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2019年12月7日に「ゼクシオ11(イレブン)ドライバー」が発売されました。

ゼクシオ11ドライバーは、「より振りやすく、インパクトが決まる」との触れ込みです。

今回は、ゼクシオ11はゼクシオ10からどう進化したのかをご紹介します。

このゼクシオ11ドライバーには、実は3つの新技術が投入されています。これを知らずしてゼクシオイレブンを語ることなかれです。

現在ゼクシオシリーズを使っている方、これから使ってみようかなと検討している方、ゼクシオってどんなクラブと興味のある方、ぜひ参考になれば幸いです。

ちなみにゼクシオイレブンと同時に兄弟クラブの「ゼクシオエックス」がリリースされています。

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ゼクシオ11ドライバーと10ドライバーのデザイン比較

ソールのデザイン

まずゼクシオ10ドライバーはこのようなデザインでした。

出典:https://www.amazon.co.jp/

2018年に発売の10代目ゼクシオ10です。もう2年も経ちました。見慣れたデザインですね。

そして、これがゼクシオ11ドライバーです。

出典:https://www.amazon.co.jp/

11代目からゼクシオのロゴのデザインも変わりましたね。

ソールのデザインは少しシャープな印象です。

次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。

上から見たヘッドの形状

まずはゼクシオ10から、

出典:https://www.amazon.co.jp/

そしてゼクシオ11です。

出典:https://www.amazon.co.jp/

若干ゼクシオ11の方がちょっとスッキリしたでしょうか。

画像からでは、あまり違いはわからないですね。

ゼクシオ11と10ドライバーのスペックを比較

ゼクシオ11とゼクシオ10ドライバーのスペックを比較してみましょう。

項目  ゼクシオ 11 ゼクシオ 10
ロフト角(°) 9.5,10.5,11.5 8.5,9.5,10.5,11.5
ライ角(°) 59 59
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.75 45.75
クラブヘッド重量(g)R 196 194
クラブ重さ(g)R 280 270

変わらなかった部分

ライ角、ヘッド体積460㏄、クラブの長さには変化はないようです。

変わった部分

・ロフト角

8.5が廃止になりました。需要がなかったのでしょうか。9.5~11.5のラインナップで十分との考えなのかもしれません。

・クラブ重量の増加

ヘッド重量が2g増加。トータルでクラブ重量も10g増加し280gとなりました。

この280gへの増加は、例えば2020年2月7日発売のMAVRIK ドライバー(R)の重量は296gですから、10g重くなったと言えど、軽量のクラブであることには変わりはないです。

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実はこの重量の変化には大きな理由があります。

次にご紹介する新技術「ウェイトプラステクノロジー」が採用されたためです。

新技術1「ウェイト・プラス・テクノロジー」

開発者は、この「ウェイト・プラス・テクノロジー」を「今回の核となる技術」と言っています。

この新技術の内容は、本当に簡単に言えば、重量配分を手元側、つまりグリップ側に寄せるというものです。

ドライバーの改良というとヘッドに注目しがちですが、グリップ側を改良するとは斬新ですね。

重さに関しても手元側への重量配分により増加を感じさせない仕組みです。

また、ゼクシオ10までは、クラブの軽量化によりインパクトエネルギーの低下を指摘する意見もありました。そのため今回、少し重量を重くして戻したと言えます。

以下公式HPより引用です(以下同じ)。

引用元:https://sports.dunlop.co.jp/golf/updates/detail/20191002165305.html

新開発「ウエイト・プラス・テクノロジー」。シャフトの手元側を軽量化しつつ、グリップエンドに新開発「シリコンラバーブッシュ」(青:XXIO ELEVEN、黒:XXIO -eks-)を搭載。これにより少ない力でヘッドを支えることができ、トップが安定する。

『ゼクシオイレブン』『同エックス』に採用された、「ウェイトプラステクノロジー」。

出典:https://sports.dunlop.co.jp/golf/updates/detail/20191002165305.html

新技術2「新フラットカップフェース」

出典:https://sports.dunlop.co.jp/golf/xxio/technology/11/

今回のゼクシオ11ドライバーでは、新技術「新フラットカップフェース」が採用されています。

以下公式HPより引用です。

それまで真ん中を厚く、外側を薄くしていたフェースの肉厚を、思い切って発想を変えて、真ん中をこれまでより薄くして、そのエリアを広くしました。たとえるなら、今までの富士山のような形状から、エアーズロックのようななだらかな形状に変えたのです。チタンのカップフェースは全体の反発性能を上げるのに有利で、しかもチタンは軽いので重心設計にも効いてきます。そのフェースを、今回さらにフラットにして反発エリアとCTとが最も高くなる部分を一致させたることができた。これは派手ではないものの、すごい技術なんです(笑)

次にご紹介する「STAR FRAME構造」との相乗効果により、スイートエリアが72%拡大しているとのことです。

新技術3「STAR FRAME構造」

出典:https://sports.dunlop.co.jp/golf/xxio/technology/11/

ゼクシオ11ドライバーでは、新技術「STAR FRAME構造」が採用されています。

独自の強化構造により素材の薄肉化に成功し、ソールの広域をわずか0.45mm(従来比20%薄肉化)した設計です。生み出された余剰重量はウェイトに配分されており、深重心設計となっています。

以下公式HPより引用です。

スターフレーム構造によって広い反発エリアを確保するとともに、新フラットカップフェースでフェースセンターの反発性能を上げる。それにより、イレブンではボール初速が上がりやすくなり、飛距離アップを実現している。

ゼクシオ11の進化まとめ

さて、ゼクシオ11の進化をご紹介しましたが、まとめると以下の通りになります。

・クラブのソールデザインとロゴが変わりました。

・近年の軽量化傾向から巻き戻しを図り、10g重くなりました。

・ウェイト・プラス・テクノロジーを採用し、手元に重心を寄せてスイングの安定感を高めました。

・「新フラットカップフェース」によりフェースを改良し、「STAR FRAME構造」によりソールを薄くしてスイートエリアを従来比72%の拡大に成功しました。

これらの最新技術の投入により、「より振りやすく、インパクトが決まる」ドライバーとして仕上がったのが、「ゼクシオ11ドライバー」です。

確実な進化を感じます。

是非、手にしてみてラウンドでその進化を確かめてみたいものですね。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

クラブ選びのご参考となれば幸いです。

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