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【アイアン編】タイトリスト「T100」「T150」「T200」「T350」アイアン4種類の違いとは?スペックを比較【2023年】

アイアン

タイトリストは「Tシリーズアイアン」を2023年8月25日に発売します。

同シリーズの目指す、3つの要素(飛距離の精度、左右のバラつき抑制、適正な落下角度)に加、打感・打音をさらに向上させて登場です。

ラインアップは「T100」「T150」「T200」「T350」の4種類。

各モデルの特徴は以下の通りです。

T100 精密なコントロール性能と打感。上級者向け
T150 T100にやさしさをプラス。中・上級者向け
T200 許容性と安定性を向上。中・上級者向け
T350 やさしく飛ばす。初・中級者向け

今回は、タイトリストの新しいTシリーズアイアン「T100」「T150」「T200」「T350」を比較します。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「T100」「T150」「T200」「T350」アイアンのコンセプト比較

コンセプトを比較してみます。

T100

ツアープレーヤー信頼のパフォーマンスです。

ツアーが認めた精密なコントロール性能と比類なき打感

T150

T100にやさしさをプラス

T100同等の精密な弾道と打感にスピードをプラス

T200

寛容性を向上、高さでグリーンに止めます。

構えやすさ・打感・精密な弾道とグリーンに止まる高さ

T350

高い許容性が特徴です。

高弾道と高い許容性が生むディスタンス性能

「T100」「T150」「T200」「T350」の特徴を比較

「T100」「T150」「T200」「T350」の特徴をご紹介します。

各モデル共通のテクノロジー

各モデル共通のテクノロジは、以下の2つです。

ソールの抜けが大きく向上

ツアープレーヤーのフィードバックとボーケイウェッジの開発チームとの連携によって、ソールのトレーリングエッジをよりスムーズにデザイン。インパクトエリアでの地面抵抗を減らし、素早い抜けをサポートします。

弾道を最適化する高密度タングステン

D18高密度タングステンと航空産業で採用される最新のロウ付けプロセスによって、ヘッドパーツの溶接点を無くすことで、より精密な重心設計を実現。さらに高い慣性モーメントと最適なインパクト条件をプレーヤーに提供します。

「T100」アイアンの特徴

    

フィーリングがさらに向上

T100の鍛造デュアルキャビティ構造は、打球面の裏側をしっかりとサポートするバックバーを最大の特徴とし、さらにソリッドな打感を生み出すことに成功しています。

研ぎ澄まされたコントロール性能

ボディ構造の再設計を行うだけでなく、高精度のCNCフェースミーリングプロセスを採用し、フェースの平面精度と精密な重量管理を実現。この精密に仕上げられたフェースによって、フェアウェイやラフからの弾道コントロール性能と安定性が大きく向上しています。

「T150」アイアンの特徴

打感と一貫性がさらに向上

マッスルチャンネルをフェースに近づけ、ボールスピード向上とソリッドな打感を実現。高精度CNCミルドフェースが最高レベルの安定性を生み出します。

最新のツアープロファイル

さらに安心感を与えるヘッド形状になるよう、厚めのトップブレードとプロファイル(輪郭)を採用。ツアーアイアンのシャープな外観をキープしたまま許容性と安心感をアップさせます。

「T200」アイアンの特徴

打感が飛躍的に向上

再設計された剛性の高いボディ構造と進化したマックスインパクトテクノロジー、新しい鍛造デュアルテーパーフェースにより、フェースの広範囲でツアーレベルのフィーリングをプレーヤーにもたらします。

安心と自信を提供するツアーシェイプ

T200は内部構造の大幅な変更を行いながらも、ツアーで定評のあるシェイプを採用しています。クリーンな見た目と構えやすさが自信を高め、T100、T150と同一のブレード長とオフセットによって、コンビネーションセットにした場合でも違和感なく使用することができます。

「T350」アイアンの特徴

プレーヤーニーズを叶える新構造

T200よりも大きめのヘッドサイズを持ち、さらなる許容性を目指して開発されたT350は、プレーヤーが求めるピュアな打感をキープしながら、最大限の許容性を提供します。新次元の弾道パフォーマンスとフィーリングは、T200のボディ設計からインスピレーションを得た、新しいマルチマテリアルの中空ボディ構造によって実現されています。

フェース全体で高初速を実現

進化したマックスインパクトテクノロジーと、その効果を最大限に高める新しい鍛造デュアルテーパーフェースの組み合わせによって、フェースの広範囲で驚異的なボールスピードを発揮し、イメージ通りの番手別キャリーを提供します。

(出典:タイトリスト公式HP)

「T100」「T150」「T200」「T350」のスペックを比較

「T100」「T150」「T200」「T350」のスペックを比較してみます。

番手ラインナップとロフト角

まずはアイアンでもっとも気になるロフト角(°)を見てみます。

モデル 3番 4番 5番 6番 7番 8番 9番 PW W W2
T100 21 24 27 30 34 38 42 46 50
T150 22 25 28 32 36 40 44 48
T200 24 27 30.5 34.5 38.5 43 48
T350 20 23 26 29 33 38 43 48 53

「T100」は3番から、「T150」と「T350」は4番から、「T200」は5番からの設定があります。

ロフト角は、「T100」「T150」「T200」「T350」の順番でストロングロフトとなります。

7番では「T100」と「T350」では5度違います。

PWは「T100」は46度、「T150」44度、「T200」「T350」は43度です。

では次に、より細かく7番アイアンでスペックを比較してみます。

7番アイアンのスペック比較

7番アイアン同士で比較してみたいと思います。

シャフトについては、以下のシャフトで比較します。

・「T100」は、ダイナミックゴールドS200
・「T150」は、N.S.PRO MODUS3 TOUR 120
・「T200」「T350」は、N.S.PRO 105T

項目  T100 T150 T200 T350
ロフト角(°) 34 32 30.5 29
ライ角(°) 63 63 63 63
クラブ長さ(インチ) 37 37 37 37
クラブ重さ(g) 439 425 422 420
バランス D2.5 D2.5 D0.5 D0.5

ロフト角

ロフト角は、「T100」「T150」「T200」「T350」の順番でストロングロフトです。

「T100」は、34度でアスリート向け、「T350」は29度で、飛び系アイアンと言えます。

ライ角

ライ角は63度で共通です。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

項目  T100 T150 T200 T350
クラブ重さ(g) 439 425 422 420

クラブの重さは、「T100」が最も重く、「T350」が最も軽T350

バランス

項目  T100 T150 T200 T350
バランス D2.5 D2.5 D0.5 D0.5

「T100」「T150」はD2.5、「T200」「T350」はD0.5です。

「T100」「T150」アイアンの方がヘッドを重く感じるということが言えます。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします

まとめ ~タイトリスト「T100」「T150」「T200」「T350」アイアン~

タイトリスト「T100」「T150」「T200」「T350」アイアンを比較してみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・タイトリスト「T100」「T150」「T200」「T350」アイアンは、同シリーズの目指す、3つの要素(飛距離の精度、左右のバラつき抑制、適正な落下角度)に加えて、打感・打音をさらに向上

・ロフト角は、「T100」「T150」「T200」「T350」アイアンの順番でストロングロフト。

・クラブ重量は「T100」「T150」「T200」「T350」アイアンの順番で重い→軽い。

・バランスは、「T100」「T150」はD2.5、「T200」「T350」はD0.5で、「T100」「T150」アイアンの方がヘッドを重く感じる。

以上のような特徴です。

新しいTシリーズのアイアン、ぜひ試打して打ち比べてみたいですね。

以上、タイトリスト「T100」「T150」「T200」「T350」アイアンをご紹介しました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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