本サイトのコンテンツには広告及び商品プロモーションが含まれています。

【ドライバー編】コブラ「ダークスピードX」と「エアロジェット」の違いを比較解説【新旧COBRA Golf】

ゴルフクラブ・ギア

プーマジャパンはコブラゴルフの2024年最新モデルドライバー「DARKSPEED」(ダークスピード)3モデルを2024年3月9日に発売すると発表しました。

「DARKSPEED」(ダークスピード)シリーズは、今までにないスピードと前作のテクノロジーをよりアップデート。

ウェイトポジションを変えることで、イメージする弾道を実現。パフォーマンス向上を求めるゴルファーに次のレベルのスピードと飛距離を提供する。

ヘッドのラインナップは以下の3種類です

ダークスピードX 高い飛距離性能と寛容性の標準モデル
ダークスピードMAX COBRA史上最大級の慣性モーメント高い寛容性
ダークスピードLS 上級者向け低スピンモデル

ダークスピードドライバーをやさしく簡単に解説【X、MAX、LSの違いとは?】

一方、プーマジャパンは2023年モデルのドライバー「AEROJET」(エアロジェット)は2023年3月4日発売です。

「エアロジェット」は、ジェット機のスピードと空気抵抗の特性に由来しています。

ドライバーは、スイング中の空気抵抗を受けにくい「エアロダイナミクスデザイン」とフェース寄りの低い位置に吊り下げ式のウェイトによる低重心化により、速いボールスピードを実現しています。

ヘッドのラインナップは以下の3種類です

エアロジェット 高い直進性の標準モデル
エアロジェットMAX やさしさとつかまりのドロー設計モデル
エアロジェットLS 上級者向け低スピンモデル

今回は、スタンダードモデルの「ダークスピードX」ドライバーと「エアロジェット」ドライバーの2モデルを比較してみます。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「DARKSPEED」(ダークスピード)ドライバーの特徴をご紹介

「DARKSPEED」(ダークスピード)ドライバーの主な特徴をご紹介します。

主な特徴は以下の5つです。

・究極のエアロダイナミクス・シェイピング
・ヘッド形状&デザイン
・パワーシェル AI H.O.T フェース
・パワーブリッジ・ウェイティング
・ウェイトシステム – 進化した弾道チューニング

究極のエアロダイナミクス・シェイピング

空気抵抗を軽減してヘッドスピードを向上させます。

改良が施されたヘッド形状は、 フェースの中央部とバックフェース後方を高くした流線形のエアロ形状となっています。 スイングのスタートからフィニッシュまで全体をとおして、空気抵抗を軽減し、 ゴルファーのヘッドスピードを最大化します。

ヘッド形状&デザイン

構えやすいヘッド形状です。

ツアーにインスパイアされたシェイプで、とても構えやすいフルエアロボディとなっています。

パワーシェル AI H.O.T フェース

AI設計のフェースでボールスピードを最大化させます。

H.O.T フェースは、フェース全体を 15のポイントに分割し、AI を駆使して、それぞれのポイントを戦略的な厚さで設計し、フェース全体のより広い範囲で反発性能を高めて、ボールスピードを最大化させます。そのフェース面積を、前作比で10% 拡大し、その効果をより高めています。

パワーブリッジ・ウェイティング

初速をアップさせ、打感もよくなりました。

ヘッド内部に配置したパワーブリッジウェイトシステム。前作よりも低く、フェース寄りに配置することに成功しました。フェースとソールそれぞれから浮いた状態で 装着されており、より速いボール初速と、すぐれた打感をもたらします。

ウェイトシステム – 進化した弾道チューニング

ウエイトも最適化しています。

DARKSPEED LS、X、MAXの3つのドライバーそれぞれに、異なるウェイトポジションを用意し、より多くの弾道オプションを提供することを可能にします。

出典:コブラゴルフ公式HP

「AEROJET」(エアロジェット)ドライバーの特徴をご紹介

「AEROJET」(エアロジェット)ドライバーの主な特徴をご紹介します。

各モデル共通の主な特徴は以下の3つです。

・エアロダイナミクスデザイン
・パワーシェル・H.O.T フェース

・パワーブリッジ・ウェイティング

エアロダイナミクスデザイン

最大の特徴、エアロダイナミクスデザインです。

スイング中の空気抵抗を受けにくい先進的なエアロダイナミクスデザインにより、ゴルファーのスイングスピードが速くなり、飛距離アップを実現。 *赤線は、なめらかなカーブのクラウン頂点をシャフトから遠い位置にして、空気をスムーズに後方へ流す。

パワーシェル・H.O.T フェース

反発エリアが拡大しています。

フェース全体を15ポイントに分割し、AI を駆使してそれぞれを最適な厚さで設計した鍛造製法 H.O.T フェースを L カップインサートする事で、反発エリアがより拡大。

パワーブリッジ・ウェイティング

今回の特色の一つ、ウエイトのテクノロジーです。

フェース寄りの低い位置に配置した、吊り下げ式のウェイティング。フェースとソールから浮いた状態で配置することで、ボディフレックスに干渉することなく低重心化。より速いボールスピードを実現。

出典:コブラゴルフ公式HP

「ダークスピードX」ドライバーと「エアロジェット」ドライバーの比較

クラブのコンセプト

「ダークスピードX」ドライバー

低スピンで速いボール初速を求めるプロからアマチュアまで幅広いゴルファーのために設計されました。大きな慣性モーメントで高い寛容性も両立し、高い飛距離性能に、ミスヒットでも寛容な安定性を実現しました。後方のウェイトポジションは、直進性と高弾道をもたらし、中間部のウェイトポジションは、後方のポジションと比べて、弾道の高さとスピン量を抑えることができます。

「エアロジェット」ドライバー

先進的なエアロシャイピングと低スピンと安定性を融合したモデル。高い直進性と大きな飛距離性能に、エアロシェイプがもたらすスピードが加わりました。

「ダークスピードX」ドライバーは、飛距離性と寛容性、幅広いゴルファーを対象としています。

一方、「エアロジェット」ドライバーは、エアロダイナミクスデザインによるスイングスピードの向上が大きな特徴です。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

まず「ダークスピードX」ドライバーはこのようなデザインです。

ダークスピードの名前の通り、黒を基調としています。

「ダークスピードX」は黒をベースに青のラインやロゴが入っています。

そして、「エアロジェット」ドライバーはこのようなデザインです。

エアロジェットの青のイメージのカラーになりシンプルなデザインです。

上から見たヘッドの形状

まずは「ダークスピードX」ドライバーです。

こちらも黒一色です。

うっすらコブラの王冠付のマークが見えます。

次に「エアロジェット」ドライバーです。

コブラゴルフの「C」マークに、少し青が使われているのがポイントです。

「ダークスピードX」ドライバーと「エアロジェット」ドライバーのスペックを比較

「ダークスピードX」ドライバーと「エアロジェット」ドライバーのスペックを比較してみましょう。

複数数値がある場合は、ロフト角「10.5」、シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。

項目  「ダークスピードX」ドライバー 「エアロジェット」ドライバー
ロフト角(°) 9.0,10.5,12.0 9.5,10.5,12.0
ライ角(°) 57.2 57.2
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.75 45.75
クラブ重さ(g) 不明 不明
シャフト重さ(g) 52.5(SR) 52.8(SR)
シャフトトルク 5.6(SR) 5.7(SR)
シャフト調子 先中調子 先中調子
バランス D1 D1.5

ロフト角

ロフト角は、「ダークスピードX」ドライバーは9.0度、10.5度、12.0度、「エアロジェット」ドライバーも9.0度、10.5度、12.0度が用意されています。

両方とも調整機能があります。

ライ角

ライ角は同じです。

「ダークスピードX」ドライバーは57.2度、「エアロジェット」ドライバーも57.2度です。

他社比較では、ややフラットライトでスライス軌道になりやすいと言えます。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「ダークスピードX」ドライバー、「エアロジェット」ドライバーともに不明です。

シャフトの重量は「ダークスピードX」ドライバーが52.5g、「エアロジェット」ドライバーは52.8gで「ダークスピードX」ドライバーの方が0.3g軽いです。わずかな差です。

シャフトは以下のもので比較しています。

コブラ「ダークスピードX」ドライバー:SPEEDER NX for COBRA(SR)

コブラ「エアロジェット」ドライバー:SPEEDER NX for COBRA(SR)

シャフトトルク

シャフトトルクは少し違いがあります。

「ダークスピードX」ドライバーは5.6、「エアロジェット」ドライバーは5.7となっています。

僅かな差ですが、相対的に「ダークスピードX」ドライバーの方が操作性が高い、「エアロジェット」ドライバーの方が安定性が高い、ということになります。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「ダークスピードX」ドライバーは先中調子、「エアロジェット」ドライバー先中調子となっています。

先中調子は、ややヘッドが走りやすいセッティングです。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは少し違います。

「ダークスピードX」ドライバーはD1、「エアロジェット」ドライバーはD1.5です。

僅かな差ですが、ヘッドを重く感じるのは、「エアロジェット」ドライバーの方と言えそうです。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

まとめ ~「ダークスピードX」ドライバーと「エアロジェット」ドライバー~

「ダークスピードX」ドライバーと「エアロジェット」ドライバーの違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・「ダークスピードX」ドライバーは、低スピンで速いボール初速を求めるプロからアマチュアまで幅広いゴルファーのために設計。大きな慣性モーメントで高い寛容性も両立し、高い飛距離性能に、ミスヒットでも寛容な安定性を実現。

・「エアロジェット」ドライバーは、スイング中の空気抵抗を受けにくい「エアロダイナミクスデザイン」とフェース寄りの低い位置に吊り下げ式のウェイトによる低重心化により、速いボールスピードを実現。

ライ角は「ダークスピードX」ドライバーは57.2度、「エアロジェット」ドライバーも57.2度で同じ。

・クラブの総重量は比較できず。シャフト重量は「ダークスピードX」ドライバーの方が0.3g軽い。

・シャフトトルクは「ダークスピードX」ドライバーは5.6で相対的に操作性が高い、「エアロジェット」ドライバーは5.7で相対的に安定性が高い。わずかな差。

・バランスは「ダークスピードX」ドライバーはD1、「エアロジェット」ドライバーはD1.5 で、「エアロジェット」ドライバーの方がヘッドを重く感じる。

以上のような特徴です。

スペックの数値上はとてもよく似ています。

以上、「ダークスピードX」ドライバーと「エアロジェット」ドライバーの違いをまとめてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

ダークスピードドライバーをやさしく簡単に解説【X、MAX、LSの違いとは?】

「ダークスピードX」と「Qi10」の違いを比較解説【コブラvsテーラーメイド】