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【ドライバー比較】PING(ピン)軽量モデル「G440 HL」ドライバーをやさしく簡単に解説【MAX、SFTの違い】

ゴルフクラブ・ギア

ピンの「G440」シリーズの軽量モデル「G440 HL」は2024年2月6日に発売となります。

「HL」は「High Launch(ハイローンチ)」=高弾道の略です。

軽量のヘッド・シャフト・グリップを組み合わせたG440。

クラブが速く振れない、高さが出ない、もっと飛距離を出したい。

そんなゴルファーのために生まれた、速さと高さで飛ばせるG440 HLシリーズです。

「G440 HL」ドライバーは「MAX」と「SFT」の2モデルです。

MAX 速さと高さでMAX飛ばす「飛び重心」設計
SFT ハイドローで飛距離を出す超軽量設計

今回はG440 HLドライバー「MAX」「SFT」の2種類についてご紹介します。

それぞれのモデルはどのように違うのでしょうか?

通常モデルG440ドライバーの比較もよかったらどうぞ

PING(ピン)「G440」ドライバーをやさしく簡単に解説【MAX、SFT、LSTの違い】

前作のG430HL試打記事です

【ゴルフ女子・ドライバー試打】PING「G430HL MAX」とキャロウェイ「パラダイムMAX FAST」「パラダイムX」の試打レビュー・感想

G440 HL「MAX」「SFT」ドライバーの特徴をご紹介

「MAX」「SFT」ドライバーの特徴は以下の通りです。

・新カーボンフライ・ラップ・テクノロジー
・新フリーホーゼルデザイン
・軽量化された極薄フェース
・可変式高比重ウェイト
・スピンシステンシー・テクノロジー搭載
・タービュレーター
・8ポジションのロフト/ライ角調整
次から説明していきます。

新カーボンフライ・ラップ・テクノロジー

クラウンのカーボン化による低重心化です。

HL仕様すべてのモデルでクラウン部分にカーボン素材を採用し低重心化により高弾道を実現。

新フリーホーゼルデザイン

ホーゼルも軽量化しています。

ヘッド内部のホーゼル部分をカットして軽量化することにより、低スピンへ

軽量化された極薄フェース

フェースも軽量化して低重心化しています。

前作比でフェース中心部が4%、周辺部が約7%薄い極薄フェースにより、たわみが向上。また約7%の軽量化により低重心設計となり、高初速、高弾道で最大キャリーを実現

可変式高比重ウェイト

HL専用の軽量ヘッドです。

HL仕様にカスタマイズされた軽量ヘッドはウェイトの重量が G440シリーズよりも平均で約25%軽くなり、さらに速く振れる。

スピンシステンシー・テクノロジー搭載

ミスヒットに強い設計です。

バルジ&ロール設計
ミスヒット時でも、最大のキャリー&飛距離を生む。上下の打点ブレ時の飛距離ロスを抑える効果。フェース上下のロフトを各モデル毎に最適化。

タービュレーター

ヘッドの突起で空気抵抗を軽減します。

空気抵抗を軽減
インパクト時の空気抵抗を極限まで抑えるタービュレーターを搭載。

8ポジションのロフト/ライ角調整

ライ角とロフト角が調整できます。

打ち出し条件を最適にし、最大飛距離へ
ロフトは±1度、±1.5度。ライ角はスタンダード/フラットの調節が可能。理想の弾道で最大飛距離。
出典:PING公式HP

G440 HL「MAX」「SFT」ドライバーのそれぞれの特徴

今回のG440HLドライバーは「MAX」「SFT」の2種類があります。

それぞれ以下のような特徴イメージのドライバーを用意しています。

MAX 速さと高さでMAX飛ばす「飛び重心」設計
SFT ハイドローで飛距離を出す超軽量設計

標準モデルのMAX、つかまりのよいSFTというようなイメージです。

では次からカタログスペックを比較してみます。

G440 HL「MAX」「SFT」のカタログスペック

カタログコンセプトの比較

それぞれのドライバーのコンセプトの違いを表すフレーズは以下の様になっています。

G440 HL「MAX」ドライバー

速さと高さでMAX飛ばす「飛び重心」設計

速く振れて高さが出る、ブレないドライバー。安心して叩けるブレないヘッドで、弾道調整機能も搭載しており、ゴルファーの理想的な弾道に合わせた調整が可能。速く振り抜けて高弾道を実現する新設計、ブレないG440HL MAXドライバー。

標準モデルの位置づけです。

G440 HL「SFT」ドライバー

ハイドローで飛距離を出す超軽量設計

つかまえて飛ばすSFT「Straight Flight Technology(ストレート・フライト・テクノロジー)」ドライバー。G440シリーズで最も軽い重量設計とバランス設計で、ゴルファーが求める楽に飛ばせる理想のドライバーへ進化。

MAXよりさらに軽量でつかまりのよい設計です。

カタログスペックサマリー

カタログのスペックの主要項目は以下のようになっています。

以下のシャフトのものを記載しています。

・MAX…FUJIKURA SPEEDER NX GREY 40
・SFT…(FUJIKURA SPEEDER NX GREY 35

HLのフレックスは1種類です。

項目  HL MAX HL SFT (参考)G440MAX
ロフト角(°) 9.0,10.5,12.0 9.0,10.5 9.0,10.5,12.0
ライ角(°) 59.5 59.5 59.5
ヘッド体積(cc) 460 460 460
クラブ長さ(インチ) 46 46 46
クラブ重さ(g) 271 266 301
シャフト重さ(g) 41 38 53(SR)
シャフトトルク 5.8 6.3 5.2
シャフト調子 先中調子 先調子 先中調子
バランス D1 C9 D3

次から順番にカタログスペックなど詳しく見ていきます。

ロフト角

ロフト角は、HL「MAX」は9度、10.5度、12度HL「SFT」は9度、10.5度が用意されています。

調整機能があります。

ライ角

ライ角はHL「MAX」とHL「SFT」は59.5度で同じです。

ややアップライトでHL「MAX」HL「SFT」はフック軌道になりやすい設定です。

HL「SFT」はもともとがドローバイアス設計ですので、HL「MAX」と比較してもつかまりやすい設定です。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

ヘッド体積

HL「MAX」とHL「SFT」は460ccで同じです。

クラブの長さ

クラブの長さは、46インチで共通です。

他のドライバーと比較して少し長めの設定です。

クラブの重量

クラブの重さは、HL「MAX」は271g、HL「SFT」は266gです。

HL「SFT」の方が5g軽量です。

軽量でないモデルG440「MAX」は301gです。

「MAX」同士の比較で30g軽量化を図ってます。

以下のシャフトで比較しています。

・MAX…FUJIKURA SPEEDER NX 45
・SFT…FUJIKURA SPEEDER NX 35

シャフト重量は、以下のとおりです。

・MAX…FUJIKURA SPEEDER NX 45は41g
・SFT…FUJIKURA SPEEDER NX 35は38g

シャフトのラインナップは以下のとおりです。

FUJIKURA SPEEDER NX 35は45よりもさらに軽いシャフトです。

シャフトトルク

シャフトトルクは以下のとおりです。

・MAX…FUJIKURA SPEEDER NX 45は5.1
・SFT…FUJIKURA SPEEDER NX 35は6.3

FUJIKURA SPEEDER NX 45は、相対的に操作性が高く、FUJIKURA SPEEDER NX 35は安定性が高い。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は以下の通りです

・MAX…FUJIKURA SPEEDER NX 45は先中調子
・SFT…FUJIKURA SPEEDER NX 35は先調子

先中調子は、万民向け中調子よりも、ややヘッドが走りやすく、ボールがつかまりやすいセッティングといえます。

FUJIKURA SPEEDER NX 35の方は先調子です。

先調子はヘッドが走りやすいセッティングです。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。
先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスはHL「MAX」はD1、HL「SFT」はC9です。

「SFT」はかなりヘッドを軽く感じると言えそうです。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

HL「MAX」HL「SFT」まとめ

PING(ピン)G440HL「MAX」「SFT」ドライバーをご紹介しました。

特徴は以下の通りです。

MAX 速さと高さでMAX飛ばす「飛び重心」設計
SFT ハイドローで飛距離を出す超軽量設計

カタログスペックとしてはHL「SFT」→HL「MAX」と少し難しくなるイメージです。

まずはスタンダードモデルのHL「MAX」から試打してみてはいかがでしょうか。

以上、G440 HL「MAX」「SFT」ドライバーをご紹介しました。

前作の試打レビューもよかったらどうぞ

【ゴルフ女子・ドライバー試打】PING「G430HL MAX」とキャロウェイ「パラダイムMAX FAST」「パラダイムX」の試打レビュー・感想

ドライバー選びの参考となれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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