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【体験談】スライスを「カスタムクラブ」で直すことを試した結果【フィッティングによるスイング矯正】

ゴルフテクニック

スライスをカスタムクラブで直すことを試した結果

今回は「カスタムクラブでスライスを直す」というフィッティングを受けてきたレポートです。

私も最初は「クラブを変えることでスライスを直すことができるの?」と疑っていましたが、データでもかなりの改善が見られ、今では可能なのではないかと感じています。

記事では改善データもご紹介します。

プロのクラブフィッターの力量を感じました。

今回は、スライス傾向のゴルファーの以下のような悩みの解決の糸口になれば思います。

どうしても右に球が曲がってしまう。

スピン量が増えて飛距離がでない。

このようなスライスに悩んでいるゴルファーの方に参考になれば幸いです。

スライスの原因は?

スライスの原因の多くは、クラブがアウトサイド、外側から入ってくることです。クラブがアウトサイドから入ってきて、ボールをこすってしまっています。

白い点線のラインがクラブのフェースの向きです。クラブのフェースがアウトサイドから入ってるのがわかります。左へ打ち出しています。

そして以下のようなことが悩みになっています。

・ボールが右へ曲がります。
・スピン量が増えてキャリーが出でない。
・バックスピンのせいでランも出ない。

つまり、方向性も悪く、飛距離も出ないのが最大の悩みです。

スライスはいいことなしですね。

今回、あるフィッターの方からこの悩みを「カスタムクラブ」で解決する提案を受けたのでレポートします。

フィッターの改善提案とは?

フィッターの方は、私のスイングデータを見ていいました。

お客様のスイングは、実際には240ヤードくらい飛ぶスイングをしていますが、アウトサイドからクラブが入ってスライスしてしまうため飛ばなくなっています。

アウトサイドから入る癖を矯正する方法は2つあります。

一つは、半年から1年レッスンプロから週1~2回ペースで指導を受けることです。もう一つは、「カスタムクラブ」を使って矯正する方法です。

カスタムクラブでスライスをできるのですか?

どのようなクラブを使えばスライスが直るのでしょうか。

それは「左にしか飛ばないクラブ」を使うことです。

「左にしか飛ばない」クラブですか。

お客様のスイングデータから、スライスの原因はボールを右に行かせたくなくてアウトサイドからクラブを入れる癖になっていると考えられます。その癖は「左にしか行かないクラブ」を使うことで直せます。

 

本当ですか?どのような原理でスライスが直るのでしょうか?

その原理はですね、「左しか行かないクラブ」を使うと、今のスイングでは左方向に行き過ぎることになります。そうなると、今度は自然に、ボールが左に行かないようにと、インサイドからクラブを入るようにスイングが矯正されていきます。その結果、アウトサイドからクラブを入れる癖が直ります。

 

なるほど、私は右に行くのが嫌でアウトサイドからクラブを入れる癖がついてしまったというのを逆手にとって今度は、左に行くのが嫌という意識を利用してスイングを直していくのですね。

そのとおりです。では実際に、それ用にカスタムしたクラブを試してみますか?

ぜひよろしくお願いします。

さて、本当に「左にしか行かないクラブ」を使うとスライスが直っていくのでしょうか?

スライスを強制する「カスタムクラブ」とは?

提案されたクラブは、以下のようなセッティングでした。

ヘッド:「ローグST」MAX D
シャフト:Speeder 661 EVOLUTION Ⅶ(フレックスS)

ヘッド:「ローグST」MAX D

ヘッドの「ローグST」MAX Dは、ドロー系の球を打ちやすいヘッドです。

キャロウエイ公式には以下の様に書かれています。

つかまりの良さと力強さを両立、
ドロー系弾道を求めるゴルファーのMAX D

シャフト:Speeder 661 EVOLUTION Ⅶ

シャフトは、Speeder 661 EVOLUTION Ⅶ フレックスS、重さは66g、トルク3.4、先中調子です。

純正シャフトのVENTUS 5 for Callaway フレックスSは、重さは52g、トルク4.5、中調子です。

重さは、純正よりも+14g重く、トルクも3.4と操作性の高いシャフトです。またキックポイントも、先中調子と純正よりもヘッドが走りやすいシャフトです。

一見ハードなセッティングに見えますが、シャフトを重くしたのは、腕の動きを押さえて体でスイングするようにするためだそうです。

Speeder EVOLUTIONシリーズは、国内女子ツアーでは使用率の高いシャフトだそうです。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

打つときにアドバイスを受けたポイント

私の場合、スライスの原因は、ボールをつかまえようとしてアウトから入るというものでした。

そして、アウトからクラブが入ってきて、ボールをこすってしまうため、ボールが右に曲がり、スピン量が増え、力がうまく伝わらず、飛距離が出ないということでした。

このカスタムクラブを使って試打した際に頂いたアドバイスは以下ことでした。

・体を少し右に向ける。
・バックスイング時に右ひざを突っ張らずに曲げて沈み込むように。
・打ち出しは右狙いで。

体を少し右に向ける。

私はアドレスの際に、少し左を向いていたようでした。

これを少し体を右に向けるようにアドバイスを受けました。

少し窮屈な感じがしましたが、このまま打つようにとのことでした。

バックスイング時に右ひざを突っ張らずに曲げて沈み込むように。

バックスイングの時に右ひざが伸びてつっぱりすぎていたのを、沈みこむように意識するようにとのことでした。

これによって、より力が入れやすく、タメがしやすくなるような気がします。

打ち出しは右狙いで。

これは、カスタムクラブ特有の打ち方のようです。

左にしか行かないクラブですので、打球の方向は右を狙うようにアドバイスをいただきました。

以上の3つを意識しながら試打をしてみました。

本当にスライスが改善した!

カスタムクラブを使って試打した結果、以下のようなデータとなりました。

7球データをとりました(青紫色のデータです)。

本当にスライスが改善しています。

最後の7球目はキャリー203ヤード、飛距離226ヤードです。

注目していただきたいのはスピン量です。明らかに減少していっています。他の試打で多い時は4,555もあった総スピン量が最終的に1,915と減少しています。適正なスピン量は一説によると2,400前後と言われています。

また、方向性も改善しています。7球目はほぼ真っすぐに飛んでいます。

実感としては、打球の性質がまるで変わったという感じでした。

以上が今回のレポートです。

カスタムクラブでこれだけ打球が変わるのは驚きです。

データ上でも、方向性が改善し、スピン量が減って、飛距離も出ていることが確認できます。

慣れないスイングでそんなに思いっきり振っていないのですが、これには正直驚きました。やはりクラブ選は重要と思いました。

上記の例は、賛否いろいろご意見あるかと思いますが、今回、最もお伝えしたかった点は、クラブで打球を変えることができるという点です。

しかしプロのフィッターの力はすごいですね。スイングの悩みは、プロのフィッターにフィッティングをお願いしてみてはいかがでしょうか。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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