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【ドライバー比較】コブラ「AEROJET」(エアロジェット)ドライバーをやさしく簡単に解説【エアロジェット、MAX、LSの違い】

ゴルフクラブ・ギア

コブラ「AEROJET」(エアロジェット)ドライバー

プーマジャパンはコブラゴルフの2023年最新モデルドライバー「AEROJET」(エアロジェット)3モデルを2023年3月4日に発売すると発表しました。

「エアロジェット」は、ジェット機のスピードと空気抵抗の特性に由来しています。

「エアロジェット」ドライバーは、スイング中の空気抵抗を受けにくい「エアロダイナミクスデザイン」とフェース寄りの低い位置に吊り下げ式のウェイトによる低重心化により、速いボールスピードを実現しています。

ヘッドのラインナップは以下の3種類です

エアロジェット 高い直進性の標準モデル
エアロジェットMAX やさしさとつかまりのドロー設計モデル
エアロジェットLS 上級者向け低スピンモデル

今回は「エアロジェット」「エアロジェットMAX」「エアロジェットLS」の3種類のドライバーについてご紹介します。

どのように違うのでしょうか?

「AEROJET」(エアロジェット)ドライバーの特徴をご紹介

「AEROJET」(エアロジェット)ドライバーの主な特徴をご紹介します。

各モデル共通の主な特徴は以下の3つです。

・エアロダイナミクスデザイン
・パワーシェル・H.O.T フェース

・パワーブリッジ・ウェイティング

エアロダイナミクスデザイン

最大の特徴、エアロダイナミクスデザインです。

スイング中の空気抵抗を受けにくい先進的なエアロダイナミクスデザインにより、ゴルファーのスイングスピードが速くなり、飛距離アップを実現。 *赤線は、なめらかなカーブのクラウン頂点をシャフトから遠い位置にして、空気をスムーズに後方へ流す。

パワーシェル・H.O.T フェース

反発エリアが拡大しています。

フェース全体を15ポイントに分割し、AI を駆使してそれぞれを最適な厚さで設計した鍛造製法 H.O.T フェースを L カップインサートする事で、反発エリアがより拡大。

パワーブリッジ・ウェイティング

今回の特色の一つ、ウエイトのテクノロジーです。

フェース寄りの低い位置に配置した、吊り下げ式のウェイティング。フェースとソールから浮いた状態で配置することで、ボディフレックスに干渉することなく低重心化。より速いボールスピードを実現。

出典:コブラゴルフ公式HP

「エアロジェット」「エアロジェットMAX」エアロジェットLS」の3種類

「エアロジェット」ドライバーは3種類あります。

それぞれの特性のイメージは以下のようになります。

エアロジェット 高い直進性の標準モデル
エアロジェットMAX やさしさとつかまりのドロー設計モデル
エアロジェットLS 上級者向け低スピンモデル

では次からカタログスペックを比較してみましょう。

「エアロジェット」ドライバーのカタログスペック

コンセプト

共通のコンセプト

飛距離の壁を越えていけ!
コブラ史上最高レベルのエアロダイナミックス性能が、かつてない初速スイングと超飛距離を実現。

エアロダイナミクスデザインによるスイング速度向上が今回の最大の特徴です。

各モデルのコンセプト

カタログに掲載してあるドライバーのコンセプトは以下の様になっています。

「エアロジェット」ドライバー

先進的なエアロシャイピングと低スピンと安定性を融合したモデル。高い直進性と大きな飛距離性能に、エアロシェイプがもたらすスピードが加わりました。

高い直進性と飛距離のスタンダードモデルです。

「エアロジェットMAX」ドライバー

3モデル中最も大きな慣性モーメントを有した安定性とスピードを融合させたモデル。

やさしさとつかまり性能のMAXです。

「エアロジェットLS」ドライバー

3モデル中、一番アグレッシブなエアロシェイピング形状で、最も低スピンパフォーマンス。スイングスピードの速いゴルファーに最適なスピードを実現。

上級者向け低スピンモデル。

カタログスペックサマリー

カタログのスペックの主要項目は以下のようになっています。

ロフト角10.5度、フレックスSR

シャフトは以下のもので比較します。

「エアロジェット」と「エアロジェットMAX」:SPEEDER NX for COBRA(SR)

「エアロジェットLS」:TOUR AD for COBRA(SR)

「エアロジェット」と「エアロジェットMAX」にもTOUR AD for COBRAの設定はあります。

各モデル、ロフト角・ライ角・フェース角の調整が可能となっています。

項目  「エアロジェット」ドライバー 「エアロジェットMAX」ドライバー 「エアロジェットLS」ドライバー 
ロフト角(°) 9.0,10.5,12.0 9.0,10.5,12.0 9.0,10.5
ライ角(°) 57.2  58.2 56.2
ヘッド体積(cc) 460 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.75 45.75 45.25
クラブ重さ(g) 不明 不明 不明
シャフト重さ(g) 52.8 52.8  59
シャフトトルク 5.7 5.7  4.2
シャフト調子 先中調子 先中調子 中調子
バランス D1.5 D1.5 D2.5

次から順番にカタログスペックなど詳しく見ていきます。

ロフト角

項目  「エアロジェット」ドライバー 「エアロジェットMAX」ドライバー 「エアロジェットLS」ドライバー 
ロフト角(°) 9.0,10.5,12.0 9.0,10.5,12.0 9.0,10.5

「エアロジェット」「エアロジェットMAX」は9度、10.5度、12.0度、「エアロジェットLS」は9度、10.5度が用意されています。

各モデル調整機能があります。

ライ角

項目  「エアロジェット」ドライバー 「エアロジェットMAX」ドライバー 「エアロジェットLS」ドライバー 
ライ角(°) 57.2  58.2 56.2

「エアロジェットLS」→「エアロジェット」→「エアロジェットMAX」の順にフラットライトからアップライトになります。

ライ角は、角度を大きくするとフック軌道になりやすく、小さくするとスライス軌道になりやすいです。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

ヘッド体積

項目  「エアロジェット」ドライバー 「エアロジェットMAX」ドライバー 「エアロジェットLS」ドライバー 
ヘッド体積(cc) 460 460 460

各モデル460ccで共通です。

クラブ長さ

項目  「エアロジェット」ドライバー 「エアロジェットMAX」ドライバー 「エアロジェットLS」ドライバー 
クラブ長さ(インチ) 45.75 45.75 45.25

「エアロジェット」「エアロジェットMAX」は45.75インチ、「エアロジェットLS」は45.25と少し短い設定です。

クラブの重さ

項目  「エアロジェット」ドライバー 「エアロジェットMAX」ドライバー 「エアロジェットLS」ドライバー 
クラブ重さ(g) 不明 不明 不明
シャフト重さ(g) 52.8 52.8  59

クラブの重さは、記載がなく不明です。

以下のシャフトで比較しています。

「エアロジェット」と「エアロジェットMAX」:SPEEDER NX for COBRA(SR)

「エアロジェットLS」:TOUR AD for COBRA(SR)

シャフトトルク

項目  「エアロジェット」ドライバー 「エアロジェットMAX」ドライバー 「エアロジェットLS」ドライバー 
シャフトトルク 5.7 5.7  4.2

シャフトトルクとは安定性(ブレにくさ)と操作性の指標です。

相対的に「エアロジェットLS」が最も操作性が高く、「エアロジェット」「エアロジェットMAX」が最も安定性が高いといえます。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

項目  「エアロジェット」ドライバー 「エアロジェットMAX」ドライバー 「エアロジェットLS」ドライバー 
シャフト調子 先中調子 先中調子 中調子

「エアロジェット」「エアロジェットMAX」は先中調子、「エアロジェットLS」は中調子です。

中調子は、タメも作りやすく、ヘッドもある程度走る万民向けセッティングです。

先中調子は、中調子よりもヘッドが走りやすいセッティングです。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。
先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

項目  「エアロジェット」ドライバー 「エアロジェットMAX」ドライバー 「エアロジェットLS」ドライバー 
バランス D1.5 D1.5 D2.5

「エアロジェット」「エアロジェットMAX」はD1.5、「エアロジェットLS」はD2.5です。

「エアロジェットLS」はヘッドを重く感じるセッティングです。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

「エアロジェット」「エアロジェットMAX」「エアロジェットLS」どれを使う?

以上、「エアロジェット」「エアロジェットMAX」「エアロジェットLS」の3種類をご紹介しました。

前作「LTDX」も大変人気がありました。

「エアロジェットMAX」ドライバーを試打してきました。

【ドライバー試打】コブラ「エアロジェットMAX」ドライバーの試打レビュー・感想

以上、「エアロジェット」ドライバーをご紹介しました。

ドライバー選びの参考になれば幸いです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

「エアロジェット」と前作「KING LTDx」の違いを比較解説【2023年COBRA Golf】