「ゴルフがつまらない」
そんな風に思っていませんか?
「なぜゴルフをつまらないと思うのか」
「なぜみんな、ゴルフは面白いと言っているのか」
そんな疑問を感じていませんか?
なぜそのように思うのか、その疑問をこれから紐解いて行きながら、
なぜ周りの人はゴルフが楽しいと思うのか、についても迫っていきたいと思います
少し長文にはなりますが、これを読めば、「自分にとってゴルフは続けるべきか辞めるべきか」
その答えは提供できるかと思います
ゴルフがつまらない瞬間
ゴルフを始めたばかりの頃は、ダフったりトップしたり空振りしたり、あっちに行ってはこっちに行って、そもそもボールにちゃんと当てるのが難しいかと思います
これはつまり、「自分の思うようにプレーできない」ということです
そうなると、イライラ、ストレス、虚しさ、諦め、といったネガティブな気持ちになってしまうのはある種人間として当然といえます
ショットもパターも思うように行かないと、「ただボールにクラブを当てているだけの作業」
みたいに感じてしまう人もいるでしょう
逆に、こういった状況から「ゴルフって楽しい!」と思える様な人は、相当のポジティブシンキングで稀な人です
ここであえてハッキリ言いますが、
ゴルフというのは
ある程度打てて
ある程度狙った所に打てなければ
楽しくありません
もちろん、仲間と共に大自然を練り歩いて、ランチにお酒やタバコ、ラウンド後は温泉、といった副次的な楽しさというのはありますが、それはゴルフの本質的な楽しさではありません
ですから、ゴルフを始めてからいきなりのめり込んで楽しめる人というのは、実はなかなかいないのです(いきなりナイスショットが連発できるような運動センスの持ち主は別)
「少し億劫だけどラウンド前だから練習行かないとなー」とか、
「仲間に誘われたからとりあえず練習付いていこー」とか、
相当な目的意識でも無い限り、始めた頃はそんな感じです
それが何度か続いて徐々にコツを掴んで打てるようになってきて、そしたらドンドン楽しくなってきた!という人がおそらく大半だと思います(実際に私もそうでした)
ここで少し重要なのが、裏を返せば、練習を続けていって少なくとも今よりつまらなくなることは無いということです
ゴルフの楽しさは、打ててナンボなのです
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そもそもゴルフで楽しいと思うのはどんな時か
それは、
「ナイスショットが出た瞬間」
です
ナイスショットは、ロングショットに限らずアプローチやパットなどにも当てはまります
もちろんそこに、きれいなロケーションや気の合う仲間がいれば最高です
ナイスショットが一番楽しい瞬間ですから、必然的に始めたばかりの頃はそれはなかなか味わえません
およそスコアで言えば、120を切るくらいになると徐々にナイスショットがでるくらいだと思います
初めてナイスショットが出た時は、えも言われぬ快感を味わいます
もしそれを感じたことが無いならば、まだナイスショットは出ていないということです
私も最初のうちはナイスショットがなかなか打てませんでした
「結構上手く打てたけど、みんなが言うほど気持ち良くはないなぁ・・」
なんてこともよく思っていましたし、18ホール中1回もナイスショットが無かったことはざらにありました
今振り返ると、実はそこまでナイスショットではなかったんだなぁとも思います
飛距離もミート率も狙った所に落とす力も上がってきた現在、その全てが重なった時にナイスショットと感じます
柔道や剣道でいう「心・技・体」が整った「一本」と似ているかもしれません
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なぜつまらないのか
目標がない
何事にも言えますが、目標がないと長続きはしません
なんでもいいので必ず1つは目標を持ちましょう
そもそもゴルフは1人でやるスポーツなので、誰も見ていない所で1人黙々と練習しなければならず、目指したいと思える目標が無い限り練習がなかなか捗らず上達もしません
「どうなりたいか」に焦点を当てて考えると目標も見つけやすいです
しかし、あまり難しい目標を設定してしまうと、「未来に囚われて現在が楽しくない」ということもありえるので、適度にしましょう
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こんな目標はいかかですか
よくあるのは、「ゴルフ仲間にすごいと言われたい」という願望だと思います
「スコアを上げたい」というのはよくある目標ですが、実は仲間に良く思われたいことの表書きであることが多かったりします
ただゴルフというのは一人競技ですので、自分の実力バロメータがスコアという数値で表れます、そしてそれを良くしたいと思うのは決して悪い目標ではありません
ただ、スコアがいくら良かろうがそれを共感してくれる仲間がいないと寂しいもので、これも長続きしません(プロ思考)
ですから、ゴルフ仲間は大切にしましょう
もしゴルフのお誘いが来たなら、前向きに対応し、プレー中も前向きな言動を心掛けることで、ゴルフ仲間は広がります
「何かスポーツしたい」という方には、ゴルフの打ちっぱなしというのは一人で気軽に空いた時間好きな時間だけできるので良いスポーツです
- まずはボールにちゃんと当てられるようになる
- スライスを直す
- ドライバーで何ヤード飛ばす
- 100ヤードに落とせるようになる
といった具体的な目標を持って練習すると楽しく長続きします
結果を求めすぎる
初めのころはミスショットが大半です
よくゴルフゲームやテレビでプロの試合を見ると、ゴルフというのはスーパープレイだったりバーディが楽々取れていたりするのが当たり前のスポーツだと感じてしまうこともあるかもしれません
そこを基準に考えてしまうと、
「なんて自分は下手なんだ」
「周りと比べてもセンスがない」
なんて思ってしまうかもしれません
それと意外かもしれませんが、「他のスポーツなどで自信のある人」の方が、このいわゆる挫折に陥ってしまう可能性が高いです
なまじ自信があるだけに、なかなか思い通りにいかないことでそっぽ向いてしまうということです
運動神経が良いだけに、非常にもったいないです(涙)
もしそのような節があるならば、少し成功の基準を下げた方が良いでしょう
結果を求めすぎることへの対策
「ゴルフはミスをするスポーツ」
と言われています
これはアマチュアに限った言葉ではなく、プロも同じです(むしろプロの方がこの意識が高い)
ゴルフの本質というのは、
「いかにミスを減らすか」
「いかにミスをカバーできるか」
です
この本質に軸を置いた時に初めて、ゴルフの真の楽しさが見えてきます
いわゆるマネジメントや戦略といわれるものです
ホールレイアウトを見ながら現在のスコア状況や自身の調子などと照らし合わせ、どうやって攻めようかと考えます
そのように考えることができた時、1つのバンカーをとってみても、とても大きく見えてしまったり、気にならないくらい小さく感じたりするものです
それはまるで生きているようで、競技としての「奥行き」を感じます
集中力が続かない
まず言っておきますが、あなたがここまで読めているということは「集中力がない」なんてことはありません
ゴルフは競技時間をおよそ5時間と考えると非常に長いスポーツです
もし仮に5時間ずっと集中しなければいけないスポーツだとしたら苦痛でしかありません
これはある程度プレーしたことのある人なら共感できると思うのですが、プレー途中に「ダレる」瞬間は必ずといっていいほどあります、しかも何回かあります
それは疲労やミスショットが続いた時などに起こりやすく、天候が悪い日などは尚更です
これは誰しも必然で起こることなのでこの時に、
「自分だけつまらないのかなぁ」
「自分はゴルフに向いてないなぁ」
ひいては、
「せっかく高い金払ってるのに…」
なんて思ってしまうことは非常にナンセンスです
ずっと楽しくプレーしているように見える人でも、上手く自分の中でそういった気持ちを表に出さないよう「いなしている」のです
ですから、オン・オフの切り替えが大切になってきます
最近流行りのモグモグタイムなどはいい例だと思います
流れを変えたいときなどにおやつを食べたり、飲み物を飲んだり、グローブを変えたりといったことは有用です
なので、こういった瞬間に「ゴルフはつまらない」と決め付けるのは良くありません
「ゴルフはメンタルのスポーツ」と言われる由縁でもあるでしょう
ゴルフが好きな人は、その「ダレる」瞬間よりも「気持ちいい、楽しい」と思う瞬間の方が勝っているということになります
もっと踏み込むならば、落ち込んだ時に「どう考えるか、どう気持ちを切り替えるか」がゴルファーとして、そして人として成長する機会となります
費用対効果がチラつく
ゴルフは他の一般的なスポーツに比べてお金(や時間)が掛かります
特にゴルフを始めたばかりの人にとっては「今までに無い出費」な訳です
なので、「お金を掛けるに値するかどうか」と考えるのは必然です
そして先ほども挙げたように、「ナイスショットが打てない」「ラウンド中に落ち込む」などといった状況に直面すると、どうしても「費用に見合っていない」と考えてしまいがちです
費用対効果がチラつくことへの対策
正直、金銭的に余裕がない人にとっては、他のライフサイクル費用を削ってまでゴルフに割くほどのモチベーションが作れるかというと、なかなか難しいことだと思います
半ば精神論的にはなってしまいますが、今までお伝えしてきたことから分かるかと思いますが、
「ゴルフは上達するほど、奥深く、楽しいです」
始めた頃に味わう楽しさというのはまだまだ序の口です
ですから、ある程度序盤「つまらない」と思ってしまう方には、是非少し「辛抱してもらいたいな」と思います
少しずつでも継続していけば、いつか必ず楽しいと思える瞬間はやってきます
また、年齢を重ねるに連れてゴルフをする人が増えるという事実を考えると、仕事やプライベート問わずそういった人と出会うことも増える訳です
その機会にゴルフの話題ができることは大いに役立ちますし(ゴルファーはゴルフ話が好きな人多い)、もしかしたらそれが良い出会い・転機となる可能性もあるかもしれません
ここまでは「なぜつまらないか」について言及してきましたが、次はゴルフの「真髄・楽しさ」について考えていきます
ゴルフの真髄・楽しさとは
ゴルフの本質、真髄というのを改めて考えると、
「スルメの様なスポーツ」だと私は思います
はじめてスルメを食べた時を思い出してみてください
「なんだか硬いし癖あるしアゴ疲れそうだし」
「あれ?でもずっと噛んでたらなんだか美味しくなってきた」
「なんだか癖になるなー」
そんな感じじゃなかったですか?(覚えてないですかね。それとスルメが嫌いな人はスルメが好きな前提でお願いします…)
ゴルファーの年齢層が高いのはそのためで、むしろ高齢になり状況把握やプレーマネジメントができるようになるほど面白くなる、ということの証明になっているのではと思います
まとめ
最後にまとめると、
- ゴルフはミスをするスポーツ
- 始めの頃はナイスショットはなかなか打てない
- しかし、ゴルフの楽しい瞬間はナイスショットを打てた時
- ゴルフは上達するほど楽しくなる、「スルメの様なスポーツ」
- 諦めず長く続けたら必ず楽しくなる
- そのためにも目標設定と継続的にプレーを
- 年を重ねるほどゴルフができることに価値が高まる、先行投資の考え方
以上になります、本記事が少しでも皆様の参考となれたら幸いです