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【ドライバー編】「G430 MAX 10K」と「G430 MAX」の違いを比較解説【新旧ピン】

ゴルフクラブ・ギア

PING「G430シリーズ」の追加モデル「G430 MAX 10K ドライバー」が2024年2月8日に発売されます。

軽量のG430 MAX 10K HL ドライバーも同時発売となります。

慣性モーメント10000超えを実現。マン振りしても曲がらず飛ぶクラブ『マントビ(10K飛)』がキーワード。

「G430 MAXドライバー」と比較すると、「G430 MAX 10K ドライバー」は重心はより深く、低スピン量で思い切り振って気持ちよく飛ばせます。

一方、先行のピン「G430」ドライバーは2022年11月11日発売です。

マットブラックのソールにアクセントカラーのライムが映えるデザイン。『激飛。快音。』のキャッチコピーが示す通り、飛距離性能と打感・打球音の向上を追求しています。

前作の「G425」(2020年モデル)の後継で、前作同様「MAX」「SFT」「LST」の3タイプです。

・MAX…直進性と最大初速の”激飛MAX”
・SFT…ドロー設計、つかまるヘッド、弾道調整機能
・LST…強弾道&低スピン

「G430」ドライバーをやさしく簡単に解説【MAX、SFT、LSTの違いとは?】

今回は、標準的モデルの「G430 MAX 10K」ドライバーと「G430 MAX」ドライバーの2モデルを比較してみます。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「G430 MAX 10K」ドライバーの特徴をご紹介

「G430 MAX 10K」ドライバーの主な特徴をご紹介します。

今回の特徴は以下の5つです。

・カーボン・フライ・ラップテクノロジー
・新ヘッド設計
・究極の重量周辺配分
・ロフト/ライ角調整機能で、理想の弾道へ
・スピンシステンシー・テクノロジー

カーボン・フライ・ラップテクノロジー

慣性モーメント10Kを生み出すテクノロジーです。

8層のカーボンをクラウン部分に採用し、軽量化に成功。ミスに強い低重心設計により、理想の高さでブレずに狙える。

新ヘッド設計

ヘッドも「G430 MAX」対比で進化しています。

進化したフェース構造
フェースの厚さ (G430MAX比) [中心部]約4%薄い [周辺部]約7%
薄いさらに極薄となったフェースでより深い重心設計に

超大型ヘッド
ヘッドの投影面積が拡大した460ccヘッドで、深低重心設計を実現。マン振りしてもブレずに思いきり飛ばせる。

究極の重量周辺配分

深低重心でブレを抑えます。

深低重心より低い重心により打点のブレを抑え、高弾道を打てる

ロフト/ライ角調整機能で、理想の弾道へ

カチャカチャ搭載です。

ロフトは±1度、±1.5度、ライ角はスタンダード/フラットの調整が可能。打ち出し条件を最適にすることで、最大飛距離へと導く。

スピンシステンシー・テクノロジー

適性なスピン量を実現します。

上下の打点ブレ時にも最適なスピン量と打ち出し高さを実現。

(出典:PING公式HP)

「G430 MAX」ドライバーの特徴をご紹介

超極薄の反発フェース

反発力を向上しています。前作比で、中心部6%、周辺部9%薄くなりました。

超極薄の反発フェースで最大初速
進化した3つのヘッドで”激飛”

新バルジ&ロール設計

ミスヒットに強い設計です。

ミスヒット時でも、最大のキャリー&飛距離を生む
上下の打点ブレ時の飛距離ロスを抑える効果。
フェース上下のロフトを各モデル毎に最適化

快音を生み出す新サウンドリブ搭載

快音テクノロジーです。

クラウンからソールまでの形状を改良。ヘッド内部の最も振動が発生する箇所にリブを配置し、打点がブレても快音を生み出すヘッドへと進化。

各ヘッド毎に異なる新クラウンデザイン

ヘッドデザインを改良しました。

視覚的にヘッドがシャープに見えるマットブラックデザイン。

8ポジションのロフト/ライ角 調整機能で、理想の弾道へ

ロフト/ライ角の調整機能(カチャカチャ)です。

ロフトは±1度、±1.5度、ライ角はスタンダード/フラットの調整が可能。打ち出し条件を最適にすることで、最大飛距離へと導く。

激飛を実現する新設計のPING純正(標準)シャフト

シャフトラインナップも豊富です。

さらに多くのゴルファーの最大飛距離を実現するため、新スペックで設計された3種類のシャフトラインナップ。

(出典:PING公式HP)

「G430 MAX 10K」ドライバーと「G430 MAX」ドライバーの比較

クラブのコンセプト

「G430 MAX 10K」ドライバー(シリーズ共通)

さらなる飛びの実現へ PING史上最大MOIを更新

「G430 MAX」ドライバー

高MOI*で飛距離アップ。
最大初速でMAXブレない。

「G430 MAX 10K」ドライバーは、PING史上最大の慣性モーメントです。

一方、「G430 MAX」ドライバーは高初速とブレないことを特徴としています。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

まず「G430 MAX 10K」ドライバーはこのようなデザインです。

「G430 MAX」ドライバーと似ています。

よく比べてみると細部が違います。

そして、「G430 MAX」ドライバーはこのようなデザインです。

蛍光色の黄色がポイントです。前作から比べて少しスッキリした印象です。

上から見たヘッドの形状

まずは「G430 MAX 10K」ドライバーです。

「G430 MAX」ドライバーと非常によく似たデザインです。

そして「G430 MAX」ドライバーです。

形は前作とよく言似ています。コンセプトカラーの黄色を入れています。

「G430 MAX 10K」ドライバーと「G430 MAX」ドライバーのスペックを比較

「G430 MAX 10K」ドライバーと「G430 MAX」ドライバーのスペックを比較してみましょう。

複数数値がある場合は、ロフト角「10.5」、シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。

カタログ数値上は同じです。

項目  「G430 MAX 10K」ドライバー 「G430 MAX」ドライバー
ロフト角(°) 9.0,10.5,12.0 9.0,10.5,12.0
ライ角(°) 59.5 59.5
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.75 45.75
クラブ重さ(g) 302(SR) 302(SR)
シャフト重さ(g) 53(SR) 53(SR)
シャフトトルク 5.2 5.2
シャフト調子 中調子 先中調子
バランス D2 D2

ロフト角

ロフト角は、「G430 MAX 10K」ドライバーは9.0度、10.5度、12.0度、「G430 MAX」ライバーも9.0度、10.5度、12.0度が用意されています。

両方とも調整機能があります。

ライ角

ライ角は同じです。

「G430 MAX 10K」ドライバーは59.5度です。

「G430 MAX」ドライバーも59.5度です。

他社のドライバーとの比較でややアップライトでフック軌道になりやすい設定です。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「G430 MAX 10K」ドライバーは302g、「G430 MAX」ドライバーも302gです。

クラブ重量は同じです。重さは他社比較で標準的なドライバーです。

シャフトの重量は「G430 MAX 10K」ドライバーが55g、「G430 MAX」ドライバーは53gで「G430 MAX 10K」ドライバーの方が2g重いです。

シャフトは以下のもので比較しています。

PING「G430 MAX 10K」ドライバー:TALTA J CB BLACK(SR)

PING「G430 MAX」ドライバー:ALTA J CB BLACK(SR)

シャフトトルク

シャフトトルクは同じです。

「G430 MAX 10K」ドライバーは5.2、「G430 MAX」ドライバーは5.2となっています。

両者ともやや安定性高めです。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「G430 MAX 10K」ドライバー中調子、「G430 MAX」ドライバー中調子となっています。

「G430 MAX 10K」ドライバーは、タメも作りやすく、ヘッドもある程度走る万人向けのセッティングといえます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスも同じです。

「G430 MAX 10K」ドライバーはD2、「G430 MAX」ドライバーはD2です。

両者ともややヘッドを軽く感じる設定です。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

まとめ ~「G430 MAX 10K」ドライバーと「G430 MAX」ドライバー~

「G430 MAX 10K」ドライバーと「G430 MAX」ドライバーの違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・「G430 MAX 10K」ドライバーは、慣性モーメント10000超えを実現。マン振りしても曲がらず飛ぶ『マントビ(10K飛)』。重心はより深く、低スピン量で思い切り振って気持ちよく飛ばせる。

・「G430 MAX」ドライバーは、独自の「フォージドフェース」は前作比で中心部が約6%、周辺部は約9%薄くなったことで反発力が向上し、ボール初速を最大化することに成功。また新設計フェースは上下のミスヒットに強く、安定したスピン性能で飛距離ロスを防ぐ。

ライ角は「G430 MAX 10K」ドライバーは59.5度、「G430 MAX」ドライバーは59.5度で同じ。ややアップライトでフック軌道になりやすい。

・クラブの総重量は302g同じ。シャフト重量も53gで同じ。標準的な重さ。

・シャフトトルクは「G430 MAX 10K」ドライバーは5.2、「G430 MAX」ドライバーも5.2で同じ。やや安定性高め。

・バランスは「G430 MAX 10K」ドライバーはD2、「G430 MAX」ドライバーはD2で同じ。ややヘッドを軽く感じる設定。

以上のような特徴です。

カタログスペックは両者とも同じ数値ですが、「G430 MAX 10K」には高慣性モーメントのテクノロジーが組み込まれています。

以上、「G430 MAX 10K」ドライバーと「G430 MAX」ドライバーの違いをまとめてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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