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【ドライバー編】「G430 MAX 10K HL」と「G430 HL MAX」の違いを比較解説【新旧ピン軽量モデル】

ゴルフクラブ・ギア

PING「G430シリーズ」の追加モデル「G430 MAX 10K ドライバー」が2024年2月8日に発売されます。

軽量のG430 MAX 10K HL ドライバーも同時発売となります。

慣性モーメント10000超えを実現。マン振りしても曲がらず飛ぶクラブ『マントビ(10K飛)』がキーワード。G430 MAX 10KヘッドにHL専用のウェイトを装着。

「G430 MAXドライバー」と比較すると、「G430 MAX 10K ドライバー」は重心はより深く、低スピン量で思い切り振って気持ちよく飛ばせます。

一方で、ピンの「G430」シリーズに新しく「G430 HL」が追加されます。発売日は2023年3月2日。(上記画像は公式HPより)

「HL」は「High Launch(ハイローンチ)」の略です。

ヘッド、シャフト、グリップを含む全パーツを軽量化。ヘッドスピードの最大化を促すことで、ボール初速と弾道の高さが出やすい仕様です。

高弾道で最大飛距離を発揮するシリーズです。

「G430 HL」ドライバーは「MAX」と「SFT」の2モデルです。

G430 HL MAX 軽量・高弾道
G430 HL SFT 超軽量・つかまり・高弾道

今回は、「G430 HL MAX 10K」ドライバーと「G430 HL」MAXドライバーの2モデルを比較してみます。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「G430 MAX 10K」ドライバーの特徴をご紹介

「G430 MAX 10K」ドライバーの主な特徴をご紹介します。

今回の特徴は以下の5つです。

・カーボン・フライ・ラップテクノロジー
・新ヘッド設計
・究極の重量周辺配分
・ロフト/ライ角調整機能で、理想の弾道へ
・スピンシステンシー・テクノロジー

カーボン・フライ・ラップテクノロジー

慣性モーメント10Kを生み出すテクノロジーです。

8層のカーボンをクラウン部分に採用し、軽量化に成功。ミスに強い低重心設計により、理想の高さでブレずに狙える。

新ヘッド設計

ヘッドもG430MAX対比で進化しています。

進化したフェース構造
フェースの厚さ (G430MAX比) [中心部]約4%薄い [周辺部]約7%
薄いさらに極薄となったフェースでより深い重心設計に

超大型ヘッド
ヘッドの投影面積が拡大した460ccヘッドで、深低重心設計を実現。マン振りしてもブレずに思いきり飛ばせる。

究極の重量周辺配分

深低重心でブレを抑えます。

深低重心より低い重心により打点のブレを抑え、高弾道を打てる

ロフト/ライ角調整機能で、理想の弾道へ

カチャカチャ搭載です。

ロフトは±1度、±1.5度、ライ角はスタンダード/フラットの調整が可能。打ち出し条件を最適にすることで、最大飛距離へと導く。

スピンシステンシー・テクノロジー

適性なスピン量を実現します。

上下の打点ブレ時にも最適なスピン量と打ち出し高さを実現。

(出典:PING公式HP)

G430 HL「MAX」「SFT」ドライバーの特徴をご紹介

「MAX」「SFT」ドライバーの特徴は以下の通りです。

・軽量ヘッド
・快音を生み出す新サウンドリブ
・楽に高弾道が打てる2種類の軽量シャフト
・日本専用の軽量グリップ

軽量ヘッド

軽量ヘッドでヘッドスピードをアップさせます。

軽量クラブ最高レベルの上下左右MOI値8,700g.cm²越えで
抜群の安定感を誇るヘッド設計(当社調べ)

他にもヘッドには以下のようなテクノロジーがあります。

ミスヒットに強い設計です。

反発力を高めています。

デザイン的にも特徴的なタービュレーター

快音を生み出す新サウンドリブ

打感にもこだわっています。

インパクト時に発生する周波数を研究し、オフセンターヒット時でも心地良い打音を実現。ヘッド内部の振動を抑え、ゴルファーの求める打感へ。

楽に高弾道が打てる2種類の軽量シャフト

シャフトはスピーダーNX、2種類です。

高弾道を実現する日本専用設計のPINGオリジナル軽量シャフト。標準長46インチの長尺仕様で先がしなってヘッドが走り、楽に高さが出る。軽いシャフトでヘッドスピードを上げて最大キャリーを実現。

日本専用の軽量グリップ

グリップも軽量化仕様です。。

G430標準採用グリップより10g軽量化された日本専用のPINGオリジナルグリップ。日本人の平均的な手のひらサイズに推奨されるAQUAグリップがより軽量化され、最適な総重量で速く振れる。

出典:PING公式HP

「G430 MAX 10K HL」ドライバーと「G430 HL」MAXドライバーの比較

クラブのコンセプト比較

「G430  MAX 10K HL」ドライバー

もっと高く、もっと速く、飛ばしたいゴルファーへ

「G430 HL」MAXドライバー

速さと高さでMAX飛ばす高弾道設計

「G430  MAX 10K HL」は、もっと高く速くが特徴です。

一方、「G430 HL」MAXドライバーは、速さと高さで高弾道を実現します。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

まず「G430  MAX 10K HL」ドライバーはこのようなデザインです。

「G430 HL」MAXドライバーとほぼ同じデザインです。

そして、「G430 HL」MAXドライバーはこのようなデザインです。

通常のG430とよく似ています。HLの文字はデザインには入っていないそうです。

上から見たヘッドの形状

まずは「G430 HL MAX 10K」ドライバーから、

こちらも「G430 HL」MAXドライバーとほぼ同じデザインです。

そして「G430 HL」MAXドライバーです。

空気抵抗を軽減するタービュレーターが見えます。

「G430 MAX 10K HL」ドライバーと「G430 HL」MAXドライバーのスペックを比較

「G430 MAX 10K HL」 ドライバーと「G430 HL 」MAXドライバーのスペックを比較してみましょう。

複数数値がある場合は、ロフト角「10.5」、シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。

項目  「G430 MAX 10K HL 」ドライバー 「G430 HL」MAXドライバー
ロフト角(°) 9.0,10.5,12.0 9.0,10.5,12.0
ライ角(°) 59.5 59.5
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 46 46
クラブ重さ(g) 272 274
シャフト重さ(g) 38 45
シャフトトルク 6.3 5.1
シャフト調子 先調子 先中調子
バランス D2 D1

ロフト角

ロフト角は、「G430 MAX 10K HL」ドライバーは9度、10.5度、12.0度、「G430 HL 」MAXドライバーも9度、10.5度、12度が用意されています。

両者とも調整機能があります。

ライ角

ライ角は同じです。

「G430 HL MAX 10K」ドライバーは59.5度、「G430 HL」MAXドライバーも59.5度です。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「G430 HL MAX 10K」ドライバーは272g、「G430 HL 」MAXドライバーは274gです。

クラブ重量は「G430  MAX 10K HL」ドライバーの方が2g軽いです。

シャフトの重量は「G430 MAX 10K HL」ドライバーが38g、「G430 HL」MAXドライバーは45gで、「G430 MAX 10K HL 」ドライバーの方が7g軽いです。

シャフトは以下のもので比較しています。

ピン「G430 MAX 10K HL 」ドライバー:FUJIKURA SPEEDER NX 35

ピン「G430 HL 」MAXドライバー:FUJIKURA SPEEDER NX 45

「G430 MAX 10K HL 」ドライバーの方は、重量は軽いシャフト装着数値がカタログに記載されています。

シャフトトルク

シャフトトルクは違います。

「G430 MAX 10K HL」ドライバーは6.3、「G430 HL」MAXドライバーは5.1です。

相対的に「G430 MAX 10K HL」ドライバーは安定性が高く、「G430 HL」MAXドライバーは操作性が高いと言えます。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「G430 MAX 10K HL」ドライバーは先調子、「G430 HL」MAXドライバーは先中調子となっています。

先調子は、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。

先中調子は、万民向け中調子よりも、ややヘッドが走りやすく、ボールがつかまりやすいセッティングといえます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは同じです。

「G430 MAX 10K HL」ドライバーはD2、「G430 HL」MAXドライバーはD1です。

ヘッドを重く感じるのは、「G430 MAX 10K HL」ドライバーと言えそうです。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

まとめ ~「G430 MAX 10K HL」ドライバーと「G430 HL」MAXドライバー~

「G430 MAX 10K HL」ドライバーと「G430 HL 」MAXドライバーの違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・「G430 MAX 10K HL」はG430 MAX 10KヘッドにHL専用のウェイトを装着。思いっきり振ってもまっすぐ飛ばせる軽量の高MOIヘッド。

・「G430 HL」MAXドライバーはヘッド、シャフト、グリップを含む全パーツを軽量化。ヘッドスピードの最大化を促すことで、ボール初速と弾道の高さを実現。

ライ角は「G430 MAX 10K HL」ドライバーは59.5度、「G430 HL」MAXドライバーも59.5度で同じ。


・クラブの総重量は、「G430 MAX 10K HL」ドライバーの方が2g軽い。シャフト重量は「G430 MAX 10K HL」の方が7g軽い。


・シャフトトルクは「G430 MAX 10K HL」ドライバーは6.3で安定性が高い、「G430 HL」MAXドライバーは5.1で操作性が高い。


・バランスは「G430 MAX 10K HL」ドライバーはD2、「G430 HL」MAXドライバーはD1で、「G430 MAX 10K HL」ドライバーの方がヘッドを重く感じる。

以上のような特徴です。

「G430 MAX 10K HL」の方は2種類のシャフトのうち軽い方のシャフトを装着した数値であり、同じシャフトを装着すると「G430 MAX 10K HL」ドライバーはMAXとSFTよりも重くなったと言えそうです。

以上、「G430 MAX 10K HL」ドライバーと「G430 HL」MAXドライバーの違いをまとめてみました。

メンズクラブを使いたい女子も検討してみてはいかがでしょう。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

「G430 10K」と「G430」の違いを比較解説