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【ゼクシオ12比較】フェアウェイウッドとハイブリッド(ユーティリティー)の違いを解説【打ちやすさ】

ウッド

今回は、「フェアウェイウッドとハイブリッド(ユーティリティー)の違い」についてわかりやすく解説していきます。

フェアウェイウッド(FW)とハイブリッド(H)は形状が似ていて、両者とも地面から打てて距離が稼げるクラブです。

似ていますが、それぞれ役割と使用目的が違います。

今回は、ゼクシオ12を例に、クラブの特徴を比較して、FWとハイブリッド、それぞれの特徴をおさえ、使い分けについて解説します。

FWとハイブリッドの違いをより深く知れば、プレーのレベルアップに役立つはず。

ぜひ最後までお読みいただきスコアアップに役立ててください!

フェアウェイウッドとハイブリッド比較~ゼクシオ12を例に~

FWとハイブリッドのクラブの特徴をより深く知るために、具体的にゼクシオ12を例に、FWとハイブリッドのスペックを比較してみます。

より単純化するために5番ウッドと5番ハイブリッドで比較します
ゼクシオ12 
〇フェアウェイウッド

 5W シャフト:MP1200 フレックスR
〇ハイブリッド(ユーティリティー)
 5H シャフト:MP1200 フレックスR

ゼクシオ13が2023年12月に発売!

形状の違い

まずは見た目を比較します。ゼクシオ12のフェアウェイウッドとハイブリッド(ユーティリティー)のデザインを比較してみます。

ソール側のデザイン

ゼクシオ12 5W

 

ゼクシオ12 5H
通常、フェアウェイウッドよりもハイブリッド(ユーティリティ)の方が小さいのが特徴です。
ハイブリッド(ユーティリティー)のヘッドは「ウッドタイプ」と「アイアンタイプ」の2種類があります。
ゼクシオ12はウッドタイプのハイブリッドです。

上から見た形状

ゼクシオ12 5W

 
ゼクシオ12 5H
ハイブリッド(ユーティリティー)の方が小さくほっそりしています。

横から見た形状

ゼクシオ12 5W

 
ゼクシオ12 5H
この向きからの画像で、どちらがフェアウェイウッドでどちらがハイブリッドかを判別することは難しいです。
ゼクシオ12の場合、ハイブリッド(ユーティリティー)の方が丸っこいデザインをしています。
 
フェアウェイウッドの方が、ソールの奥行きが広く、フェース面が平たいという特徴があります。

カタログ比較

次にカタログ数値を比較してみます。

カタログスペックサマリー

項目  ゼクシオ12 5W ゼクシオ12 5H
ロフト角(°) 18 23
ライ角(°) 59 60.5
ヘッド体積(cc) 162 126
クラブ長さ(インチ) 42.25 39.75
クラブ重さ(g) 290(R) 326(R)
シャフト重さ(g) 39(R) 44(R)
シャフトトルク 5.7 4.3
シャフト調子 中調子 中調子
バランス D2 D0

ロフト角

ロフト角は、「ゼクシオ12 5W」は18度、「ゼクシオ12 5H」は23です。

同じ番手の番号同士で比較すると、通常はフェアウェイウッドの方がロフトが立っています。

そして、5Wの方が飛距離が飛びます。

個人差がありますが、飛距離の目安としては、

「ゼクシオ12 5W」は180~210ヤード

「ゼクシオ12 5H」は160~180ヤード

という感じになります。

ライ角

「ゼクシオ12 5W」は59度、「ゼクシオ12 5H」は60.5度です。

ライ角の基本に従うと、「ゼクシオ12 5W」は相対的にスライス軌道になりやすい、「ゼクシオ12 5H」はフック軌道になりやすい設定です。

ライ角は長さとも関係します。ハイブリッド(ユーティリティー)の方が短いクラブなので、ライ角もアップライト(数値が大きい)傾向となります。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの長さ

クラブの長さ「ゼクシオ12 5W」42.25インチ、「ゼクシオ12 5H」は39.75インチです。

その差は2.5インチ。

1インチ=2.54センチなので、6.34cmウッドの方が長いということです。

フェアウェイウッドの方が長く、ハイブリッド(ユーティリティー)の方が短いのが特徴です。

通常短いクラブの方が扱いやすくなります。

クラブの重さ

クラブの重量は「ゼクシオ12 5W」290g、「ゼクシオ12 5H」は326gです。

クラブ重量は「ゼクシオ12 5H」の方が36g重いです。

重量の差はかなり大きいです。

シャフトの重量を見てみますと、「ゼクシオ12 5W」が39g、「ゼクシオ12 5H」は44gとなっており、シャフトは「5W」が5g軽いです。

シャフトは以下のもので比較しています。

ゼクシオ MP1200 カーボンシャフト(R)

ヘッドとシャフトの重さはバランスにも関係してきます。バランスの部分でご紹介しますが、「5W」がD2、「5H」はD0となっています。

シャフトトルク

シャフトトルクも違います。

「ゼクシオ12 5W」は5.7、「ゼクシオ12 5H」は4.3となっています。

「ゼクシオ12 5W」は安定性が高く、「ゼクシオ12 5H」は操作性が高いということが言えます。

フェアウェイウッドは距離を稼ぐクラブという特徴が出ています。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「ゼクシオ12 5W」、「ゼクシオ12 5H」ともに中調子となっています。

タメも作りやすく、ヘッドある程度走る万人向けのセッティングといえます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスも違います。

「ゼクシオ12 5W」はD2、「ゼクシオ12 5H」はD0となっています。

ヘッドを重く感じる、ヘッドがきいている感じがするのはフェアウェイウッドの方です。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

フェアウェイウッドとハイブリッドのクラブ性能

フェアウェイウッドとハイブリッド(ユーティリティー)の「クラブ性能」についてです。

フェアウェイウッド

フェアウェイウッドはヘッドの奥行きが広いく「重心が深い」です。

重心が深いということで、ボールが上がりやすく、左右に曲がりにくくなります。

ボールのつかまりが良く、スライスしにくい設計とも言えます。

ソールが芝の上を滑ってくれるので、「ダフる」確率が下がります。

フェアウェイウッドは地面から直接打てるクラブとしてシャフトが一番長く、ボールが上がりやすいため、飛距離に特化したクラブ性能を持っています。

ハイブリッド(ユーティリティー)

ハイブリッド(ユーティリティー)はヘッドの奥行きが狭く「重心が浅い」です。

重心が浅いことでボールは上がりにくくなり、中弾道で飛んでいきます。

そのため直進性が増し、風にも負けない強いボールを打つことができます。

フェアウェイウッドよりもシャフトが短いため、ボールを当てやすく、左に引っ掛けるミスも少なくなり、方向性も安定します。

ハイブリッド(ユーティリティー)は、アイアンのように距離感が合わせやすいというクラブ性能を持っています。

構えた時にヘッドを上から見て、面積が広ければ広いほどボールは上がりやすくなります。

フェアウェイウッドとハイブリッドの使用目的の違い

フェアウェイウッドとハイブリッドの使用目的についてです。

使用する場面の違いを紹介します。

フェアウェイウッド

フェアウェイウッドは飛距離を稼ぎたい時に使います。

距離が長いホールでは活躍します。

地面から直接打ててボールを遠くに飛ばせるフェアウェイウッドは、距離を稼ぐ場面でとても有効なクラブです。

ただしラフや傾斜の強い場所から打つことは難しいクラブなので、その場合は、ピッチングなどで打ちやすい場所へ出すことが失敗のリスクを減らすことになります。

フェアウェイウッドを使う目的は「飛距離を稼ぐ」ことです。

ハイブリッド(ユーティリティー)

ハイブリッド(ユーティリティー)はある程度の飛距離と方向性を出したい時に使います。

「飛距離を稼ぐクラブ」フェアウェイウッドと「距離をコントロールするためのクラブ」のアイアンのちょうど中間がハイブリッド(ユーティリティー)です。

ハイブリッド(ユーティリティー)は重心深度が浅いのでラフにも強く、フェアウェイウッドよりもシャフトが短いので傾斜からも打てる万能クラブです。

距離を出しつつも狙っていけるクラブです。

ハイブリッド(ユーティリティー)を使う目的は、「飛距離を出しながら、距離感と方向をコントロールする」ことです。

フェアウェイウッドとハイブリッドの打ち方の違い

フェアウェイウッドとユーティリティーの「打ち方」「打ちやすさ」についてです。

フェアウェイウッド

フェアウェイウッドは「アイアンよりもドライバーが得意」な人に向いています。

ボールの置く位置は、右打ちの場合は一般的に少し左寄りになります。

ソールが滑ってくれるので、ある程度ダフることを気にせず振り抜くことができます。

無理に上げようとしなくても、重心深度が深いので、自然と高弾道で飛距離が出せます。

ハイブリッド(ユーティリティー)

ハイブリッド(ユーティリティー)は「ドライバーよりもアイアンが得意」な人に向いています。

ハイブリッド(ユーティリティー)はフェアウェイウッドよりもシャフトが短い分、アイアンに近い感覚で打つことができます。

ボールを置く位置は、少しだけ左寄りです。

重心深度が浅いので、アイアンと同じような打ち方がよいです。シャフトがアイアンの長さに近く、重心深度が浅いので、アイアンに似た感覚でスイングできます。

ヘッドが小振りなので構えた時に安定感や打ちやすい感覚がします。

ハイブリッドは飛距離だけでなく、長い距離でも方向性を重視したいケースなど、あらゆる場面で活躍してくれる万能クラブです。

みなさんはウッドが苦手だからハイブリッドを使いますか?それともアイアンが苦手だからハイブリッドを使いますか?

両方のニーズを受け止めてくれます。

まとめ ~フェアウェイウッドとハイブリッド~

フェアウェイウッドとハイブリッド(ユーティリティー)の違いをまとめます。

・フェアウェイウッドはヘッド体積も大きく重く、長さも長い。ハイブリッドはヘッド体積は小さく、軽く、短い。

フェアウェイウッドは距離を稼ぐクラブ、ハイブリッドは飛距離を出しながらも方向をコントロールするクラブ。

フェアウェイウッドはダフリに強いが、ラフや傾斜の強い場所から打つことは難しい、ハイブリッドはラフにも強く、フェアウェイウッドよりもシャフトが短いので傾斜からも打てる。

フェアウェイウッドはドライバーが得意な人が向いている、ハイブリッドはアイアンが得意な人が向いている。

ライが良く距離を稼ぎたい場面ではフェアウェイウッド、

距離を出しつつ方向性を狙っていきたいならハイブリットなど、

自分のゴルフのスタイルに合わせて使い分けたいですね。

以上、フェアウェイウッドとハイブリッド(ユーティリティー)の違いをご紹介しました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。