ミズノ「ST-X 220」ドライバーと「ST-Z 220」ドライバー
ミズノは、2022年3月11日に新しいSTシリーズ「ST-X 220ドライバー」と「ST-Z 220ドライバー」をそれぞれ発売します。(TOUR AD GM D カーボンシャフトモデル)
今回も前作と同じく、ST-Xドライバーはつかまり、ST-Zドライバーは直進性が特徴のモデルとなっています。
高初速×低スピンのSTシリーズ、さらに安定性が向上したとの情報ですが、どのようなテクノロジーが使われているのでしょうか。
今回は「ST-X 220」と「ST-Z 220」の2種類のドライバーについてご紹介します。どのように違うのでしょうか?
「ST-X 220」と「ST-Z 220」の特徴をご紹介
「ST-X 220」ドライバーと「ST-Z 220」ドライバーの主な特徴をご紹介します。
今回の特徴は以下の5つです。
・反発性能をより高めた コアテックフェース
・つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン
・ウエーブテクノロジーソール
・ハーモニックインパクトテクノロジー
高初速素材 フォージドβチタンを採用。
フェース素材は特殊なチタン合金です。
反発性能をより高めた コアテックフェース
反発性能アップのテクノロジーです。
つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン
「スイートエリアの拡大」と「ヘッドの返しやすさ」の両立です。
ウエーブテクノロジーソール&ハーモニックインパクトテクノロジー
「ウエーブテクノロジーソール」はたわみ量を増大させて初速をアップさせます。「ハーモニックインパクトテクノロジー」でウッドにも心地よい打球音・打感を追求しています。
(出典:ミズノ公式HPより)
「ST-X 220」と「ST-Z 220」の違いイメージ
「ST-X 220」ドライバーと「ST-Z 220」ドライバーの特性のざっくりとしたイメージは以下のようになります。
・カーボンの総面積を前作から約40%拡大。
・余剰重量をバックウエイトに付与することでスイートエリアを拡大。
・高初速×低スピンに加えて、高い安定性を追求。
という共通の特性を持ち、それぞれ以下のような性能のドライバーを用意しています。
・「ST-X 220」はつかまりやすい設計
・「ST-Z 220」は高い直進性・安定性
では次からカタログスペックを比較してみましょう。
「ST-X 220」と「ST-Z 220」のカタログスペック比較
コンセプトの比較
ミズノ公式HPでのドライバーのコンセプトの違いを表すフレーズは以下の様になっています。
「ST-X 220」ドライバー
バックヒール部に13gのウエイトを配置した設計。
重心距離を短めに設定することにより、ヘッドを返しやすく、ボールがつかまりやすい設計を追求しました。
ボールがつかまりやすい設計です。
「ST-Z 220」ドライバー
バックセンター部に13gのウエイトを配置した低スピン設計。
従来より重心深度を深く、慣性モーメントを拡大することにより、インパクト時のブレを抑え、高い直進性・安定性を追求しました。
高い直進性と安定性です。
カタログスペックサマリー
カタログのスペックの主要項目は以下のようになっています。
シャフトはフレックスS (TOUR AD GM D カーボンシャフト)のものを記載しています。
「ST-Z 220」の「TOUR AD GM D」はフレックスSのみの設定のため「フレックスS」同士で比較します。
項目 | 「ST-X 220」ドライバー | 「ST-Z 220」ドライバー |
---|---|---|
ロフト角(°) | 10.5±2 | 9.5±2 |
ライ角(°) | 59 | 57.5 |
ヘッド体積(cc) | 460 | 460 |
クラブ長さ(インチ) | 45.5 | 45.5 |
クラブ重さ(g) | 299 | 299 |
シャフト重さ(g) | 55 | 55 |
シャフトトルク | 5.5 | 5.5 |
シャフト調子 | 中調子 | 中調子 |
バランス | D3 | D3 |
次から順番にカタログスペックなど詳しく見ていきます。
カタログスペックで共通する部分
各ドライバーで共通する部分を抜き出してみます。
項目 | 「ST-X 220」ドライバー | 「ST-Z 220」ドライバー |
---|---|---|
ヘッド体積(cc) | 460 | 460 |
クラブ長さ(インチ) | 45.5 | 45.5 |
クラブ重さ(g) | 299 | 299 |
シャフト重さ(g) | 55 | 55 |
シャフトトルク | 5.4 | 5.4 |
シャフト調子 | 中調子 | 中調子 |
バランス | D3 | D3 |
共通する部分は多くあります。
シャフトは「フレックスS」同士で比較していますが、「ST-X 220」はフレックスがR、SR、Sの3種類が設定されています。「ST-Z 220」はフレックスSの設定のみです。
・クラブのヘッド体積、長さ、重さは同じです。
・シャフト関係も、重量55g、トルク5.5、中調子、バランスD3は同じです。
・シャフト調子は中調子です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走る万民向けセッティングです。
カタログスペックで異なる部分
ロフト角
項目 | 「ST-X 220」ドライバー | 「ST-Z 220」ドライバー |
---|---|---|
ロフト角(°) | 10.5±2 | 9.5±2 |
ロフト角は、標準ロフトが、「ST-X 220」ドライバーは10.5度から±2度調整可能なのに対して、「ST-Z 220」ドライバーは9.5度から±2度調整可能となっています。
「ST-Z 220」ドライバーは、ロフト角の設定もさることながら、シャフトも「TOUR AD GM D カーボンシャフト」がフレックスSのみの設定であったりと、ややアスリート向けの設定と言えます。
ライ角
項目 | 「ST-X 220」ドライバー | 「ST-Z 220」ドライバー |
---|---|---|
ライ角(°) | 59 | 57.5 |
ライ角は異なります。
「ST-X 220」ドライバーは59度でアップライトです。「ST-Z 220」ドライバーは57.5度でフラットライトです。
ライ角の基本に従うと、「ST-X 220」ドライバーはフック軌道になりやすい。一方「ST-Z 220」ドライバーはスライス軌道になりやすいと言えます。
「ST-X 220」と「ST-Z 220」どちらを使う?
「ST-X 220」ドライバーと「ST-Z 220」ドライバーのカタログスペックの違いをご紹介しました。
同じシリーズですが、「ST-X 220」ドライバーはつかまりやすさ、「ST-Z 220」は直進性と安定性というコンセプトの違いが、ロフト角やライ角、シャフトの設定などに表れています。
一度、試打してみて違いを確かめてみたいですね。
以上、「ST-X 220」ドライバーと「ST-Z 220」ドライバーをご紹介しました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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