今回は、社会人ゴルファーの私が『目土を始めたキッカケ』及び『目土を実際にやってみて分かったこと』についてまとめていきたいと思います
・目土の手順とマナー
・目土袋の購入とワンポイントアドバイス
・目土をやってみて初めて分かったこと
私が目土を始めたきっかけ
ジュニア時代からゴルフをやられてきた方にとって『目土は常識・マナー』かもしれませんが、社会人ゴルファーの多くはそうではなく、『ラウンド中は目土袋を持参していない』という方が大半ではないかと思います
実際、社会人ゴルファーである私もそうでした
マナーについて厳しいゴルファーは多いですが、その中でも目土袋を携行してラウンドしている人はそれほど多くないように見受けます(キャディプレー全盛期の時代はキャディさんがしてくれていたという事情があるかもしれません)
私はゴルフが好きになり、これからも長くゴルフを続けていきたいと思うようになる中で、
「ゴルフ場とは持ちつ持たれつの関係でありたい」
「子供達が当たり前のように出来ていることが、規範となるべき大人の自分が出来ていない恥ずかしさ」
という2つの想いが湧くようになり、目土をしようと決心するに至りました
皆さんもこのページを読んでおられるということは、目土に対して何かしらの考えを持ってらっしゃることと思います
本記事で少しでもその指針になれたなら幸いです
目土でスコアアップ?
目土をしているとフェアウェイの目土がされていないディボット痕に意識が向くようになります
余裕があればそれらも目土してあげましょう
ボランティア精神にのっとっているとイラ立つこともなく、代わりに清々しい気持ちにすらなります
例えるなら、公共場所のゴミ拾いをやっているような感覚に似ています
少々のミスショットに苛立つことが減りますし、穏やかな気持ちでアドレスに入ることは、結果として精神だけではなくスコアも安定することに繋がるのではないでしょうか
目土袋の種類とワンポイントアドバイス
ここではどのような目土袋を用意すればよいのか、またその際のワンポイントアドバイスをお伝えします
ノーマルタイプ
いわゆる一般的に目土袋と呼ばれる形のものです
別途スコップが必要なので用意してください
スコップが落ちたりどこかに忘れたりしないよう、紐などで結んでおくのがおすすめです
ボトルタイプ
ちょっとお洒落な雰囲気がありますし、『目土袋でお洒落をする』とはなかなか粋だと思いませんか?
腰にぶら下げるタイプが多く、スコップが不要で素早く目土をかけられる点が便利です
ただし、量があまり入らないので、ホール間にこまめに補充する必要がありますが、その分重すぎることもないので、特に女性におすすめです
目土の手順
ディボット痕に、”周りの土よりも少しへこむ程度”に、満遍なく土を入れ、均一になるように足で軽く踏み均します
※膨らむほど入れてしまうと、芝を刈る際に機械に土が入り込んでしまいます
覚えておきたい注意点
ここでは私が実際に目土をやってみて分かった注意点について述べていきます
砂置き場が無いことがある
基本的にはスタートホール脇に目土用の砂置き場があり、そこから目土袋に土を補充するのですが、そもそも砂置き場が設置されていないことがあります
カート毎に目土袋が備え付けられている場合や、次のホール間に設置されているケースなどです
砂置き場があると思って行ってみて無いとテンパってしまうので、スタート前にマスター室で砂置き場の所在を確認しておくことをおすすめします
余談ですが、砂置き場はゴミ箱ではないので、もしゴミを棄てようとしてる人を見掛けたら注意喚起お願いします
意外と土の量が必要
自分や他の人が残したディボットの目土をしているとすぐに減っていくので、余分を持って補充しておいた方がよいです
最後はできるだけ使い切るように工夫し、余った場合はスタッフさんに処分の仕方を聞いてください
※砂質が違うので、バンカーや適当な場所に棄ててはいけません
目土袋の置く場所に悩む
同伴者の邪魔にならないようにと、カート後ろのカゴに入れておいたことがあるのですが、出し入れの際にカゴに引っ掛かってキャディバッグに砂をこぼしてしまいました
S字フックやカラビナを用意してカートや座席の邪魔にならない所に掛けておくとスムーズに出し入れが出来ておすすめです
カートによっては後部にフックがあるので、そこに掛けて置くのも良いでしょう
なるべくクラブのついでに取れるような場所が良いです
まとめ
今回は目土の準備とやり方を、体験を踏まえたワンポイントを添えて紹介しました
私は当初、目土について次のような疑問を持っていました
「グリーンのピッチマークについては直すことが必須と言われているのに、フェアウェイのディボット痕はなぜそこまで言われていないのか?」
本来目土はマナーであり、セルフプレーでは必須と捉えるべきですが、周りで実践している人はそこまで多くありません
おそらくこの答えはいくつかありますが、1つの要因として『プレーファストとの両立』が考えられます
もちろんゴルフ場にとっても他のプレーヤーにとっても、目土はすべきものですが、目土作業のせいでスロープレーになるのはもっと困るという内情があるようにも思います
ですから、『目土を行うのはあくまでプレーファストとの両立ができることが条件』なのかなと個人的には考えています
逆に言えば目土ができる人というのは、『プレーファストやその他ルールマナーなどが守れて余裕がある証』なのかもしれません
皆さんも目土を行い、スコアだけではなくマナーも一流のゴルファーを目指してみてはいかがでしょうか