ミズノは、JPXシリーズの新モデルとして「JPX S40 FORGED(ジェーピーエックス エスフォーティ フォージド)」アイアンを発売しました。
JPX S40 FORGEDは、飛距離性能と軟鉄鍛造らしい打感を両立した、ミズノの飛び系フォージドアイアンです。
ミズノのアイアンといえば、やはり「打感がいい」というイメージを持っている方が多いと思います。
一方で、最近はアイアンにも飛距離性能やミスへの強さを求めるゴルファーが増えています。
そこで登場したのが、今回のJPX S40 FORGEDアイアンです。
特徴は、軟鉄鍛造ならではのやわらかい打感と、飛び系アイアンらしい高い反発性能を両立していること。
さらに、5番〜7番にはタングステンウエイトを搭載し、ボールを上げやすく、ミスヒットにも強い設計になっています。
ひと言でいうと、JPX S40 FORGEDは「飛び系アイアンを使いたいけど、打感にも妥協したくないゴルファー向け」のアイアンです。
基本セットは、以下の5本セットです。
- 6番アイアン
- 7番アイアン
- 8番アイアン
- 9番アイアン
- PW
追加で、5番アイアン、GW、SWも用意されています。
7番アイアンのロフト角は28度です。
かなりストロングロフトの設定なので、従来のミズノプロ系アイアンよりも飛距離を出しやすいモデルといえます。
今回は、ミズノ「JPX S40 FORGED」アイアンの特徴、スペック、打感、飛距離性能、どんなゴルファーにおすすめかをわかりやすく解説します。
クラブを購入される際の参考になれば幸いです。
「JPX S40 FORGED」アイアンのコンセプト
「JPX S40 FORGED」アイアンは、以下のようなコンセプトのアイアンです。
バケモノ級の飛びと打感。
飛距離性能と軟鉄鍛造のフィーリングを両立したJPXアイアン。
ミズノのアイアンには、Mizuno Proシリーズのように操作性や打感を重視したモデルがあります。
一方で、JPX S40 FORGEDは、打感だけでなく飛距離性能・球の上がりやすさ・ミスへの強さを重視したモデルです。
つまり、昔ながらの小ぶりな軟鉄鍛造アイアンとは少し方向性が違います。
打感はミズノらしく。
でも、飛距離ややさしさも欲しい。
そんなゴルファーに向けたアイアンです。
注目したいポイントは以下の4つです。
・ミズノ独自のグレインフローフォージドHD製法
・マイクロスロット加工による高い反発性能
・タングステンウエイトによる高弾道とやさしさ
JPX S40 FORGEDは、ミズノの打感を残しながら、飛び系アイアンとしての性能も高めたモデルです。
次から詳しく見ていきます。
「JPX S40 FORGED」アイアンの特徴

「JPX S40 FORGED」アイアンの売りとなるテクノロジーを見ていきましょう。
軟鉄ボロン鋼による打感と反発性能
JPX S40 FORGEDアイアンの大きな特徴は、素材に軟鉄ボロン鋼を採用している点です。
通常の軟鉄鍛造アイアンは、やわらかい打感が魅力です。
しかし、フェースを薄くして反発性能を高めようとすると、強度の問題が出やすくなります。
そこでJPX S40 FORGEDでは、軟鉄にボロンを加えることで、打感と強度の両立を目指しています。
これにより、軟鉄鍛造らしい心地よい打感を残しながら、飛び系アイアンとしての反発性能も高めています。
JPX S40 FORGEDは、「飛ぶけど打感が硬い」という飛び系アイアンの弱点を補おうとしたモデルです。
特に、ミズノの打感が好きだけど、もう少し飛距離も欲しい方には魅力的だと思います。
グレインフローフォージドHD製法による心地よい打感
JPX S40 FORGEDには、ミズノ独自のグレインフローフォージドHD製法が採用されています。
これは、1本の丸棒をフェースからネックまで一体成型するミズノ独自の鍛造製法です。
ミズノの鍛造アイアンらしい、長く響くような打球音と、心地よい打感を生み出すための重要な技術です。
飛び系アイアンは、どうしても打感が弾き系になりやすいです。
しかし、JPX S40 FORGEDは軟鉄鍛造らしいフィーリングにもこだわっています。
「飛距離は欲しい。でも、打った感触が硬いアイアンは苦手」という方に合いやすいモデルです。
マイクロスロット加工で飛距離性能を高める
JPX S40 FORGEDには、マイクロスロット加工が採用されています。
これは、フェースネック一体の軟鉄鍛造アイアンでありながら、薄いフェースと深いキャビティを実現するための加工です。
フェースを薄くすることで、インパクト時の反発性能を高め、ボール初速アップを狙っています。
つまり、見た目や打感はフォージドアイアンらしくしながら、性能面では飛び系アイアンとしての要素をしっかり入れているということです。
マイクロスロット加工により、JPX S40 FORGEDは軟鉄鍛造でありながら飛距離性能も期待できます。
5番〜7番にタングステンウエイトを搭載
JPX S40 FORGEDでは、5番〜7番にタングステンウエイトが搭載されています。
タングステンは比重が重い素材です。
これをソール側に配置することで、重心を低くし、ボールを上げやすくしています。
特に、ロフトが立っている飛び系アイアンでは、球が上がりにくくなることがあります。
7番で28度というストロングロフトでも、しっかり高さを出しやすくするために、タングステンウエイトが役立っています。
飛距離だけでなく、高さを出してグリーンに止めることも意識された設計です。
大型ヘッドで構えたときに安心感がある
JPX S40 FORGEDは、ミズノの鍛造アイアンの中でもヘッドサイズが大きめです。
小ぶりなアイアンは、操作性が高い反面、構えたときに難しく見えることがあります。
一方で、JPX S40 FORGEDはヘッド長が大きく、構えたときに安心感があります。
多少芯を外しても大きなミスになりにくく、飛距離ロスも抑えやすい設計です。
本格的な軟鉄鍛造の打感を楽しみながら、ミスへの強さも欲しい方に向いています。
「JPX S40 FORGED」アイアンのデザイン
JPX S40 FORGEDアイアンは、飛び系アイアンらしい安心感と、ミズノらしい上質感を合わせたデザインです。

バックフェースは、ミラー仕上げを中心とした光沢感のあるデザインです。
いわゆるシンプルなマッスルバックや小ぶりなキャビティとは違い、テクノロジー感のある見た目です。
特に5番〜7番はタングステンウエイトを搭載しているため、飛距離性能や低重心設計を感じさせるデザインになっています。
一方で、ミズノらしい高級感もあり、安っぽさはありません。
見た目はやさしそうで、性能は飛び系。そこにミズノの打感を加えたアイアンという印象です。
「Mizuno Proは難しそう」「JPX 925 HOT METALは少し弾き感が強そう」と感じる方には、ちょうど中間的な存在として選びやすいかもしれません。
「JPX S40 FORGED」アイアンのスペックを比較
ここからは、「JPX S40 FORGED」アイアンのスペックを比較していきます。
番手別スペック
JPX S40 FORGEDアイアンは、6番〜PWの5本セットが基本です。
さらに、単品で5番、GW、SWも用意されています。
| 番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | 用途イメージ |
| 5番 | 22度 | 61.0度 | 38.25インチ | 長い距離をやさしく飛ばしたい番手 |
| 6番 | 25度 | 61.5度 | 37.75インチ | 飛距離と高さを両立したい番手 |
| 7番 | 28度 | 62.0度 | 37.25インチ | 飛距離性能を確認しやすい基準番手 |
| 8番 | 32度 | 62.5度 | 36.75インチ | グリーンを狙うショートアイアン |
| 9番 | 37度 | 63.0度 | 36.25インチ | ピンを狙う番手 |
| PW | 43度 | 63.5度 | 35.75インチ | 100ヤード前後やウェッジへのつなぎ |
| GW | 49度 | 64.0度 | 35.5インチ | PWとSWの距離差を埋める番手 |
| SW | 55度 | 64.0度 | 35.25インチ | バンカーやアプローチ向け |
7番アイアンで28度、PWで43度というストロングロフト設定です。
一般的な軟鉄鍛造アイアンよりも飛距離を出しやすく、飛び系アイアンとしての性格が強いモデルです。
ヘッド素材と製法
JPX S40 FORGEDアイアンのヘッド素材と製法は以下のとおりです。
| 項目 | 内容 |
| ヘッド素材 | マイルドスチール S25C ボロン鋼 |
| 製法 | 精密鍛造 / 1025 BORON |
| ソール部 | タングステン搭載(5番〜7番) |
| 基本セット | 6番〜9番、PWの5本セット |
| 追加番手 | 5番、GW、SW |
| 特徴 | 飛距離性能・打感・やさしさを両立 |
軟鉄鍛造の打感と、飛び系アイアンらしい反発性能を両立している点がJPX S40 FORGEDの魅力です。
7番アイアンのスペック比較
ここでは、アイアン選びで基準になりやすい7番アイアンのスペックを見ていきます。
| 項目 | 7番アイアン |
|---|---|
| ロフト角 | 28度 |
| ライ角 | 62.0度 |
| バウンス角 | 2.5度 |
| FP | 2.0mm |
| クラブ長さ | 37.25インチ |
| ヘッド素材 | S25Cボロン鋼精密鍛造 |
ロフト角
7番アイアンのロフト角は28度です。
これは、かなり飛距離を意識したストロングロフトです。
Mizuno Pro系の軟鉄鍛造アイアンと比べると、同じ7番でも飛距離が出やすい設定になっています。
そのため、アイアンでしっかり飛距離を出したい方には魅力的です。
一方で、ロフトが立っている分、ヘッドスピードが遅い方は球の高さが出るか確認したいところです。
飛距離は魅力ですが、試打では高さと止まり方もチェックするのがおすすめです。
ライ角
7番アイアンのライ角は62.0度です。
JPX S40 FORGEDは、飛び系アイアンらしくつかまりも意識されたモデルです。
スライス気味の方には安心感がありますが、もともと左へのミスが多い方は、つかまりすぎないか確認するとよいです。
クラブ長さ
7番アイアンの長さは37.25インチです。
一般的な7番アイアンよりやや長めに感じる方もいるかもしれません。
ロフト28度の飛距離性能に加えて、長さでも飛ばしやすい設計です。
ただし、長さがある分、ミート率が落ちる方もいます。
試打する場合は、単純な飛距離だけでなく、左右のブレや芯に当たる確率も見ておきましょう。
バウンス角
7番アイアンのバウンス角は2.5度です。
JPX S40 FORGEDは、飛距離性能だけでなく、芝の上から打ったときの抜けも考えられています。
ダフリ気味のミスが多い方にとって、ソールの抜けは大切なポイントです。
JPX S40 FORGEDのおすすめ番手構成

JPX S40 FORGEDは、6番〜PWの5本セットが基本です。
ただし、5番、GW、SWも用意されているため、自分の飛距離やクラブセッティングに合わせて組み合わせることができます。
基本は6番〜PWの5本セット
まず基本になるのは、6番〜PWの5本セットです。
・5番はユーティリティで代用したい
・やさしく飛ばせるアイアンセットにしたい
・まずは標準的な構成で使いたい
迷った場合は、まず6番〜PWの基本セットから考えるのがおすすめです。
5番アイアンを追加する場合
5番アイアンはロフト角22度です。
かなり飛距離を出せる番手ですが、ロフトが立っているため、しっかり高さを出せるかがポイントです。
・ユーティリティよりアイアン型が好き
・低めの強い球を打ちたい
・風に強いショットを打ちたい
5番アイアンに不安がある方は、無理に入れずにユーティリティを使うのもおすすめです。
GW・SWを追加する場合
JPX S40 FORGEDは、PWが43度です。
そのため、一般的な52度・58度のウェッジだけを入れると、PWとの距離差が大きくなりやすいです。
そこで候補になるのが、純正のGWとSWです。
| 構成 | おすすめの使い方 |
| PW・GW・SW | アイアンセットの流れで自然につなげたい方向け |
| PW・48度・54度・58度 | ウェッジを細かく打ち分けたい方向け |
| PW・50度・56度 | シンプルにウェッジ2本でまとめたい方向け |
JPX S40 FORGEDはPWが43度なので、49度前後のウェッジを入れると距離差を埋めやすいです。
JPX S40 FORGEDはどんなゴルファーにおすすめ?
JPX S40 FORGEDは、以下のようなゴルファーにおすすめです。
・ミズノの打感が好きな人
・飛び系アイアンの硬い打感が苦手な人
・ミスヒットに強いアイアンを使いたい人
・Mizuno Proは少し難しそうと感じる人
・見た目に安心感のあるアイアンが好きな人
特に、ミズノの軟鉄鍛造アイアンに憧れはあるけれど、難しいモデルは避けたい方には合いやすいです。
また、飛び系アイアンを使いたいけれど、打感が硬すぎるモデルは苦手という方にも向いています。
JPX S40 FORGEDは、飛距離、打感、やさしさのバランスが良いアイアンです。
JPX S40 FORGEDの注意点

操作性重視の小ぶりなアイアンではない
JPX S40 FORGEDは、大型ヘッドでやさしさを重視したアイアンです。
そのため、小ぶりなヘッドで球を曲げたり、細かく操作したりしたい方には少し大きく感じるかもしれません。
Mizuno Proシリーズのようなシャープな顔を求める方は、見た目の好みが分かれる可能性があります。
操作性よりも、飛距離とやさしさを重視したい方向けのアイアンです。
ロフトが立っているためウェッジ構成に注意
JPX S40 FORGEDのPWは43度です。
そのため、一般的な52度・58度のウェッジ構成だと、PWと52度の間に大きな距離差が出る可能性があります。
100ヤード前後の距離を安定させたい方は、GWや48度〜50度のウェッジを入れることを検討しましょう。
球の高さが出るか確認したい
7番で28度というストロングロフトなので、ヘッドスピードが遅めの方は球の高さを確認したいところです。
いくら飛距離が出ても、グリーンで止まらなければスコアにはつながりにくいです。
試打では、キャリー距離だけでなく、最高到達点やスピン量も見ておくと安心です。
価格は安いアイアンではない
JPX S40 FORGEDは、ミズノの軟鉄鍛造アイアンです。
そのため、価格は安いモデルではありません。
ただし、打感、飛距離性能、やさしさを考えると、満足度は高いアイアンだと思います。
コスパを重視する場合は、中古のJPXシリーズや、JPX 925 HOT METALシリーズも比較してみるとよいです。
JPX S40 FORGEDとJPX 925 HOT METAL・Mizuno Proの違い
ミズノのアイアンで迷いやすいのが、JPX S40 FORGED、JPX 925 HOT METAL、Mizuno Proシリーズの違いです。
大まかな違いは以下のとおりです。
| 項目 | JPX S40 FORGED | JPX 925 HOT METAL | Mizuno Pro系 |
| 主な特徴 | 飛距離と打感の両立 | やさしさと飛距離性能 | 打感と操作性 |
| 打感 | 軟鉄鍛造らしいやわらかさ | 弾き感が強め | 非常にやわらかい |
| 飛距離性能 | 高い | 高い | 控えめ〜標準 |
| やさしさ | 高め | かなり高い | モデルにより異なる |
| 操作性 | やや控えめ | 控えめ | 高い |
| おすすめタイプ | 打感も飛距離も欲しい人 | とにかくやさしく飛ばしたい人 | 操作性と打感を重視する人 |
飛距離とやさしさ重視ならJPX 925 HOT METAL、打感と操作性重視ならMizuno Pro、飛距離と打感のバランスならJPX S40 FORGEDという選び方がしやすいです。
JPX S40 FORGEDは、いわば中間的な立ち位置です。
飛び系アイアンらしい性能を持ちながら、ミズノらしい打感も楽しめる。
そこが大きな魅力です。
まとめ ~ミズノ「JPX S40 FORGED」アイアン~

今回は、ミズノ「JPX S40 FORGED」アイアンについてまとめてみました。
私見ですが、カタログからわかる比較ポイントをまとめると以下のとおりです。
・ミズノ「JPX S40 FORGED」は、飛距離性能と打感を両立した軟鉄鍛造アイアン。
・基本セットは6番〜9番、PWの5本セット。
・追加で5番、GW、SWも用意されている。
・7番アイアンのロフト角は28度で、かなり飛距離を意識した設定。
・素材にはS25Cボロン鋼を採用し、打感と反発性能の両立を目指している。
・グレインフローフォージドHD製法により、ミズノらしい心地よい打感を追求。
・マイクロスロット加工により、軟鉄鍛造でありながら高い反発性能を実現。
・5番〜7番にはタングステンウエイトを搭載し、高弾道とやさしさをサポート。
・大型ヘッドで構えたときに安心感がある。
JPX S40 FORGEDは、飛び系アイアンの飛距離性能と、ミズノの軟鉄鍛造らしい打感を両方求める方におすすめのアイアンです。
特に、Mizuno Proは少し難しそうと感じる方、JPX 925 HOT METALよりも打感にこだわりたい方、アイアンでもしっかり飛距離を出したい方には魅力的なモデルだと思います。
一方で、操作性重視の小ぶりなアイアンを求める方や、球を細かく打ち分けたい上級者は、Mizuno Proシリーズも比較してみるとよいです。
以上、ミズノ「JPX S40 FORGED」アイアンについてまとめてみました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
JPX S40 FORGEDは、飛び系アイアンの飛距離と、軟鉄鍛造の打感を両立したい方におすすめのモデルです。






