「ST-X 230」ドライバー:TOUR AD GM D(SR)
ミズノ「ST-X 220」ドライバー:TOUR AD GM D(SR)
シャフトトルク
シャフトトルクは同じです。
「ST-X 230」ドライバーは5.4、「ST-X 220」ドライバーは5.4となっています。
シャフト調子
シャフト調子は「ST-X 230」ドライバーは中調子、「ST-X 220」ドライバーも中調子となっています。
タメも作りやすく、ヘッドもある程度走る万人向けのセッティングといえます。
バランス
バランスは同じです。
「ST-X 230」ドライバーはD3、「ST-X 220」ドライバーはD3となっています。
まとめ ~「ST-X 230」ドライバーと「ST-X 220」ドライバー~
「ST-X 230」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの違いをまとめてみました。
私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。
・「ST-X 230」ドライバーは、新機能「CORTECH CHAMBER(コアテック チャンバー)」を搭載し、飛距離性能を追求しボール初速をアップ。
・「ST-X 220」ドライバーは「フォージドβチタン」、「コアテックフェース」、「スクエアストライクデザイン」などのテクノロジーを採用し、初速アップと安定性を向上。
・ライ角は「ST-X 230」ドライバーは59度でフック軌道になりやすい、「ST-X 220」ドライバーも59度で同じ。
・クラブの総重量は同じ。シャフト重量は同じ。
・シャフトトルクは「ST-X 230」ドライバーは5.4、「ST-X 220」ドライバーも5.4で同じ。
・バランスは「ST-X 230」ドライバーはD3、「ST-X 220」ドライバーもD3で同じ。
以上のような特徴です。
以上、「ST-X 230」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの違いをまとめてみました。
スペック上の数値は同じです。220を使ってる方はすんなり移行できるとも言えそうです。新機能コアテック チャンバーに期待です。
ミズノ「ST-X 230」と「ST-Z 230」ドライバーの違いをやさしく簡単に解説
ここまでお読みいただきありがとうございました。