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コースレートとは?スロープレートとの違いをわかりやすく解説【ゴルフが楽しくなる】

スロープレート ゴルフ知識

ゴルフ場の難易度を調べていると、「コースレート(コースレーティング)」や「スロープレーティング」という数字を見かけることがあります。

どちらもコースの難易度に関係する数値ですが、意味は同じではありません。

先に結論
コースレーティング=スクラッチプレーヤーにとってのコース難易度
スロープレーティング=スクラッチ以外のプレーヤーにとっての「相対的な難しさ」
・スロープレーティングは113が標準
・数値は55~155
・数字が大きいほど、スクラッチプレーヤーと比べて一般ゴルファーには難しくなりやすい

簡単にいえば、コースレーティングだけでは分かりにくい「アベレージゴルファーにとっての難しさ」を補うのがスロープレーティングです。

この記事では、コースレーティングとスロープレーティングの意味や違いをできるだけ簡単に解説します。

この記事はこんな方におすすめです
・コースレートとは何か知りたい
・スロープレーティングの意味を知りたい
・「113」という数字の意味を知りたい
・自分のハンディキャップとどう関係するのか知りたい

コースレート(コースレーティング)とは?

コースレーティングとは、スクラッチプレーヤーにとってのゴルフコースの難易度を示す指標です。

スクラッチプレーヤーとは、ハンディキャップインデックスが0.0程度の非常に高い技量を持つゴルファーのことです。

現在JGAでは「コースレーティング」という名称が使われていますが、一般的には「コースレート」と呼ばれることもあります。

コースレーティング
スクラッチプレーヤーが通常のコース・天候条件で良いプレーをした場合の難易度を数値化したもの

例えば、パー72のコースでコースレーティングが73前後なら、スクラッチプレーヤーにとっても比較的難しいコースであることが想像できます。

ただし、コースレーティングは単純に「パー72から何打難しい」というだけで決められているわけではありません。

実際には距離だけでなく、高低差、ドッグレッグ、風、標高、ラフ、バンカー、池、OB、グリーンなど、さまざまな要素を査定して決められています。

スロープレーティングとは?

スロープレーティングとは、スクラッチプレーヤーと比較して、スクラッチ以外のゴルファーにとってそのコースがどれくらい相対的に難しいかを示す指標です。

英語では「Slope Rating」と表記されます。

スロープレーティングのイメージ

スロープレーティングの基準
・標準難易度 → 113
・最低値 → 55
・最高値 → 155

ここで重要なのは、スロープレーティングは単純な「コースの絶対的な難易度ランキング」ではないという点です。

スクラッチプレーヤーと比べて、ハンディキャップのあるゴルファーにどれだけ難しくなるかを見る数値です。

そのため、スロープレーティングが高いコースほど、上級者とアベレージゴルファーとの難易度の差が大きくなりやすいと考えると分かりやすいでしょう。

※プレーが遅いことを意味する「スロープレー」とスロープレーティングはまったく別の言葉です。

参考:JGA 日本ゴルフ協会「コースレーティングとは」

コースレーティングとスロープレーティングの違い

2つの違いを表にすると分かりやすくなります。

項目 コースレーティング スロープレーティング
主な基準 スクラッチプレーヤー スクラッチ以外のプレーヤー
表しているもの コースの難易度 スクラッチプレーヤーとの相対的な難易度差
数値 70.5など 55~155
基準値 コースごとに異なる 113
覚え方
コースレーティング → 上級者から見た難しさ
スロープレーティング → 一般ゴルファーとの難易度差

厳密にはもっと細かな定義がありますが、まずはこの違いを覚えておけば十分です。

なぜスロープレーティングが必要なのか?

では、なぜコースレーティングだけではなく、スロープレーティングが必要なのでしょうか。

理由は、同じコースでも上級者とアベレージゴルファーでは「難しいと感じるポイント」が違うからです。

例えば、150ヤードの池越えが必要なショートホールがあったとします。

ある程度飛距離と方向性が安定しているスクラッチプレーヤーなら、それほど大きな問題にならないかもしれません。

しかし、キャリーが不足したりショット方向が安定しなかったりするゴルファーにとっては、池がスコアへ大きく影響します。

ほかにも、

実力によって難易度差が出やすい例
・長い池越え
・狭いフェアウェイ
・深いバンカー
・OBが近いホール
・長いラフ
・小さなグリーン
・長いパー4

などがあります。

上級者にはそれほど難しくなくても、アベレージゴルファーには一気に難しくなるコースがあるわけです。

ゴルフコースの難易度を坂で表したイメージ

この「実力によって難易度の上がり方が違う」ことを表すためにスロープレーティングが使われます。

スロープレーティング113とは?

スロープレーティングでは「113」が標準的な難易度とされています。

スロープレーティング 考え方
113未満 標準より相対的な難易度差が小さい
113 標準
113超 標準より相対的な難易度差が大きい

例えば「スロープ130」と表示されていれば、標準の113より高い数値です。

スクラッチプレーヤーと比べた場合、ハンディキャップのあるプレーヤーには標準より難しさが大きく表れやすいコースと考えられます。

反対に100程度なら、相対的な難易度差は113より小さいということになります。

スロープレーティングが高い=単純に難コースではない

ここは誤解しやすいポイントです。

スロープレーティングが高いからといって、すべてのゴルファーにとって単純に「最難関コース」という意味ではありません。

スロープレーティングが表すのは、スクラッチプレーヤーとスクラッチ以外のプレーヤーとの相対的な難易度差です。

そのためコースそのものの難易度を見る場合は、

両方確認するのがおすすめ
・コースレーティング
・スロープレーティング

この2つをセットで見ると、そのコースの特徴がより分かりやすくなります。

スロープレーティングとハンディキャップの関係

スロープレーティングは、ハンディキャップインデックスを実際にプレーするコースの「コースハンディキャップ」へ換算するときにも使われます。

JGAでは、ハンディキャップインデックスをスロープレーティング113の標準難易度を基準にした数値として扱っています。

実際にプレーするときは、その日のコース・ティーの難易度に応じて調整します。

コースハンディキャップの基本的な考え方
ハンディキャップインデックス
×(スロープレーティング ÷ 113)
+(コースレーティング-パー)

つまり、同じハンディキャップインデックスのゴルファーでも、難易度の異なるコースやティーをプレーすればコースハンディキャップは変わるということです。

これによって、異なるゴルフ場や異なるティーからプレーする場合でも、実力差をより公平に調整できます。

参考:JGA 日本ゴルフ協会「ハンディキャップの使い方」

ティーによってレーティングは変わる

コースレーティングとスロープレーティングは、ゴルフ場に1つだけ設定されているわけではありません。

プレーするティーによって距離や障害物の影響が変わるため、それぞれにレーティングが設定されます。

例えば同じゴルフ場でも、

バックティー → 距離が長い
レギュラーティー → 標準的
フロントティー → 距離が短い

という違いがあります。

また、男女それぞれについて査定されたレーティングが使用されます。

ゴルフ場の難易度を比較するときは、「どのティーのレーティングか」まで確認することが重要です。

スロープレーティングで異なるコースでも公平に競いやすくなる

スロープレーティングを含むハンディキャップシステムの大きなメリットは、プレーするコースが違っても実力を比較しやすくなることです。

世界のゴルファーが公平に競うイメージ

ハンディキャップインデックスをそのコースの難易度に合わせてコースハンディキャップへ換算することで、異なるティーや異なるコースでも公平性を高めることができます。

現在のJGAハンディキャップは、世界共通のWHS(ワールドハンディキャップシステム)に基づいて運用されています。

よくある質問

コースレートとは何ですか?

一般に「コースレート」と呼ばれているものは、現在JGAで「コースレーティング」と呼ばれている指標です。

スクラッチプレーヤーにとってのコースの難易度を示します。

スロープレーティングとは何ですか?

スクラッチプレーヤーと比較して、スクラッチ以外のプレーヤーにとってどれだけ相対的に難しいコースかを示す指標です。

スロープレーティング113は難しいですか?

113は標準です。

113より高ければ標準より相対的な難易度差が大きく、低ければ小さいと考えます。

スロープレーティングの最高値はいくつですか?

55~155の範囲で、155が最高値です。

スロープレーティングが高いほど難しいゴルフ場ですか?

必ずしも単純な意味での難コースとは限りません。

スクラッチプレーヤーと比較して、ハンディキャップのあるプレーヤーにとって難易度がどれだけ増すかを示しているためです。

まとめ|コースレーティングとスロープレーティングの違い

最後に、今回のポイントをまとめます。

覚えておきたいポイント
・コースレーティング → スクラッチプレーヤーにとっての難易度
・スロープレーティング → スクラッチ以外のプレーヤーとの相対的な難易度差
・スロープレーティングの標準 → 113
・最低 → 55
・最高 → 155
・同じコースでもティーによって数値は異なる
・ハンディキャップをコースの難易度に合わせるためにも使われる

ゴルフ場を予約するときにコースレーティングとスロープレーティングを確認してみると、距離だけでは分からないコースの特徴が見えてきます。

特にスロープレーティング113を基準として覚えておくと、「このコースは自分にとって難しそうか」を判断する一つの参考になります。

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