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【ドライバー編】オノフ2023年「KURO(クロ)」と2021年「KURO(クロ)」の違いを比較解説【新旧オノフ黒ドライバー】

ゴルフクラブ・ギア

グローブライド株式会社は、新しい「オノフ KURO」シリーズを2023年9月9日に発売しました。

オノフの中では、KUROシリーズはアスリートモデルとなります。

今作の新しい「オノフ KURO」の特徴は「重力主義」。インパクト時の衝突エネルギー効率を高め、ボールスピードをアップする重ヘッド設計。

一方で、前作「KURO」シリーズは2021年9月4日発売です。

前作「KURO」最大の特徴は、「重ヘッド」×「クロス バランス テクノロジー」が生み出す最速ボールスピードで飛距離アップを可能とします。

今回は、2023年発売のオノフ「KURO(クロ)」と2021年発売の「KURO(クロ)」を比較してみたいと思います。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

2023年「KURO」と2021年「KURO」ドライバーの特徴をご紹介

オノフ2023年「KURO」の売りとなる特徴とは

2023年「KURO」の主な特徴をご紹介します。

今回の2023年「KURO」ドライバーの大きな特徴は以下の2つです。

・クロス バランス テクノロジー
・飛びを進化させるKURO専用のパワートレンチ
・独自のフェース構造で飛ばせる
・KURO専用の最適重心設計

クロス バランス テクノロジー

ヘッドとグリップ共通のウエイトスクリューを専用レンチで、交換することでヘッド重量だけでなく、グリップ側重量も調整できる独自のクロス バランス テクノロジー。バランスを簡単にカスタムできる今までにない調整システム。別売のウエイトスクリューでよりそれぞれのゴルファーに最適なパフォーマンスをもたらすカスタムが可能となりました。

飛びを進化させるKURO専用のパワートレンチ

たわみの反発によって飛距離をアップさせます。

「更なる飛び」を追求するために開発された進化したパワートレンチ。
トゥ側に三重のトレンチを配置して反発力が増すことで、打点ブレの飛距離ロスを軽減

たわみ、復元することでボールを押し出し、更なる飛距離アップと、フェース全域を高初速エリアに変え、オフセンターヒットによる飛距離ロスを低減することで、今まで以上の飛びとやさしさを実現するパワートレンチ。トゥ・ヒールでのミスヒットでも飛距離ロスを軽減するためにトレンチを3本にして反発力をアップ。

独自のフェース構造で飛ばせる

打点がブレても飛距離ロスの少ないフェース。

独自のフェース肉厚設計で、反発性能をアップさせただけでなく、反発領域を拡げ、パワートレンチとの相乗効果で打点ブレでも飛距離のロスが少ない、より安定しff大きな飛距離をもたらします。

KURO専用の最適重心設計

ほどよいつかまりとやさしさの重心設計です。

最適重心設計(グラビティコントロール)で、ストレート弾道を生み出す重心設計を実現。つかまりすぎず、ほどよいつかまりで、やさしさも感じられる、強いボールで飛ばせる、ドライバーを実現しました。

(出典:オノフ公式HPより)

オノフ2021年「KURO」の売りとなる特徴とは

次に2021年「KURO」の主な特徴をご紹介します。

大きな特徴は以下の2つです。

・ボールスピードを追求した重ヘッド
・クロスバランステクノロジー

ボールスピードを追求した重ヘッド

重いヘッドとクロスバランステクノロジーの組み合わせで、振りにくさを軽減し、ヘッドスピードをアップを実現します。

インパクト時の衝突エネルギー効率を高め、ボールスピードをアップする重ヘッド設計を採用。さらに、スイングバランスを調整できる独自のクロスバランステクノロジーで、重ヘッドにありがちな振りにくさを軽減。振りやすさを最適化したクラブでヘッドスピードもアップ。飛ばすための2つのスピードアップが生み出す、最速ボールスピードで新次元の飛距離性能を実現しました。

オノフ「KURO」ドライバーの「クロスバランステクノロジー」

オノフ「KURO」にも「クロスバランステクノロジー」が搭載されています。

ヘッドとグリップエンドに3つ交換式ウェイトが搭載されており、ウェイトが共用でき、それぞれのウェイトを付け替えることができる構造になっているものです。

「AKA」よりも使用するウエイトが重く、初期設定で「AKA」が計11gに対し「KURO」は計19gとなっています。

(出典:オノフ公式HPより)

2023年「KURO」ドライバーと2021年「KURO」ドライバーの比較

クラブのコンセプト

2023年「KURO」ドライバーと2021年「KURO」ドライバーは以下のようなコンセプトとなっています。

オノフ2023年「KURO」ドライバー

重さを操る!重力主義。

オノフ2021年「KURO」ドライバー

重量初速重視主義。飛びを極め、振りやすさを究めたKURO。

2023年「KURO」ドライバーはウェイトによるカスタマイズ性、2021年「KURO」ドライバーは初速ボールスピードを特徴しています。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

まず2023年「KURO」ドライバーはこのようなデザインです。

黒を基調として、ロゴ部分の光沢のあるデザインです。

そして、次にオノフ2021年「KURO」ドライバーです。

黒をベースに黄色がポイントのデザインです。

次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。

上から見たヘッドの形状

まずは2023年「KURO」ドライバーから、

シンプルなデザイン。2021年「KURO」ととてもよく似いています。

そしてオノフ2021年「KURO」ドライバーです。

こちらは真っ黒です。クラシックな雰囲気があります。

2023年「KURO」ドライバーと2021年「KURO」ドライバーのスペックを比較

次に2023年「KURO」ドライバーと「KURO」ドライバーのスペックを比較してみます。

シャフトは以下のシャフト、ロフト角「10.5」もの同士で比較します

オノフ2023年「KURO」:622D(S)

オノフ2021年「KURO」:622D(S)

項目  2023年「KURO」ドライバー 2021年「KURO」ドライバー
ロフト角(°) 9.5,10.5 9.5,10.5
ライ角(°) 57 57
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.5 45.5
クラブ重さ(g) 304(S) 302(S)
シャフト重さ(g) 49(S) 49(S)
シャフトトルク 4.2  4.2
シャフト調子  中調子  中調子
バランス  D1  D1

ロフト角

ロフト角は、2023年「KURO」ドライバーは9.5度と10.5度、2021年「KURO」ドライバーも9.5度と10.5度が用意されています。

両者ともライ角、ロフト角、フェース角の調整ができます。

ライ角

ライ角は同じです。

2023年「KURO」ドライバー、2021年「KURO」ドライバーともに57度です。

傾向としてはフラットライトで、スライス軌道になりやすいということが言えます。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は2023年「KURO」ドライバーは304g、2021年「KURO」ドライバーは302gです。

2023年「KURO」の方が2g重いです。

シャフトの重量は、2023年「KURO」ドライバーは49g、2021年「KURO」ドライバーも49gとなっています。

シャフトは以下のもので比較しています。

オノフ2023年「KURO」:622D(S)

オノフ2021年「KURO」:622D(S)

フレックス(S)の設定のみです。

シャフトトルク

シャフトトルクは同じです。

2023年「KURO」ドライバーは4.2、2021年「KURO」ドライバーも4.2となっています。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は2023年「KURO」ドライバー2021年「KURO」ドライバーともに中調子となっています。

中調子は、タメが作りやすくヘッドもある程度走るという万人向けのセッティングです。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは2023年「KURO」ドライバー、2021年「KURO」ドライバーともにD1です。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。一般的にヘッドが重い方が飛距離が出るが振り切りにくい。

まとめ ~2023年「KURO」ドライバーと2021年「KURO」ドライバー~

2023年「KURO」ドライバーと2021年「KURO」ドライバーの違いをまとめてみます。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・2023年「KURO」ドライバーの特徴は「重力主義」。インパクト時の衝突エネルギー効率を高め、ボールスピードをアップする重ヘッド設計。

・2021年「KURO」ドライバーは「重ヘッド」×「クロス バランス テクノロジー」が生み出す最速ボールスピードで飛距離アップ

ライ角は、2023年「KURO」、2021年「KURO」ドライバーともに57度で、フラットライト傾向、スライス軌道になりやすいセッティング。

・クラブの重量は2023年「KURO」ドライバーの方が2g重い。シャフト重量は49gで同じ。

シャフトトルクは2023年「KURO」ドライバー、オノフ2021年「KURO」ドライバーともに4.2で同じ。

以上のような特徴です。

カタログスペック上は同じ部分が多いですが、2023年発売の「KURO」ドライバーは「重力主義」ということで、少し重くなりました。

以上、2023年「KURO」ドライバーと2021年「KURO」ドライバーの違いをまとめてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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