「ライン出し」とは
基本的な定義としては、出力を抑えてターゲットに対してコントロールして打つショットのことを言います
似たようなショットとして「パンチショット」も耳にしますが、こちらは上から打ち込んで球を低くコントロールするようなイメージがありますね
ゴルフの上級者にとって、ライン出しやコントロールショットは当たり前のように使う必須テクニックです
まだ習得していないのであれば、是非身に付けましょう
ライン出しの打ち方は人それぞれ?
はっきり言ってしまうと、コレといった打ち方の定義は無いです
人それぞれで、とにかくフルショットよりも精度が高い打ち方が出来れば、それがその人にとってのライン出しだと個人的には考えています
ハーフショットもライン出しの一つと言えると思います
ですから、以下の打ち方についてはあくまで一例としてとどめていただけたらと思います
ライン出しの打ち方
スイングでは常に腕が体の正面にある状態をキープします
アドレスの状態から腕と体の距離を維持したままスイングです
力感としては7割程度を目安にしましょう
基本的にはインパクトでハンドファーストが出来ることが前提となります
インパクトでは、左手が低いまま右手を窓を下から拭き上げるようなイメージ(ワイパーのように、左手が支点となって右手が動く)
この打ち方をすると、右手がターゲットに対して横ではなく下から上へ縦に動くため、左右ブレが少なくなり狙った方向に出しやすいです
体は回転しながらになるので、左手は体の動きに任せて左に振り抜き、右手でインパクトを作るイメージがおすすめです
ピッチングでラインだす🏌 pic.twitter.com/TGK08j1ciA
— いぬP@ゴルフひよこ倶楽部 (@golfer_inup) April 15, 2022
フィニッシュは小さく抑えます
左手は低い位置でクラブが立った状態が目安です
ライン出しは、アプローチの延長とも捉えることができますね
打ち方の注意点
よくあるのが、「インパクト前後はターゲットに向かってフェース面を固定する」といった打ち方ですが、これだとフェードやスライス球が出てしまいます(あえて曲げる場合に使う時もありますが)
これは、フェース面がターゲットに対して真っ直ぐであっても、スイング軌道は左に振り抜くので、結果として球を『こする』ことになるからです
このように、ライン出しをするとフェード・スライスしてしまうという人は、もっとフェースを旋回させて球をつかまえにいく必要があります
つまり、もう少し通常のショットのように打っても良いと思います
他にも、ターゲットへの意識が強すぎてトップが出る人は、まずはしっかりダウンブローでインパクトをすることを考えましょう
まとめ
ライン出しについてのまとめです
- ライン出しは精度を優先したコントロールショット
- 体と腕の同調を意識して、7割程度の力感でスイングをコントロール
- ダウンブローでインパクト後、下から上にフェースを持ち上げる動きがおすすめ
- 面は作りすぎず、しっかり球をつかまえる
以上、参考になれたら幸いです