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【ドライバー編】「VD59」と「ST-X 220」の違いを比較解説【ヤマハvsミズノ】

ゴルフクラブ・ギア

ヤマハは、2021年10月29日にヤマハのアスリート向けブランドRMXシリーズのニューモデルを発売しました。

アスリート向けブランドRMXシリーズがモデルチェンジをして「RMX VD」(リミックス ブイディー)シリーズとして生まれ変わりました。

「VD」のVは向きやベクトルを表す「Vector(ベクター)」、Dは方向を表す「Direction(ディレクション)」のそれぞれ頭文字だそうです。

この「RMX VD」シリーズでヤマハは、特に直進安定性に重要な慣性モーメントを追求しています。慣性モーメントが高いとは、誤解を恐れずに言えば「操作性よりも 曲がりにくさを優先したクラブ」ということになります。

一方で、ミズノは、2022年3月11日に新しいSTシリーズ「ST-X 220ドライバー」と「ST-Z 220ドライバー」をそれぞれ発売します。(TOUR AD GM D カーボンシャフトモデル)

今回も前作と同じく、ST-Xドライバーはつかまり、ST-Zドライバーは直進性が特徴のモデルとなっています。

【ドライバー比較】ミズノ「ST-X 220」と「ST-Z 220」ドライバーの違いをやさしく簡単に解説【時代を超越】

高初速×低スピンのSTシリーズ、さらに安定性が向上したとの情報ですが、どのようなテクノロジーが使われているのでしょうか。

今回は、「RMX VD59」ドライバーとつかまりの「ST-X 220」ドライバーを比較してみたいと思います。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「RMX VD59」ドライバーの特徴をご紹介

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーの売りとなる特徴とは

「RMX VD59」の主な特徴を簡単にご紹介します。今回はたくさんの見どころがあります。

RMX VDウェイトシステム

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーの圧倒的な直進安定性を生み出す新機能として「RMX VDウェイトシステム」を搭載しています。

RMX VDウェイトシステムの特長1

どのようにウエイトを調整しても一定の慣性モーメントを実現しています。

変わらない大慣性モーメント「圧倒的な直進安定性」

ヤマハ独自の新システムは、ウェイト位置を調整しても慣性モーメント(VDドライバーは5,003g・㎠、VD59ドライバーは5,820g・㎠)が変化しないから、どのポジションでも高い「直進安定性」を確保。

RMX VDウェイトシステムの特長2

重心角を調整できる幅が非常に広いです。つかまり易いセッティング、つかまりすぎないセッティングなど自由自在です。

変えられる幅広い重心角「スクエアインパクト」

VDドライバーが26.5°~31°、VD59ドライバーは30.5°~36.5°。2モデルで10゜の重心角調整ができ、あらゆるドライバーの重心角ほぼ全域をカバーする。ボールのつかまり過ぎを抑えたい人も、しっかりつかまえたい人も自分のスイングに最適な重心角(つかまり)でスクエアインパクトが実現できる。

クラウン形状とフェースデザイン

クラウン形状とフェースデザインにも改良を加えています。

感性を科学し「飛ぶところで打てる」を実現

ゴルファーは無意識下でヘッド高さの中央だと認識した部分で打とうとする傾向がある。ヤマハはそこに着目し、無意識下で認識する部分と、「最も飛ぶところ(最適打点)=フェース中心やや上部」が一致するように、クラウン形状とフェースデザインを設計した。

(出典:ヤマハ公式HPより)

「ST-X 220」ドライバーの特徴をご紹介

「ST-X 220」ドライバーの主な特徴をご紹介します。

今回の特徴は以下の5つです。

・高初速素材 フォージドβチタンを採用
・反発性能をより高めた コアテックフェース

・つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン
・ウエーブテクノロジーソール
・ハーモニックインパクトテクノロジー

高初速素材 フォージドβチタンを採用。

フェース素材は特殊なチタン合金です。

反発性能をより高めた コアテックフェース

反発性能アップのテクノロジーです。

つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン

「スイートエリアの拡大」と「ヘッドの返しやすさ」の両立です。

ウエーブテクノロジーソール&ハーモニックインパクトテクノロジー

「ウエーブテクノロジーソール」はたわみ量を増大させて初速をアップさせます。「ハーモニックインパクトテクノロジー」でウッドにも心地よい打球音・打感を追求しています。

(出典:ミズノ公式HPより)

「RMX VD59」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの比較

クラブのコンセプト

「RMX VD59」」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーは以下のようなコンセプトとなっています。

「RMX VD59」」ドライバー

圧倒的直進性をすべてのゴルファーに

「ST-X 220」ドライバー

高初速×低スピンのSTシリーズ、
さらに安定性が向上しました。

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーは、今回の目玉である高い慣性モーメントによる直進性を強調しています。

「ST-X 220」ドライバーは、高初速と低スピンのコンセプトを受け継いでいます。

デザイン比較

まずヤマハ「RMX VD59」ドライバーはこのようなデザインです。

出典:ヤマハ公式HP

赤を基調としたデザインです。ヤマハはバイクなども作っていますし、さすがかっこいいデザインです。

そして、「ST-X 220」ドライバーはこのようなデザインです。

出典:ミズノ公式HP

黒をベースに青のライン。ミズノらしいドライバーのデザインです。

次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。

上から見たヘッドの形状

まずはヤマハ「RMX VD59」ドライバーから、

出典:ヤマハ公式HP

赤いラインが入ったデザインです。レッドがスポーティな感じがします。

そして「ST-X 220」ドライバーです。

出典:ミズノ公式HP

黒を基調とした、スッキリしたデザインです。ミズノのマークがポイントです。

「RMX VD59」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーのスペックを比較

さて、「RMX VD59」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーのスペックを比較してみましょう。

複数数値がある場合はロフト角「10.5」、シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。

項目  「RMX VD59」ドライバー 「ST-X 220」ドライバー
ロフト角(°)  9.5(±1)/10.5(±1) 10.5±2
ライ角(°) 59(59.75、60.5) 59
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.5 45.5
クラブ重さ(g) 297 298
シャフト重さ(g) 53 53
シャフトトルク 5.0 5.4
シャフト調子 中調子 中調子
バランス D2 D3

ロフト角

ロフト角は、「RMX VD59」ドライバーは9.5度と10.5度±1度で調整可能です。一方「ST-X 220」ドライバーは10.5±2度で調整可能です。専用レンチも付いています。

両者とも、調整機能が付いています。

ライ角

ライ角は同じです。

「RMX VD59」ドライバー、「ST-X 220」ドライバーともに59度です。これも調整可能です。

最近のドライバーでは59度の設定が多く、ややアップライトのセッティングでライ角の基本に従えばフック軌道になりやすいと言えます。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「RMX VD59」ドライバー297g、「ST-Z 220」ドライバー298gです。

ほぼ同じ重量ですが、「RMX VD59」ドライバーの方が1g軽いです。

シャフトの重量を見てみますと「RMX VD59」ドライバーは53g、「ST-X 220」ドライバーが53gとなっていて同じ重量です

シャフトは以下のモデルで比較しています。

「RMX VD59」ドライバーは「Diamana YR」

「ST-X 220」ドライバーは「TOUR AD GM D カーボンシャフト」

ヘッドとシャフトの重さはバランスにも関係してきます。バランスの部分でご紹介しますが、「RMX VD59」ドライバーはD2、「ST-X 220」ドライバーはD3となっています。

シャフトトルク

シャフトトルクも近しい数値です。

「RMX VD59」ドライバーは5.0、「ST-X 220」ドライバーは5.4となっています。

「RMX VD59」ドライバーよりも「ST-X 220」ドライバーの方が大きな値です。

つまり、相対的に「RMX VD59」ドライバーの方が、少し手を動かすとヘッドが敏感に反応するため操作性が高い、「ST-X 220」ドライバーの方が、手を動かしてもヘッドはブレにくいため安定性が高くミスに強い、ということになります。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「RMX VD59」ドライバー、「ST-X 220」ドライバーともに中調子となっています。

タメも作りやすく、ヘッドもある程度走る万人向けのセッティングといえます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは「RMX VD59」ドライバーはD2、「ST-X 220」ドライバーはD3となっています。

振った時にヘッドを重く感じる、ヘッドが効いている感じがするのは「ST-X 220」ドライバーの方と言えそうです。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

まとめ ~「RMX VD59」ドライバーと「ST-X 220」ドライバー~

「RMX VD59」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・ヤマハ「RMX VD59」ドライバーは「RMX VDウェイトシステム」によりどのようなセッティングでも安定した直進性を実現

・「ST-X 220」ドライバーは「フォージドβチタン」、「コアテックフェース」、「スクエアストライクデザイン」などのテクノロジーを採用し、初速アップと安定性を向上。

ライ角は「RMX VD59」ドライバー、「ST-X 220」ドライバーともに59度で同じ。ヤマハは調整機能付き。

・クラブの重量は「RMX VD59」ドライバーの方が1g軽く、シャフト重量は同じ。

シャフトトルクについて、「RMX VD59」ドライバーは操作性、「ST-X 220」ドライバーは安定性が高い傾向。

以上のような特徴です。カタログ上はとても似ているスペック数値です。

実際に打ち比べてその違いを確かめたいですね。

以上、「RMX VD59」ドライバーと「ST-X 220」ドライバーの違いをまとめてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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