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【ウエッジ編】タイトリスト「ボーケイフォージド」ウェッジの4種類を比較解説【F・K・Ⅿ・Bの選び方】

ウェッジ

今回の記事は、タイトリスト「ボーケイフォージド」 ウェッジ(2023年モデル)を紹介します

発売日は2023年4月14日です

マスタークラフトマン ボブ・ボーケイが長年の経験と感性を注ぎ込み完成させた日本専用のプレミアム鍛造モデル

美しい曲線で描かれた伝統的でシャープなフェースプロファイル、タイトリスト独自のCO-FORGING製法とマルチマテリアル構造の融合。

プレーヤーの感性を満たします。

「ボーケイフォージド」ウエッジは、ソールグラインドの形状が違う4タイプ(F・K・Ⅿ・B)をラインナップしています。

Fグラインド あらゆるスイングタイプ、ライコンディションに対応
Kグラインド ソバンカーやラフからの脱出などに
Mグラインド フェースを開くプレーヤー向け
Bグラインド 多彩なショットを繰り出すプレーヤー向け

今回は「ボーケイフォージド」ウェッジF・K・Ⅿ・Bの違いを比較をします。

クラブ選びの際に参考になれば幸いです。

「ボーケイフォージド」ウェッジのコンセプト

「ボーケイフォージド」ウェッジは以下のようなコンセプトとなっています。

モダンクラシックの頂点に
FORGING AHEAD.
ウェッジを作るだけなら、誰にでもできる。しかし、究極ともいえる素材や技術を惜しみなく使い、感性に訴えるフォージドウェッジを生み出せるのは、“マスタークラフトマン”だけである。ボブ・ボーケイの、終わりなきベストゲームへの探求心。その成果を「ボーケイフォージド」の名に込めて。

前モデルは2021年4月23日発売。2年でのモデルチェンジ。

完成度に更に磨きをかけました。

「ボーケイフォージド」ウェッジの特徴

「ボーケイフォージド」ウェッジの売りとなるテクノロジーを見ていきましょう。

自信を与えるこだわりのプロファイル

美しいヘッドのデザインです。

美しい曲線で描かれた伝統的でシャープなヘッドプロファイル。46°~52°までのロフト角では、スクエアに構えやすいようリーディングエッジをストレートに設計。54°~60°のロフト角では丸みを帯びたリーディングエッジにすることで、フェースを開いたアプローチでも違和感なく構えられるようにし、プレーヤーに自信を与えます。

独自のCO-FORGING製法で重心バランスを最適化

重心バランスを最適化しています。

独自のCO-FORGING製法で重心バランスを最適化
タイトリスト独自のCO-FORGING(コーフォージング/複合素材同時鍛造)製法と革新的なマルチマテリアル構造によって、精密な重心設計を実現。ピュアな打感とともに、スッキリとしたバックフェースがシャープなアドレスを可能にします。

ロフト角ごとに最適化した重心設計

ロフト角・バウンス・グラインドごとに重心を最適化しています。

ロフト角ごとに最適化した重心設計
ロフト角・バウンス・グラインドごとに重心を最適化。フォワードCG(浅重心設計)をすべてのロフトに採用すると共に、ロフトが寝るにつれて重心位置を高くするプログレッシブCG設計によって、スクエアインパクトとショットの安定性を実現します。

卓越したスピンコントロール性能を生む溝設計

最高レベルのスピンを生む溝です。

最高レベルのバックスピンパフォーマンスを発揮する、平滑なフェース面と精密加工された最新のグルーブを採用。LOWロフト(46°~54°)は狭く深い溝、HIGHロフト(56°~60°)は広く浅い溝形状を採用することで、全てのショットで卓越したスピンコントロール性能を発揮します。

パフォーマンスを引き出す2つのストックシャフト

シャフトは、軽めの「BV105」と重め「Dynamic Gold」の2種類です。

パフォーマンスを引き出す2つのストックシャフト
ボブ・ボーケイが検証を重ねてデザインした、ボーケイウェッジ専用の軽量シャフト「BV105」と、ウェッジのスチールシャフトとして人気の高い「Dynamic Gold」をストックシャフトとして展開。どちらも、ボーケイフォージドのスコアリングパフォーマンスを最大限に引き出します。

(出典:タイトリスト公式HPより)

「ボーケイフォージド」ウェッジのデザイン

「ボーケイフォージド」ウェッジはこのようなデザインです。

出典:タイトリスト公式HP

ボーケイフォージドウェッジは無駄のない美しいデザインです。

「ボーケイフォージド」ウェッジのタイプ別のスペックを比較

「ボーケイフォージド」ウェッジの6タイプを比較してみましょう。

4タイプのラインナップ

「ボーケイフォージド」ウェッジはF・K・M・Bの4タイプのGRINDがラインナップされています。

タイプ 特徴
Fグラインド あらゆるスイングタイプ、ライコンディションに対応
Kグラインド ソバンカーやラフからの脱出などに
Mグラインド フェースを開くプレーヤー向け
Bグラインド 多彩なショットを繰り出すプレーヤー向け

それぞれの用途に合わせてグラインドが用意されています。バウンス効果のやさしさを求めるなら「F」、フェースを開いて球を操作するなら「M」という選び方もできそうです。

バウンスとは、ヘッドの下のソール部分の膨らみことです。
バウンス角は、シャフトを水平にした時にリーディングエッジからソールの膨らみ部分がどのくらい出ているかを表しています(下図参照)。

一般的に、バウンス角12度以上をハイバウンス、8度以下をローバウンスと言ったりします。
ハイバウンスは、出っ張っているので、ヘッドが少し手前から入ってもソールが滑ってくれます。また、クラブがボールの下を潜ってボールが飛ばなくなるというミスが起こりにくいです。
ローバウンスは、ソールが滑り度合いは弱くなりますが、ボールが沈んでる場合など、ボールに直接を打つ必要がある時に適しています。

次から詳しくスペックを比較していきます。

ロフト角とバウンス角

まずはウェッジにおいて注目されるロフト角とバウンス角のラインナップをまとめてみます。

ラインナップのサマリー

グラインド F K M B
ロフト角(°) 46,48 56,58 50~58 58,60
バウンス角(°) 10 12 10 6

細かいラインナップは以下のとおりです。

各グラインドの数値はバウンス角です。

ロフト角(°) F K M B
46 10
48 10
50 10
52 10
54 10
56 12 10
58 12 10 6
60 6

「F」と「M」はバウンス角10度で幅広いロフト角をカバー。

「K」は12度、「B」は6度で、両者ともロフト角が大きめ。

では次に、スペック表で比較してみます。

スペック表

スペックを比較してみたいと思います。

シャフトについては、以下2種類あります。

・「Dynamic Gold(フレックスS)」129g

・「BV105 」110g

グラインドタイプ別のスペックは以下のとおりです。

Fグラインド

モデル ロフト角 実効バウンス角 クラブ長さ
46.10 46° 10° 35.75
48.10 48° 10° 35.75

Kグラインド

モデル ロフト角 実効バウンス角 クラブ長さ
56.12 56° 12° 35.25
58.12 58° 12° 35.00

Mグラインド

モデル ロフト角 実効バウンス角 クラブ長さ
50.10 50° 10° 35.50
52.10 52° 10° 35.50
54.10 54° 10° 35.25
56.10 56° 10° 35.25
58.10 58° 10° 35.00

Bグラインド

モデル ロフト角 実効バウンス角 クラブ長さ
58.06 58° 35.00
60.06 60° 35.00

※標準のライ角はすべてのモデルで64°

出典:タイトリスト公式HP

バウンス角

傾向として「K」12度でハイバウンス、「B」は6度でローバウンスです。

「F」と「M」は10度です。

ライ角

ライ角は64度で4タイプ共通です。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量はロフト角54度、56度で約453gです。

BV105

46°~48°:441g
50°~52°:445g
54°~56°:450g
58°~60°:454g

Dynamic Gold

46°~48°:460g
50°~52°:464g
54°~56°:469g
58°~60°:472g

シャフト調子

BV105シャフトは中調子です。

タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

Dynamic Goldシャフトは元調子です。

ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめです。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。

元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。

中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

フェースプログレッション

フェースプログレッションは、掲載はありませんでした。

フェースプログレッションとは、ストレートネックとかグースネックという表現もされたりします。ストレートネックはフェースプログレッションが大きく、グースネックになるとフェースプログレッションは小さくなります。一般的にフェースプログレッションが大きいとボールが上がりやすくコントロールしやすい反面ボールがつかまり難い。小さいとその逆となります。

バランス

バランスは以下の通りです。

Dynamic Goldの方がヘッドを重く感じる設定です。

BV105

46°~52°:D0.0
54°~60°:D1.0

Dynamic Gold

46°~52°:D2.0
54°~60°:D3.0

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします

まとめ ~「ボーケイフォージド」ウェッジ~

今回は、タイトリスト「ボーケイフォージド」ウェッジの4タイプを比較してみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・タイトリスト「ボーケイフォージド」ウェッジはF・K・Ⅿ・Bの4タイプのグラインドを用意。

・ロフトラインアップは、46度から60度まで、2度刻みの計9種類。グラインドは、4度から14度まで用意

・ライ角は64度で共通。

・ロフトラインアップは、46度から62度まで、2度刻み8段階。

・グラインドは、6度、10、12度の3種類

以上のような特徴ですが、実際に打ってみて自分に合っているかどうか、クラブを気に入るかどうかということが最も大切ですね。

以上、「ボーケイフォージド」ウェッジについてまとめてみました。

マスタークラフトマン ボブ・ボーケイが長年の経験と感性を注ぎ込み完成させた、日本専用のプレミアム鍛造モデル。

ぜひウェッジの選択肢としていかがでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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