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【ドライバー比較】PING(ピン)「G440」ドライバーをやさしく簡単に解説【MAX、SFT、LSTの違い】

ゴルフクラブ・ギア

ピンの最新モデル「G440」ドライバーが2025年2月6日に発売となります

今作の特徴は「低重心化」

高MOIをキープしつつPINGの理想とする重心線に過去最も近づいた「飛び重心」設計。

インパクトのパワーをロスすることなく​ボールに伝えることで、高初速、高弾道でいまだ見ぬ飛距離を実現する。

ヘッドのタイプは、前作の「G430」同様「MAX」「SFT」「LST」の3タイプ。

MAX 「飛び重心」設計と「高MOI」の融合でブレずに最大飛距離を生み出す
SFT つかまえて飛ばせるドロー設計
LST さらなる強弾道&低スピン。激飛びを超える飛び

今回はG440ドライバー「MAX」「SFT」「LST」の3種類についてご紹介します。

それぞれのモデルはどのように違うのでしょうか?

新旧モデル比較はこちら

「G440 MAX」と「G430 MAX」の違いを比較解説【ピン新旧】

軽量モデル「G440 HL」ドライバーはこちらで紹介しています。

軽量モデル「G440 HL」ドライバーをやさしく簡単に解説【MAX、SFTの違い】

G440「MAX」「SFT」「LST」ドライバーの特徴をご紹介

「MAX」「SFT」「LST」ドライバーの特徴は以下の通りです。

・新カーボンフライ・ラップ・テクノロジー
・新フリーホーゼルデザイン

・軽量化された極薄フェース
・可変式高比重ウェイト
・各モデルごとに投影面積を最適化
・スピンシステンシー・テクノロジー搭載
・新ヘッド形状サウンドリブ搭載
・8ポジションのロフト/ライ角調整
・豊富なPING純正(標準)シャフト

次から順番に説明していきます

新カーボンフライ・ラップ・テクノロジー

カーボンクラウンでさらなる低重心を実現しています。

全モデルカーボンクラウンを採用。前作はG430LSTモデルのみカーボンクラウンだったが、その構造が進化。2本のブリッジを排除、接合部分が短くなり、さらなる低重心で「飛び重心」を実現。

新フリーホーゼルデザイン

ホーゼル(ゴルフクラブのヘッドとシャフトを接合する部品)も軽量化し低重心化しています。

ヘッド内部のホーゼル部分を軽量化することで低重心化し「飛び重心」へ。高弾道で最大飛距離を実現。

軽量化された極薄フェース

フェースも薄く軽量化しています。

前作比でフェース中心部が4%、周辺部が約7%薄い極薄フェースにより、たわみが向上。また約7%の軽量化により低重心設計となり、高初速、高弾道で最大キャリーを実現。

可変式高比重ウェイト

ウェイトを調整できます。

全モデルに可変式高比重ウェイトを搭載し、すべてのポジションで高MOIを実現。ヘッド重量の約15%※を占める高比重ウェイトが高打ち出し、安定した飛びを可能に。
※MAXモデルの数値

各モデルごとに投影面積を最適化

各モデル最適な形状へと進化しています。

構えやすく、振りやすさを向上させた3つの新ヘッド形状へと進化。ブレない飛び重心を実現。投影面積が前作と比較してMAXモデルは小さく、LSTモデルはやや小さく、SFTモデルはやや大きく進化

スピンシステンシー・テクノロジー搭載

ミスヒットに強い設計です。

上下の打点ブレ時の飛距離ロスを抑える
ミスヒット時でもスピンを安定させるバルジ、ロール設計の「スピンシステンシー・テクノロジー」を搭載。フェース上下のミスヒット時でも飛距離ロスを抑える。

新ヘッド形状サウンドリブ搭載

快音のテクノロジーです。

快音を生み出す新構造
新ヘッド形状と新サウンドリブにより、インパクト時の振動を抑え心地よい打感と打音を実現。

8ポジションのロフト/ライ角調整

ロフト角、ライ角の調整が可能です。

打ち出し条件を最適にし、最大飛距離へ
ロフトは±1度、±1.5度。ライ角はスタンダード/フラットの調節が可能。理想の弾道で最大飛距離。

豊富なPING純正(標準)シャフト

シャフトも豊富に用意されています。

飛び重心ヘッドとの組み合わせでさらなる飛距離
飛び重心ヘッドとの組み合わせでさらなる最大飛距離を実現するために、4種類のPINGオリジナルシャフトをラインアップ。
(画像左から)
・ALTA J CB BLUE
・PING TOUR 2.0 CHROME
・PING TOUR 2.0 BLACK
・FUJIKURA SPEEDER NX GREY

出典:PING公式HP

「MAX」「SFT」「LST」ドライバーのそれぞれの特徴

今回のG440ドライバーは「MAX」「SFT」「LST」の3種類があります。

それぞれ以下のような特徴イメージのドライバーを用意しています。

MAX 「飛び重心」設計と「高MOI」の融合でブレずに最大飛距離を生み出す
SFT つかまえて飛ばせるドロー設計
LST さらなる強弾道&低スピン。激飛びを超える飛び

標準モデルのMAX、つかまりのよいSFT、上級者向け低スピンLSTというイメージです。

では次からカタログスペックを比較してみます。

「MAX」「SFT」「LST」のカタログスペック

カタログのスペックの主要項目は以下のようになっています。

 以下のシャフトのものを記載しています。

MAX:ALTA J CB BLUE(SR)
SFT:ALTA J CB BLUE(R)
LST:PING TOUR 2.0 CHROME(S)

項目  「MAX」ドライバー 「SFT」ドライバー 「LST」ドライバー
ロフト角(°) 9.0,10.5,12.0 9.0,10.5 9.0,10.5
ライ角(°) 59.5 59.5 58.0
ヘッド体積(cc) 460 460 450
クラブ長さ(インチ) 46 46 45.25
クラブ重さ(g) 301 294 310
シャフト重さ(g) 53(SR) 49(R) 60(S)
シャフトトルク 5.2 5.3 4.2
シャフト調子 先中調子 先調子 中元調子
バランス D3 D1 D3

次から順番にカタログスペックなど詳しく見ていきます。

ロフト角

ロフト角は、「MAX」は9度、10.5度、12度「SFT」「LST」は9度、10.5度が用意されています。

各モデル調整機能があります。

ライ角

ライ角は、「MAX」と「SFT」は59.5度「LST」は58度です。

各メーカー59度が多いですが、それに比べると「MAX」と「SFT」は少しアップライトです。

ライ角だけ見ると「MAX」「SFT」はフック軌道になりやすい、「LST」はスライス軌道になりやすいといえます。

「SFT」はもともとがドローバイアス設計ですので、「MAX」と比較してもつかまりやすい設定です。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

ヘッド体積

「MAX」と「SFT」は460cc、「LST」は450ccです。

「LST」は上級者向け低スピンモデルであるため少し小さいです。

クラブの長さ

クラブの長さは、「MAX」と「SFT」46インチ、「LST」45.25です。

「MAX」と「SFT」は、他社ドライバーと比較して少し長めの設定です。

クラブの重量

項目  「MAX」ドライバー 「SFT」ドライバー 「LST」ドライバー
クラブ重さ(g) 301 294 310
シャフト重さ(g) 53(SR) 49(R) 60(S)

クラブの重さは、「MAX」は301g、「SFT」は294g、「LST」は310gです。

以下のシャフトで比較しています。

MAX:ALTA J CB BLUE(SR)
SFT:ALTA J CB BLUE(R)
LST:PING TOUR 2.0 CHROME(S)

シャフト重量がそれぞれ違います。

シャフトのラインナップは以下のとおりです。

・ALTA J CB BLUE
・PING TOUR 2.0 CHROME
・PING TOUR 2.0 BLACK
・FUJIKURA SPEEDER NX GREY

ALTA J CB BLACKが標準、PING TOUR 2.0 BLACKが最もハード、FUJIKURA SPEEDER NX GREYが最も軽くてやさしめのシャフトです。

シャフトトルク

シャフトトルクは以下のとおりです。

MAX:ALTA J CB BLUE(SR)が5.2
SFT:ALTA J CB BLUE(R)が5.3
LST:PING TOUR 2.0 CHROME(S)が4.2

「MAX」と「SFT」が相対的に安定性が高い

「LST」が相対的に操作性が高い

と言えます。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は先中調子です(ALTA J CB BLACKシャフト)。

MAX:ALTA J CB BLUE(SR)が先中調子
SFT:ALTA J CB BLUE(R)が先調子
LST:PING TOUR 2.0 CHROME(S)が中元調子です。

先調子と先中調子はmヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい設定です。

中元調子は、ややタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくい設定です。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。
先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは「MAX」はD3、「SFT」はD1、「LST」はD3です。

最もヘッドを重く感じるのは「LST」と言えそうです。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

G440「MAX」「SFT」「LST」まとめ

PING(ピン)G440「MAX」「SFT」「LST」ドライバーをご紹介しました。

前作から進化した超極薄の反発フェースで高初速のG440ドライバーの特徴は以下の通りです。

MAX 「飛び重心」設計と「高MOI」の融合でブレずに最大飛距離を生み出す
SFT つかまえて飛ばせるドロー設計
LST さらなる強弾道&低スピン。激飛びを超える飛び

カタログスペックとしては「SFT」→「MAX」→「LST」と上級モデルになっていくイメージです。

まずはスタンダードモデルの「MAX」から試打してみてはいかがでしょうか。

以上、PING(ピン)G440「MAX」「SFT」「LST」ドライバーをご紹介しました。

ドライバー選びの参考となれば幸いです。

「G440 MAX」と「G430 MAX」の違いを比較解説【ピン新旧】

軽量モデル「G440 HL」ドライバーはこちらで紹介しています。

軽量モデル「G440 HL」ドライバーをやさしく簡単に解説【MAX、SFTの違い】