【ゴルフ基本】ぺリア方式、新ぺリア方式を解説(計算例付き)

ゴルフ知識

会社のコンペやゴルフ場主催のオープンコンペに参加すると

ハンディキャップの付け方として、「ぺリア方式」「新ぺリア方式」というものを聞いたことがあると思います。

なんとなく隠しホールに大叩きしたホールが該当するとラッキーみたいなイメージがあるけど、正確な計算方法を、実はよくわかっていない。

今回は、この際、ぺリア方式と新ぺリア方式を正しく理解してしまおうというテーマで書きます。

計算例も使ってわかりやすく解説します。

一度理解してしまえば簡単です。

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なぜぺリア方式、新ぺリア方式でハンディキャップを計算するのか?

なぜぺリア方式や新ぺリア方式を用いてハンディキャップを計算するのでしょうか?

コンペをおもしろくするためです。

ゴルフはスコアを競うスポーツですから、実力そのままだと常にうまい人が上位になります。

これではコンペは盛り上がりません。勝敗はわからない方がおもしろいものです。

そのため、ゴルフがあまり上手でない人にも上位に入る可能性があるようにハンディキャップの計算式を考えたのが「ぺリア方式」であり「新ぺリア方式」です。

つまり、その計算式の役割は「下位者の救済」であるということです。

ちなみに、アメリカのペオリアという町のゴルフ場で誕生し、ペオリアからなまって「ぺリア」となったという説が有力です。

英語では「Peoria system」。つづりはペオリアとなっています。

では、ぺリア方式の計算式から見ていきましょう。

ぺリア方式について

では、ぺリア方式について解説します。

最初に登場した「ぺリア方式」は、その計算方式が「運に左右されすぎて不公平」という声も多くありました。そして、ぺリア方式を改良した「新ぺリア方式」が誕生しました。

この記事を読み終わる頃には、どのあたりに不公平感があったのかもわかってくると思います。

ぺリア方式の計算方法

ぺリア方式の計算方法は次の3つステップで解説します。

ステップ1 隠しホールを6ホール選ぶ

隠しホールを「6ホール」選んでおきます。これは、プレーヤーにはどのホールが隠しホールなのかは伏せておきます。ゴルフ場に計算を任せる場合は、ゴルフ場で決めてくれます。

通常、パー3、パー4、パー5から各2つずつ(それぞれイン、アウトからひとつずつ)選ぶ場合が多いと思います。

ステップ2 隠しホールのスコアを合計する

隠しホールである6ホールのスコアを合計します。

ステップ3 ハンデを算出する

ここで少し複雑な計算式が登場します。計算式は以下の通りです。

(隠しホールの合計×3-72)×0.8

ステップ2で算出した合計を3倍します。

そして、そのゴルフ場のコースのパー(通常は72)を引ひきます。

最後に、0.8を掛けます。

その算出された数値がハンデとなります。ハンデを自分のグロススコア(元々のスコア)から差し引きます。

以上がぺリア方式の計算式となります。

ぺリア方式の計算例

では、具体的な数値を使って上記のステップに従って計算してみましょう。

初級者と上級者の2つの例を使ってみます。

計算例ステップ1 隠しホールの6ホールのスコア

例①初級者 5、7、4、7、8、4

例②上級者 4、4、4、4、5、5

計算例ステップ2 隠しホールのスコアを合計

6ホールの合計は

例①は35です。

例②は26です。

計算例ステップ3 ハンデの算出

ハンデ算出の計算式に当てはめてみます。

計算式:(隠しホールの合計×3-72)×0.8

例① 35×3=105 

   105-72=33

   33×0.8=26.4

例② 26×3=78

   78-72=6

   6×0.8=4.8

ぺリア方式では、例①は26.4、例②は4.8と算出されました。

新ぺリア方式について

次に、「新ぺリア方式」についてみていきましょう。

繰り返しになりますが、「ぺリア方式が運に左右されすぎて不公平」という声から生まれたのが新ぺリア方式です。

その最大の特徴は、隠しホールが12ホールになってることです。そのためダブルぺリアとも言われたりします。

新ぺリア方式の計算方法

新ぺリア方式の計算方法も次の3つステップで解説します。

基本的な流れはぺリア方式と同じです。

ステップ1 隠しホールを12ホール選ぶ

隠しホールを「12ホール」選んでおきます。ぺリア方式の2倍です。

ぺリア方式同様、プレーヤーにはどのホールが隠しホールなのかは伏せておきます。同じく、ゴルフ場に計算を任せる場合はゴルフ場で決めてくれます。

通常、パー3、パー4、パー5から各4つずつ(それぞれイン、アウトから2つずつ)選ぶ場合が多いと思います。

パー48となるように選べばいいので選び方はいろいろです。

ステップ2 隠しホールのスコアを合計する

隠しホールである12ホールのスコアを合計します。

ステップ3 ハンデを算出する

新ぺリア方式の計算式は以下の通りです。

計算式:(隠しホールの合計×1.5-72)×0.8

ステップ2で算出した合計を1.5倍します。

隠しホールを6ホールから12ホールへ2倍の数にしたため、ここで3倍ではなく半分の1.5倍を掛けます。

あとはぺリア方式と同じです。

そのゴルフ場のコースのパー(通常は72)を引ひきます。

最後に0.8を掛けます。

その算出された数値がハンデとなります。

ハンデ反映後のスコアを計算する際には、ハンデを自分のグロススコア(元々のスコア)から差し引きます。

以上が新ぺリア方式の計算式となります。

新ぺリア方式の計算例

では、具体的な数値を使って上記のステップに従って計算してみましょう。

初級者と上級者の2つの例を使ってみます。

計算例ステップ1 隠しホール12ホールのスコア

例①初級者 5、7、4、7、8、4、4、6、3、6、7、3

例②上級者 4、4、4、4、5、5、4、4、4、4、5、5

例①初級者の方は、付け足したスコアをすこし改善させてみました。

一方、例②上級者は現状維持です。

計算例ステップ2 隠しホールのスコアを合計

12ホールの合計は

例①は64です。

例②は52です。

計算例ステップ3 ハンデの算出

ハンデ算出の計算式に当てはめてみます。

(隠しホールの合計×1.5-72)×0.8

例① 64×1.5=96

   96-72=24

   24×0.8=19.2

例② 52×1.5=78

   78-72=6

   6×0.8=4.8

新ぺリア方式では、例①は19.2、例②は4.8と算出されました。

例①の方は、ぺリア方式の例に加えたスコアがよいスコアだったためハンデがぺリア方式と比較して少なくなりましたね。

ぺリア方式と新ぺリア方式の計算方法からわかること

以上、「ぺリア方式」と「新ぺリア方式」の計算方法を解説してみました。

両方式とも、隠しホールを抜き出して、そこからハンデを算出してスコアを調整するものであるということは共通します。

両方式の違いは、ハンデを算出する範囲をどのくらいとるか、というところです。

ぺリア方式は18ホールの3分の1である6ホール。

新ぺリア方式は18ホールの3分の2である12ホールです。

隠しホールは、スコアを調整する際のサンプルみたいなものです。

サンプルとして抽出したホールのスコアが悪ければ、この人は下手な人だからハンデを多くあげましょう。

逆にサンプルとして抽出したホールのスコアがよければ、この人はうまい人だからハンデは少なくしましょう。

ということとなります。

正しくその人の実力を測るには、サンプル数は多ければ多いほどよいのです。その方がその人の実力をより反映したものとなるでしょう。

一方、少なければ、その人の実力を反映しづらくなります。

ぺリア方式の不公平感と新ぺリア方式の誕生

以上の計算式の特性からぺリア方式の不公平感を考えてみます。

隠しホールの少ないぺリア方式において、たまたまスコアの悪かったホールが隠しホールに該当したためハンデが多く乗ったとします。

ラッキーだ!という風になりますね。

しかし、時としてあまりにも振れ幅が大きいとそれが不公平だということで不満が出ます。

そこで、よりサンプル数を増加させた「新ぺリア方式」が誕生したのですが、

そもそも根底にある不公平感というのはいったいどのようなものでしょうか。

ぺリア方式の根底にある不公平感とは?

冒頭にも書きましたが、ハンデの調整を行う趣旨は、コンペを面白くするためです。

また、計算方式の役割はどのくらい「下位者を救済」するかです。

その二つの視点から考えますと、不公平感の正体は、

ぺリア方式では「下位者が救済されすぎる」ため、結果として「コンペが面白くない」ということだと思います。

そのような理由から、「ぺリア方式」に調整が入り、「新ぺリア方式」が誕生したのです。

よく格闘ゲームでも強いキャラ、弱いキャラに調整が入ったりしますが、それと同じようなことですね。これには終わりがないところだと思います。

新新ぺリア方式もある

現在では「新ぺリア方式」が主流となっていますが、新ぺリア方式も「実力が反映されすぎる」という批判もあって、隠しホールを9ホールとした新新ぺリア方式というものも存在します。

次何かができるとしたら、新新新ぺリアとなるのでしょうか。

もはや、それぞれ個別に名前を付けた方がよいのではないかと思います。

二つの計算方式の総括

両方式ともコンペを面白くする、盛り上げるためのツールです。

上記の計算方法、計算例を見てきましたが、その特性をまとめますと、以下のようになります。

・上級者ほどハンデの量は少なくなります。

・ぺリア方式の方が新ぺリアよりもスコアが荒れます。

ですから、初心者も交えてよりエキサイティングなコンペを開催したいのであればぺリア方式、

ある程度実力が伯仲しているメンバーでのコンペであれば、新ぺリア方式

を使ってみるのがよいのではないでしょうか。

以上、ぺリア方式と新ぺリア方式の解説でした。最後までお読みいただきありがとうございました。

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