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【ゴルフテクニック】アマチュアでもプロのような捕まったアプローチを簡単に打つ方法【動画】

ウエッジのバンス ゴルフテクニック

私は、アプローチの打ち方というのは大きく2種類あると思っています

  • 1つは、フェースを返さずに体の回転を使ってボールを真っ直ぐ運ぶように打つ方法
  • もう1つは、インパクトの際にフェースを返しながらボールを捕まえるように打つ方法

 

前者は、感覚的にはクラブを上げて真っ直ぐターゲットに向かって下ろすというシンプルな打ち方で、9割以上のアマチュアはこの打ち方に属すると考えています

 

後者は、たまにプロが打っているのを見掛けます

ボールを包み込むように、フェースを返しながらフェースの上にボールを十分に乗せて打つ方法です

低く打ち出してもスピンがキュッと入り、狙った所までランを出すようなイメージです

 

今回は、この後者の「ボールを捕まえるように打つ」というアプローチの打ち方を、アマチュアでも簡単にできるようにアレンジしてみました

※2020/12/24追記:最近知ったのですが、タイガーや松山もメジャーでやってる「フィネスショット(フィネスウェッジ)」と呼ばれる打ち方と似ています。パクリではないです(笑)

 

アプローチでフェースを返すのは難しい

意図的にフェースを返しながら打つというのは非常に難しくミスを誘発しやすいです

 

「どのタイミング」で「どの程度返す」のか?

体に染みついていれば良いですが、そうでないといざ緊張した場面などではミスが出やすくなります

 

あくまでアプローチの目的はカップに寄せることですから、スイングではなく距離感や傾斜などに意識を注ぎたいです

そのためにもスイングはできるだけシンプルでなければなりません

 

ではどうやってシンプルな動作でフェースを返せばよいのか?

それは、道具に頼ればいいのです

 

バンスを使ってフェースを返す

そもそも「バンス」というものが何かという所から確認ですが、簡単にいうとクラブフェースの後ろ側に付いている「モコっとした出っ張り」のことです

ウエッジのバンス

よくクラブの仕様に書かれている「バンス角」というのはこの出っ張り具合の大きさを表しています

では、バンスの役割は何かというと「ヘッドが地面に刺さるのを防ぐ」というものです

ヘッドが地面に当たる前にバンスの平たい部分が先に地面に当たることで、リーディングエッジが地面に刺さらずにクラブが滑ってくれます

ダイナミックロフトとバンス

インパクト時のロフトが寝るほどバンスが効く

 

例を挙げると、お風呂で水面に向かって斜めにチョップを入れるイメージを思い浮かべてもらうと分かりやすいです

チョップの時に手の甲側を水面にぶつけるようにすると、水の抵抗を大きく受けて水中に潜りづらくなりますよね

お風呂でバンスを感じる方法1

水面に鋭角にチョップ

お風呂でバンスを感じる方法2

水面に当たる面積が大きいとチョップが弾かれる

 

今回のアプローチはこの「バンスを利用する」ということが非常に重要となります

 

「バンスアプローチ」打ち方

ここからはバンスを使ったアプローチの打ち方をご説明します

 

  • バンスが使える程度にフェースを開きます

試しに、フェースを開いた状態で地面を上から「トントン」と叩いてみて、ちゃんとバンスから地面に当たって跳ね返るのを確認してみるとよいです

バンスのチェック

 

  • ダウンスイングでは少しアウトサイドから打ち込むようなイメージの方がしっかりバンスを使いやすいです

 

  • キレイにボールにコンタクトする必要はなく、軽くダフるくらいのイメージでボールの少し手前からフェースを入れます

これはバンスを使うならではのメリットです

寛容性が高く、大きなミスになりづらいです

 

  • わざとヘッドを地面にぶつけてその跳ね返りを利用してフェースを返します

はじめにもお伝えしましたが、意図的に手を使ってフェースを返すことはしません

 

  • ヘッドを地面にぶつけると同時に、手元はブレーキをかけます

具体的には「左太ももの外側」に手が留まるようにするとよいです

手元がそのまま進んでしまうとヘッドが返らずにボールが捕まりません

 

  • 結果的に、インパクト前後のヘッドの軌道は「Vの字」を描くイメージになります

 

以上になります

 

どうでしょう、簡単だと思いませんか?

クラブを地面にぶつけて手元を止めるだけです

調整が必要なのは距離感(振り幅)だけ。これだけでプロのような捕まったアプローチが打てます!

 

動画で解説

実際に打っているシーンを動画にまとめてみました

ポイントとしては、

  • ボールを包み込んで長時間フェースの上に乗せるイメージ・リズムで打つ
  • バンスから地面にぶつけた後、左太ももでグリップエンドを固定することでフェースが返る

 

「バンスアプローチ」応用編

このバンスを使った打ち方というのはアプローチだけではなく色んな場面で使えます

  • バンカーで使えば、力は要らずに簡単に出せますし、アプローチの時と同じ打ち方なので、出すだけでなくカップに寄せることも出来ます
  • ベアグラウンド(芝がはげて砂地が出てる箇所)にボールがある時もバンスを使えば、刺さって飛ばないという結末を回避できます
  • 通常のショットの力感で打てば、ライン出しのような球筋になり、大きなミスを避けるショットが打てます
  • 逆目のラフでもリーディングエッジが刺さることなく滑ってくれるので使えます

 

「バンスアプローチ」のデメリット

非常に使い勝手の良い「バンスアプローチ」ですが、いくつかデメリットがあります

  • バンスの跳ね返りに依存するため、地面の硬さやバンス角の大きさで出球が変わることがあります
  • フェースを開くこととバンスの跳ね返りにより、ボールが高く上がりやすいです(低く転がすのが難しい)
  • 左足下がりの状況など、ボールの手前の地面が高いとヘッドが入れずらいです
  • 長いラフに浮いているボールなどではボールと地面の距離が離れているため使えない

 

これらの状況では慎重に考える必要があります

 

まとめ

今回は、アマチュアでもバンスを使うことでプロのような捕まったアプローチが打てるということをご紹介させていただきました

色んな状況で使える打ち方なので、アプローチに限らず積極的に試してみていただきたいです

 

また、打ち込み気味に打つので、芯を捉える感覚とバンスが跳ね返る感覚が合わさり、非常に気持ち良い打感・打音が味わえます

これは実際にやってみると分かると思います

 

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