【ドライバー編】SIM2(シムツー)とEPIC(エピック2021年モデル)の違いを比較【テーラーメイドvsキャロウェイ】

ゴルフクラブ・ギア

テーラーメイドは、2021年2月にSIM2(シムツー)ドライバーを発売しています。

前作のSIMの好評ぶりを受けての後継モデルの発売です。

一方、キャロウェイは2021年2月に「EPIC」(エピック)の2021年モデルを発売しました。

「EPIC」は過去、2017年「GBB EPIC」、2019年「EPIC FLASH」、そして今回の2021年「EPIC」と2年ごとに新しい「EPIC」を発表してきた経過があります。

キャロウェイとテーラーメイドで同時期に発売されたゴルフクラブがどのようなもので、どのような違いがあるのか気になるところです。

ということで、今回は、2021年「EPIC」と「SIM2」ドライバーを比較してみたいと思います。

ちなみに「EPIC」と「SIM2」は両社とも3種類のドライバーを発売しています。詳細は以下の記事にて。

【ドライバー比較】キャロウェイ EIPC(エピック)ドライバーを簡単にやさしく解説【SPEED、MAX、MAX LSの違いとは?】

【ドライバー比較】テーラーメイド SIM2(シムツー)ドライバーをやさしく簡単に解説【ノーマル、MAX、MAX-Dの違いとは?】

今回は、両者とも主に優しさを重視したコンセプトの「EPIC」MAXドライバーと「SIM2」MAXドライバーの2モデルの比較で検討してみます。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

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「SIM2」と「EPIC」の特徴をご紹介

「SIM2」の売りとなる特徴とは

SIM2の主な特徴を簡単にご紹介します。

・フォージドミルドアルミニウムリング

フレームの部分にアルミを使用しました。公式HPには以下のように書かれています。

従来のチタン素材よりも比重の軽いアルミニウムを採用した「フォージドミルドアルミニウムリング」を開発。これにより、さらなる余剰重量を生み出し、高慣性モーメントを実現した「ヘビーバックウェイト」を搭載。このリングがさらなる飛距離、さらなるやさしさへと導きます。

 

・イナーシャ ジェネレーター

空気抵抗を軽減する構造です。素材にカーボンを使用しました。

・ミルドバックカップフェース

さらなる深・低重心設計となりました。この「ミルドバックカップフェースにはツイストフェース®」「Speed Pocket™」「インバーテッドコーンテクノロジー」などのテーラーメイドの技術がたくさん詰まっているようです。

従来のシートフェースから溶接を廃したボディ一体型「ミルドバックカップフェース」を新開発。これによりトゥ側のみスピードインジェクションを配置することで従来の性能を発揮し、余剰重量を生みさらなる深・低重心設計が可能となった。また、スピードインジェクションにより、効率的に反発性能の上限最大値に合わせた調整を可能とします。ミルドバックカップフェースにはテーラーメイド独自技術である「ツイストフェース®」「Speed Pocket™」「インバーテッドコーンテクノロジー」が搭載されており、すべてのゴルファーがベストパフォーマンスを発揮できるよう設計されています。

「EPIC」の売りとなる特徴とは

今回の「EPIC」の売りは「JAILBREAK AIスピードフレームテクノロジー」です。

どこに当たっても飛ぶテクノロジーです。

これは、従来の「JAILBREAKテクノロジー」は2本のバーがソールとクラウンを繋ぐことで垂直方向の剛性を高め、エネルギーロスを抑えるというものでしたが、そのJAILBREAKテクノロジーを進化させ、バーの構造からフレーム構造にしたものと考えられます。

(出典:キャロウェイ公式HPより)

また、公式HPには以下の様に記載されています。

さらなるパワーアップを果たしたEPIC。ドライバーではAIが、最新のFLASHフェースSS21をデザインしただけにとどまらず、JAILBREAK テクノロジーまでも解析、設計し、新たにJAILBREAK AI スピードフレーム テクノロジーを生み出しました。これにより、インパクトの力は従来よりもフェースに集中。ボール初速は、かつてないレベルとなっています。また、トライアクシャル・カーボンクラウンの面積を拡大し、ソールのトウ側にもトライアクシャル・カーボンクラウンを使用。重心位置もさらに最適化されました。3機種のなかで、もっともやさしさのあるタイプに位置する、「EPIC MAXドライバー」は、ドローバイアス設計で、MAVRIK MAXドライバーを大きく上回る慣性モーメントも達成。フェースに集まったパワーを、しっかりボールへ伝達し、強力なボールスピードを生み出します。オートマチックに、真っすぐ遠くへと飛ばす性能は、まさにEPIC(桁外れ)です。

「EPIC」MAXドライバーと「SIM2」MAXドライバーの比較

クラブのコンセプト

「SIM2」MAXドライバーと「EPIC」MAXドライバーは以下のようなコンセプトとなっています。

「SIM」MAXドライバー

大型フェースで、やさしさも抜群なSIM2 MAXドライバー

「EPIC」MAXドライバー

やさしく、つかまえて飛ばせるMAXドライバー

エピックもSIM2も、MAXドライバーは、高弾道かつやさしいという位置づけです。

EPICはつかまりの良さも強調しています。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

まず「SIM2」MAXドライバーはこのようなデザインです。

出典:https://www.amazon.co.jp/

青を基調としたデザインです。形状に特徴がありますが、前作のSIMほどの奇抜さは抑えられている印象を受けます。

そして、次に「EPIC」MAXドライバーです。

出典:https://www.amazon.co.jp/

EPICのイメージカラーと言えば緑です。新しいだけに、なかなか洗練されたデザインです。

次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。

上から見たヘッドの形状

まずは「SIM2」MAXドライバーから、

出典:https://www.amazon.co.jp/

縁取りのデザインがテーラーメイドっぽいですね。

そして「EPIC」MAXドライバーです。

出典:https://www.amazon.co.jp/

「EPIC」MAXドライバーはオーソドックスなデザインと言えるでしょうか。

「SIM2」MAXドライバーと「EPIC」MAXドライバーのスペックを比較

さて、「SIM2」MAXドライバーと「EPIC」MAXドライバーのスペックを比較してみましょう。

より分かりやすく単純化するために、ロフト角「10.5」シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。

項目  「SIM2」MAXドライバー 「EPIC」MAXドライバー
ロフト角(°) 9.0,10.5 9.0,10.5
ライ角(°) 56 58
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.75 45.75
クラブ重さ(g) 297 288
シャフト重さ(g) 53 42
シャフトトルク 4.8  5.8
シャフト調子  中調子  中元調子
バランス  D3  D0

ロフト角

ロフト角は、「SIM2」MAXドライバーと「EPIC」MAXドライバーの両者とも9度と10.5度が用意されています。

ライ角

ライ角は明確に違いがあります。

「SIM2」MAXドライバーが56度で「EPIC」MAXドライバーは58度です。

「SIM2」MAXドライバーが56度なのでややフラット、「EPIC」MAXドライバーが58度なのでややアップライトです。

ライ角の基本に従いますと、「SIM2」MAXドライバーはスライス軌道になりやすく、「EPIC」MAXドライバーはフック軌道になりやすいと言えます。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「SIM2」MAXドライバー297gと「EPIC」MAXドライバーは288gです。

SIM2の方が9g重いです。

シャフトの重量を見てみますと「SIM2」MAXドライバーは53gと「EPIC」MAXドライバーが42gとなっていますので、「SIM2」MAXドライバーの方が11g重いということになっています。

ということはヘッドは「EPIC」の方が2g重いということになります。

シャフトは、「SIM2」はTENSEI BULE TM50、「EPIC」は三菱ケミカルのDiamanaシャフトで比較しています。

ヘッドとシャフトの重さはバランスにも関係してきます。バランスの部分でご紹介しますが、「SIM2」MAXドライバーはD3、「EPIC」MAXドライバーがD0となっています。

シャフトトルク

シャフトトルクは結構違うと思います。

「SIM2」MAXドライバー4.8、「EPIC」MAXドライバーは5.8となっています。

「SIM2」MAXドライバーよりも「EPIC」MAXドライバーの方が大きいです。

つまり、相対的に「SIM2」MAXドライバーは少し手を動かすとヘッドが敏感に反応するため操作性が高い。

一方、「EPIC」MAXドライバーの方が手を動かしてもヘッドはブレにくいため安定性が高くミスに強いということになります。

シャフトトルクだけ見ると、SIM2はそれほど易しいドライバーではないのかな?と思ったりします。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「SIM2」MAXドライバーは中調子、「EPIC」MAXドライバーは中元調子となっています。

「SIM2」は中調子でということで万人向けのセッティングということでしょうか。

「EPIC」は中元調子です。手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つセッティングです。つまり、万人向けの元調子からややタメを作りやすく元調子よりに設定しているということが言えます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトます。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。

元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。は切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。

中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。

中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは「SIM2」MAXドライバーはD3、「EPIC」MAXドライバーはD0となっています。

つまり「SIM2」MAXドライバーの方がヘッドを重く感じるということになります。

「SIM2」の方がクラブ全体の重量が重いですが、ヘッドそのものは「EPIC」の方が2g重いはずです。しかし、ヘッドを重く感じるのは「SIM2」の方と言えそうです。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

まとめ ~「SIM2」MAXドライバーと「EPIC」MAXドライバー~

「SIM2」MAXドライバーと「EPIC」MAXドライバーの違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・「EIPC」は新しくJAILBREAK AI スピードフレーム テクノロジーを開発し、エネルギーロスを軽減

・「SIM2」もミルドバックカップフェースを始めとする最新技術を盛り込んでいる

ライ角を見ると「EPIC」MAXドライバーは、相対的にフック軌道、「SIM2」MAXドライバーは相対的にスライス軌道になりやすい。

・クラブの重量は「SIM2」MAXドライバーの方が9g重たく、[EIPC」MAXドライバーの方が軽い。

・「SIM2」MAXドライバーの方がシャフトトルクが小さいため操作性が高く、反対に「EPIC」MAXドライバーの方が安定性が高い。

テーラーメイドとキャロウェイの同じような位置づけのように見える2つのドライバーですが、カタログスペックを見てみると大きな違いがありますね。

特にSIM2は、より易しいグローレというシリーズもありますので、少し難しめなのかもしれません。

以上のような特徴ですが、実際に打ってみて自分に合っているかどうか、クラブを気に入るかどうかということが最も大切ですね。

以上、「SIM2」MAXドライバーと「EPIC」MAXドライバーの違いをまとめてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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