「今日は初めて行くゴルフ場だ!ワクワクするけどきちんとスコアメイクできるか不安だ…」
初心者の頃は初めて廻るゴルフ場がほとんどなので、さほどスコアメイクという点での不安はあまり無いかもしれませんが、中級者レベルにもなると初めてのゴルフ場は『コースマネジメント&スコアメイク』の観点から不安が出てくるのではないでしょうか
今回は、初見のゴルフ場をラウンドする際における『スコアメイクのチェックポイント』を5つ 選りすぐりましたので、ぜひご参考にいただけたらと思います
前日までの事前準備
前日までの下準備として、次の2点に注目して調べると良いです
- 「ハザードが多い」「フェアウェイが広い」「距離が短い」といったコース全体を通しての特徴
- 「スコアが伸ばせそうなホール」「スコアを落としそうなホール」といったキーとなりそうなホールのピックアップ
これらの情報を念頭に置いて当日ラウンドすると、気持ちにも余裕が生まれやすいです
この事前準備については常日頃から当たり前にやってらっしゃる方も多いとは思いますが、事前調査をせずに「その都度同伴者にアドバイスを聞ければいいや」とないがしろにされる方もいます
後述しますが、このアドバイスを同伴者に聞く行為は競技ルールではペナルティの対象となりますので、他人任せではなく自分自身で事前調査をする癖を付けておいた方が無難です(仲間内でも、内心はルールに即してアドバイスをしたくない、と思われる方も稀にいます)
調査ついでに、そのゴルフ場における服装指定や決まり事、練習場の有無なども確認しておくと良いでしょう
当日現地に着いてから
マスター室での確認事項として、次の3点に注目して調べると良いです
- ティーイングエリアのヤード表記
- 看板から?
- グリーンエッジまで?
- グリーンセンターまで?
- 残り100ヤードや150ヤード等を示すヤード杭
- グリーンエッジまで?
- グリーンセンターまで?
- その他ローカルルールの確認
-
- OBや池ポチャした場合の特設ティがあるか?
⇒その際は必ず特設ティから打たなければいけないのか?
-
- 1ペナエリアがあるか?
⇒そのエリアに入った場合でも続行できるのか?
⇒できない場合はボールをドロップする位置はどこか?
ヤード表記に関してよくあるパターンは、
「ティーイングエリアの看板はグリーンセンターまでの距離、ヤード杭はグリーンエッジまでの距離」
というものです
この場合、パー3ではティーイングエリアの看板を参考にするとグリーンセンターまでの距離であるのに対し、パー4とパー5の2打目以降でグリーンを狙うときはヤード杭を参考にするとグリーンエッジまでの距離となるため、ヤード表記に対して実際に打つ距離が変わることに注意が必要です
尚、スコアカードの裏面にこれらのローカルルールの記載があるケースもありますので、まずこちらを確認した上で分からないことがあればマスター室に確認する方が親切ですね
プレー中のポイント
見えている場所に狙い所を定め、見えている場所に飛ばせるクラブを選択することが大事です
ドッグレッグで先が見えないホールなどで、ドライバーがナイスショットと思って行ってみたらロストボール…というパターンが一番メンタルをやられます
もしロストボールの可能性が少しでもあると思ったら、暫定球を打っておく方が無難です
ショットの際に、ターゲット地点付近のハザードや傾斜やどのくらいのランが出るのかなどが分からず、不安を抱くのは致し方無いことですが、基本的には迷いながらのショットは精細を欠くことが多いです
パターについても同様で、グリーンの速さや傾斜・芝目の影響など、考えすぎて大ショートしてしまっては元も子もありません
一度決めてから、あとは迷わずに打つことを心掛けましょう
同伴者のプレーも観察し、その結果を参考にして取り入れることで迷いを減らすことができます
『ゴルフは手前から攻める』というセオリーがある通り、基本的にグリーン奥へ行ってしまうと、逆目・下り傾斜などが残り、下手すると大叩きする可能性も出てきます
長い目で見た時、「ショートしてもいい」ぐらいの気持ちでいた方が初見のゴルフ場でのスコアは良くなります
グリーン奥もそうですが、グリーン周りについても同様に情報が不確かですから、直接ピン方向を狙うのではなくグリーン中央方向を狙うことでグリーンの左右から外れる可能性を少しでも下げましょう
番外編
どうしてもコース攻略のアドバイスなどを聞きながらスコアメイクをしたいというならば、キャディ付きプレーがオススメです
仲間内のプレーであれば、同伴者がコース攻略方法を知っている場合にアドバイスを求めるのもよいですが、キャディさんやチームプレーでのチームメイト以外の人とのアドバイスのやり取りは、競技ルール上では2打罰となるので注意が必要です
まとめ
初めてのゴルフ場でのラウンドでは、『事前準備』と『その場の対応力』が求められます
いかにスコアを落とさずに冷静にプレーできるかという点が、ラウンドする上での緊張感を生み、ひいては楽しさに繋がるのではないでしょうか
もしかしたら、廻り慣れたコースよりも初めて廻るゴルフ場の方がリアルな実力結果が出るのかもしれませんね
今回は、初めて行くゴルフ場でのキーポイント5選をご紹介させていただきました