PING「G740」アイアンは、2026年7月16日に発売されました。
G740アイアンは、ブラックPVD仕上げの洗練された見た目と、PINGらしい高い寛容性・飛距離性能を両立したアイアンです。
PINGのGシリーズアイアンといえば、やさしく飛ばせるアイアンとして人気の高いシリーズです。
特にG700番台は、PINGの中でも飛距離性能とミスへの強さを重視したモデルという位置づけです。
今回のG740アイアンは、前作G730の流れを受け継ぎながら、見た目、打感、飛距離、抜けの良さをさらに進化させたモデルです。
特徴は、ブラックヘッド、VFTフェース、新PURFLEXバッジ、高MOIヘッド、そしてダフリに強いワイドソールです。
ひと言でいうと、PING G740アイアンは「やさしく飛ばしたいけど、見た目にもこだわりたいゴルファー向け」の飛び系アイアンです。
ラインナップは以下の9種類です。

- 5番アイアン
- 6番アイアン
- 7番アイアン
- 8番アイアン
- 9番アイアン
- PW
- UW
- 50度
- 56度
7番アイアンのロフト角は28度です。
かなり飛距離性能を意識したストロングロフトで、アイアンでもしっかり飛ばしたい方に向いています。
今回は、PING「G740」アイアンの特徴、スペック、G730やG440との違い、どんなゴルファーにおすすめかをわかりやすく解説します。
クラブを購入される際の参考になれば幸いです。
「PING G740」アイアンのコンセプト
「PING G740」アイアンは、以下のようなコンセプトのアイアンです。
見た目だけじゃない。
この完成度、反則級。
G740アイアンは、PINGらしいやさしさを持ちながら、従来の大型アイアンにありがちな「見た目の大きさ」を抑えているのが特徴です。
ブラックPVD仕上げにより、ヘッドが引き締まって見え、構えたときにシャープな印象を与えてくれます。
それでいて性能面では、ミスヒットに強く、高弾道で飛ばしやすい設計です。
注目したいポイントは以下の4つです。
・VFTフェースによる高初速と高弾道
・PURFLEXバッジによる打感・打音の向上
・ワイドソールと高MOIヘッドによる高い寛容性
G740アイアンは、見た目のかっこよさと、やさしく飛ばせる性能を両立したPINGの最新飛び系アイアンです。
次から詳しく見ていきます。
「PING G740」アイアンの特徴
「PING G740」アイアンの売りとなるテクノロジーを見ていきましょう。
ブラックPVD仕上げでシャープに見える
G740アイアンの大きな特徴は、ブラックPVD仕上げのヘッドです。
飛び系アイアンややさしいアイアンは、ヘッドが大きく見えやすいことがあります。
しかし、G740はブラックヘッドにすることで、光の反射を抑え、構えたときに引き締まって見えるようになっています。
大型ヘッドの安心感は残しながら、見た目はシャープ。
このバランスがG740の大きな魅力です。
「やさしいアイアンは使いたいけど、見た目がぼってりするのは苦手」という方に合いやすいモデルです。
VFTフェースで打点がブレても飛ばしやすい

G740アイアンには、VFTフェースが採用されています。
VFTとは、バリアブル・フェースシックネス・テクノロジーのことです。
フェース周辺部を中心部よりも薄く設計することで、打点がズレてもフェースがたわみやすくなっています。
アイアンでは、毎回芯で打てるとは限りません。
- 少しトウ寄りに当たる
- 少しヒール寄りに当たる
- フェース下部に当たる
- 薄い当たりになる
このようなミスでも、フェースがしっかりたわむことで、ボール初速を確保しやすくなります。
G740は、ミスヒット時の飛距離ロスを抑えたい方に向いています。
PURFLEXバッジで打感・打音を改善

G740アイアンには、PURFLEXバッジが搭載されています。
これは、インパクト時の衝撃や振動を抑え、心地よい打感・打音を生み出すためのパーツです。
やさしい飛び系アイアンは、打感が硬く感じたり、打音が大きく感じたりすることがあります。
しかし、G740ではPURFLEXバッジを3ピース構造に改良し、軽量化することで、打感だけでなく低重心化にも貢献しています。
G740は、飛距離性能だけでなく、打ったときの気持ちよさにも配慮されたアイアンです。
高MOIヘッドでミスに強い

G740アイアンは、前作よりワイド化したソール設計と、PURFLEXバッジの軽量化によって、さらなる低重心化を実現しています。
さらに重量をヘッド周辺に配分することで、高MOI化を図っています。
つまりG740は、芯を外したときでもヘッドがブレにくく、飛距離や方向のロスを抑えやすいアイアンです。
アイアンの打点が安定しない方には、かなり心強い性能です。
ダフリに強いデュアル・キャンバーソール

G740アイアンは、ソール形状にも大きな特徴があります。
ソールの前後左右に適度な丸みを持たせた、デュアル・キャンバーソールを採用しています。
特にアマチュアゴルファーは、インパクト時にトウ側が下がってダフることがあります。
G740では、トウ側のキャンバーを強めに設計し、ヒール側は抑えめにすることで、ダフリに強く、スクエアに構えやすい状態を作っています。
ダフリによる飛距離ロスを減らしたい方には、G740のワイドソールは大きなメリットです。
ウェッジ4本にも精密な削り出し溝を採用

G740アイアンは、5番から9番、PWだけでなく、UW、50度、56度までラインナップされています。
さらに、4本のウェッジには精密な削り出し溝が採用されています。
飛び系アイアンは、PWのロフトが立つため、ウェッジとの距離差が大きくなりやすいです。
その点、G740はUW、50度、56度までそろえやすく、アイアンセットの流れでウェッジ構成を作りやすいのが魅力です。
飛距離だけでなく、グリーン周りまで考えられている点もG740の特徴です。
「PING G740」アイアンのデザイン

G740アイアンは、ブラックPVD仕上げにより、非常に引き締まったデザインになっています。
やさしいアイアンは、ヘッドが大きく、構えたときに少し野暮ったく見えることがあります。
しかしG740は、ブラックヘッドにすることで全体が締まって見えます。
大きめのヘッドによる安心感はありながら、見た目はかなりシャープです。
また、バックフェースもシンプルで、PINGらしい機能美があります。
「やさしいけど、見た目もかっこいいアイアン」を求める方には、かなり魅力的なデザインです。
「PING G740」アイアンのスペックを比較
ここからは、「PING G740」アイアンのスペックを見ていきます。
番手別スペック
| 番手 | ロフト角 | ライ角 | 長さ | 用途イメージ |
| 5番 | 21度 | 62度 | 38.5インチ | 長い距離をやさしく飛ばしたい番手 |
| 6番 | 24.5度 | 62.5度 | 37.75インチ | 飛距離と高さを両立したい番手 |
| 7番 | 28度 | 63度 | 37インチ | 飛距離性能と高さを確認しやすい基準番手 |
| 8番 | 32度 | 63.8度 | 36.5インチ | グリーンを狙うショートアイアン |
| 9番 | 36度 | 64.5度 | 36インチ | ピンを狙う番手 |
| PW | 40度 | 65度 | 35.5インチ | 100ヤード前後やウェッジへのつなぎ |
| UW | 45度 | 65度 | 35.5インチ | PWと50度の距離差を埋める番手 |
| 50度 | 50度 | 65度 | 35.5インチ | アプローチウェッジとして使いやすい番手 |
| 56度 | 56度 | 65.25度 | 35.25インチ | バンカーやグリーン周り向け |
G740アイアンは、7番で28度、PWで40度というかなり飛距離を意識したロフト設定です。
そのため、アイアンでもしっかり飛距離を出したい方に向いています。
ヘッド素材と製法
| 項目 | 内容 |
| ヘッド素材 | 17-4ステンレススチール |
| 仕上げ | ブラックPVD仕上げ |
| 製法 | 鋳造 |
| 番手構成 | 5I〜9I、PW、UW、50度、56度 |
| 特徴 | 飛距離性能・高弾道・高MOI・ワイドソール |
G740は、軟鉄鍛造の打感を追求するアイアンではなく、やさしく高く遠くへ飛ばすための機能性を重視したアイアンです。
7番アイアンのスペック比較
ここでは、アイアン選びで基準になりやすい7番アイアンのスペックを見ていきます。
| 項目 | 7番アイアン |
|---|---|
| ロフト角 | 28度 |
| ライ角 | 63度 |
| バウンス角 | 9度 |
| クラブ長さ | 37インチ |
| 総重量・バランス N.S.PRO 750GH neo(S) |
約385g・C9 |
| 総重量・バランス ALTA J CB BLUE(R) |
約367g・C8 |
ロフト角
7番アイアンのロフト角は28度です。
これは、飛び系アイアンらしいストロングロフト設定です。
一般的なプレーヤーズアイアンと比べると、同じ7番でも飛距離を出しやすい設定になっています。
一方で、ロフトが立っている分、ボールの高さが出るかどうかも重要です。
G740は低重心設計と高MOIヘッドにより、高弾道を出しやすくしている点がポイントです。
ライ角
7番アイアンのライ角は63度です。
G740は、ややアップライト寄りの設定で、つかまりや方向安定性をサポートしやすいアイアンです。
なお、PINGはライ角フィッティングが有名なメーカーです。
G740もライ角調整に対応しているため、自分に合ったカラーコードで選ぶのがおすすめです。
クラブの重さ
7番アイアンの総重量は、N.S.PRO 750GH neo(S)装着時で約385g、ALTA J CB BLUE(R)装着時で約367gです。
スチールシャフトでも比較的軽めに組めるため、重すぎるアイアンが苦手な方にも選びやすいです。
カーボンシャフトを選べば、さらに軽く振りやすいセッティングにできます。
G740アイアンのシャフト選び
G740アイアンは、シャフトの選択肢が豊富です。
主なシャフトは以下のとおりです。
| シャフト | 重量目安 | おすすめタイプ |
| ALTA J CB BLUE | 54g〜74g | 軽く振って高く飛ばしたい方 |
| FUJIKURA SPEEDER NX GREY 35/40 | 38g〜40g | かなり軽いシャフトを使いたい方 |
| AWT 3.0 LITE | 84g〜95g | 軽量スチールで安定感も欲しい方 |
| N.S.PRO 750GH neo | 78g | 軽めのスチールで振りやすさ重視 |
| N.S.PRO 850GH neo | 88g | 軽量スチールの安定感を求める方 |
| N.S.PRO 950GH neo | 98g | しっかりめに振りたい方 |
| DG EX TOUR ISSUE | 131g | 重めのシャフトで叩きたい方向け |
G740は、軽量カーボンから重めのスチールまで選べるため、幅広いゴルファーに合わせやすいアイアンです。
特に、飛距離や高さを重視するならカーボンシャフト、方向性や安定感を重視するなら軽量スチールシャフトが候補になります。
G740アイアンのおすすめ番手構成
G740アイアンは、PWのロフト角が40度です。
そのため、ウェッジ構成をどうするかが非常に重要になります。
基本セットにUW・50度・56度を追加する構成
G740は、UW、50度、56度まで同じシリーズでそろえられます。
| 構成 | おすすめの使い方 |
| 6I〜PW+UW+56度 | やさしさ重視でシンプルにまとめたい方向け |
| 6I〜PW+UW+50度+56度 | 距離差をきれいに作りたい方向け |
| 5I〜PW+UW+50度+56度 | アイアンを多めに入れたい方向け |
PWが40度なので、UWの45度はかなり重要な番手になります。
いきなり50度や52度を入れると、PWとの距離差が大きくなる可能性があります。
G740を選ぶなら、UWまでセットで検討すると距離の階段を作りやすいです。
5番アイアンを入れるかどうか
G740の5番アイアンはロフト21度です。
かなり飛距離を出しやすい番手ですが、ロフトが立っているため、しっかり高さが出るかどうかも確認したいところです。
・ロングアイアンが苦手 → 6Iからにする
・高さを出したい → ユーティリティと比較する
・やさしさ重視 → 5Iの代わりにハイブリッドも候補
G740はやさしいアイアンですが、5番までアイアンで使うかどうかは、実際の弾道を見て判断するのがおすすめです。
G740アイアンとG730アイアンの違い
G740は、前作G730の後継モデルとして考えられるアイアンです。
大まかな違いは以下のとおりです。
| 項目 | G740 | G730 |
| 見た目 | ブラックPVD仕上げで引き締まった印象 | シルバー系でやさしさが見えるデザイン |
| 7番ロフト | 28度 | 28度 |
| 主な特徴 | 見た目、打感、抜けの良さを進化 | 飛距離と寛容性重視 |
| ソール | ワイドソール+デュアル・キャンバーソール | やさしさ重視のワイドソール |
| 打感 | 新PURFLEXバッジで改善 | 飛び系らしい弾き感 |
| おすすめタイプ | やさしさに加えて見た目や打感も重視する人 | 型落ち価格でやさしいPINGを使いたい人 |
G730からの大きな進化は、ブラックヘッドによる見た目の良さ、PURFLEXバッジによる打感、そしてソールの抜けの良さです。
G730で十分満足している方は、急いで買い替える必要はないかもしれません。
ただし、見た目のシャープさや打感の改善を重視するなら、G740を試してみる価値があります。
G740アイアンとG440アイアンの違い
PINGの現行アイアンで迷いやすいのが、G740とG440の違いです。
どちらもやさしさのあるモデルですが、方向性は少し違います。
| 項目 | G740 | G440 |
| 方向性 | 最大級のやさしさと飛距離 | やさしさと見た目のバランス |
| ヘッドサイズ | 大きめ | G740よりすっきり |
| 飛距離性能 | 高い | 高いがG740よりやや控えめ |
| 寛容性 | かなり高い | 高い |
| おすすめタイプ | アイアンをとにかくやさしく飛ばしたい人 | やさしさとシャープな見た目を両立したい人 |
やさしさと飛距離を最優先するならG740、少しすっきりした見た目と総合バランスを重視するならG440が候補になります。
G740は、アイアンが苦手な方、球が上がりにくい方、飛距離が落ちてきた方に向いています。
一方で、G440は、やさしさは欲しいけれど、G740ほど大きなヘッドは少し苦手という方に合いやすいです。
G740アイアンはどんなゴルファーにおすすめ?

G740アイアンは、以下のようなゴルファーにおすすめです。
・7番アイアンで150ヤードに届きにくい人
・ミスヒット時の飛距離ロスを減らしたい人
・ダフリのミスが多い人
・高弾道でグリーンを狙いたい人
・やさしいアイアンでも見た目にこだわりたい人
G740は、アイアンを簡単にしたい方にかなり向いているモデルです。
ただし、見た目はブラックヘッドで引き締まっているため、やさしいアイアンにありがちな「いかにも大型ヘッド」という印象を抑えています。
ラクに飛ばしたいけれど、バッグに入れたときのかっこよさも欲しい方には、かなり魅力的なアイアンです。
G740アイアンの注意点
操作性重視のアイアンではない
G740は、飛距離性能とミスへの強さを重視したアイアンです。
そのため、球を曲げたり、弾道を細かく打ち分けたりしたい方には少し物足りない可能性があります。
操作性を重視するなら、iシリーズやBLUEPRINT系も比較してみるとよいです。
PWが40度なのでウェッジ構成に注意
G740のPWは40度です。
そのため、一般的な52度・58度のウェッジ構成だと、PWとの距離差がかなり大きくなります。
G740を選ぶ場合は、UWや50度をセットで入れるか、別メーカーの45〜50度前後のウェッジを入れるのがおすすめです。
ブラック仕上げの傷は確認したい
ブラックPVD仕上げは見た目がかっこいい反面、使用していくうちにソールやフェースの擦れが目立つ可能性があります。
新品時の見た目は非常に引き締まっていますが、長く使う中で傷や摩耗がどう見えるかは気にしておきたいポイントです。
必ずフィッティングしたい
PINGはライ角フィッティングに強いメーカーです。
G740も、ライ角やシャフト選びによって振りやすさや方向性が大きく変わります。
特に、つかまりすぎる、右に出る、ダフリが多いなどの悩みがある方は、試打だけでなくフィッティングも受けると安心です。
まとめ ~PING「G740」アイアン~
今回は、PING「G740」アイアンについてまとめてみました。
私見ですが、カタログからわかる比較ポイントは以下のとおりです。
・PING G740アイアンは、2026年7月16日発売の最新モデル。
・ブラックPVD仕上げにより、やさしい大型ヘッドながらシャープに見える。
・VFTフェースにより、打点がブレてもボール初速を確保しやすい。
・新PURFLEXバッジにより、打感と打音を改善。
・高MOIヘッドで、ミスヒット時の飛距離ロスや方向ブレを抑えやすい。
・デュアル・キャンバーソールにより、ダフリに強く、ラフや傾斜地でも抜けが良い。
・7番ロフトは28度、PWは40度の飛び系ロフト設定。
・UW、50度、56度まで用意されているため、ウェッジ構成を作りやすい。
・G730よりも見た目、打感、抜けの良さが進化したモデル。
・G440よりもさらにやさしさと飛距離性能を重視したい方に向いている。
G740アイアンは、アイアンをやさしく高く飛ばしたい方におすすめの最新PINGアイアンです。
特に、7番アイアンで150ヤードに届きにくい方、ミスヒット時の飛距離ロスを減らしたい方、ダフリに強いアイアンを使いたい方には魅力的なモデルだと思います。
一方で、操作性や小ぶりな顔を重視する方は、G440やiシリーズも比較してみるとよいです。
以上、PING「G740」アイアンについてまとめてみました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。






