今回は、過去に患ったゴルフのケガについての話になります
タイトルにある通り、「左手首のくるぶし付近」を痛めたことがあります
骨ではなくてその付近であり、手首をひねると激痛が走りました(特に内旋方向)
スイングする度に「ズキッ」と痛み、食事の時に左手で持ったフォークを落としてしまうなど、私生活に影響を及ぼす程でした
ちなみに、ゴルフの左手首のケガでよく聞くのは「腱鞘炎」です
その事実、当時原因や対処方法を探そうと調べたのですが、出てくるのは腱鞘炎ばかりで「くるぶし付近の痛み」というのは見つかりませんでした
ちなみに現在では痛みも無くなり、晴れてゴルフも気兼ねなく出来るようになっています
このような経験から、「もしかして同じ思いをして困っている人がいるのでは?」と思い、記事を書いている次第です
左手首くるぶし痛みの原因
医者嫌いの私はどうせ医者に診せても、『しばらくゴルフをやめて安静にしなさい』と言われるだけだろうと思っていたため、お医者さんには行きませんでした(※皆さんには絶対におススメしません!)
かといってゴルフが大好きな私は、「たとえ痛くても練習を続けたい」という思いの方が強く、練習を続けながらも何とか自分で原因を見つけて解決したいと思いました
考えた末、自分には原因が3つあるという結論に至り、それぞれ対処していくことにしました
原因1.練習のやりすぎ
普段は1週間に200球くらいの練習量ですが、この時は目標達成したいという思いから1週間に1,000球ペースで打っていました(細かくは、週2回の練習、1回の練習で500球以上)
急激にペースを上げたのもあり、手首への負荷が溜まってしまった・・・何を隠そう、「(急激な)過度な練習」これが一番の原因です
この点についてですが、ゴルフ人生は長いと考え、目標達成は後回しにして一旦回復するまでは普段のペース以下に抑えるようにしました
原因2.テンフィンガーグリップ
当時私はテンフィンガーグリップを採用していました
(テンフィンガーグリップについての解説はこちら)
テンフィンガーグリップはオーバーラッピンググリップやインターロッキンググリップと比べると左手と右手の距離が若干離れています
左手は、腕とクラブを繋ぐ支点になるので、リストターンやフェースローテーションのタイミングで多少なりとも負荷がかかります
試しに、左手と右手の距離をなるべく離してクラブを握り(スプリットハンド)、右手の力を使ってリストターンを行うと、左手首にはかなりの負荷がかかることが分かりました
このことから、出来るだけ左手と右手の距離が短い方が左手首への負荷が少ないと思い、両手一体感のあるオーバーラッピンググリップに変更しました
始めはかなり違和感があり打ちづらかったですが、1ヶ月程度で慣れました
原因3.手首を使い過ぎるスイング
これは私見ですが、意外と自分のスイングというのは、残念ながら自分が思ってるよりも綺麗ではないことが多いです
恥ずかしながら私もその一人で、ゴルフ始めた当初から「スイングが綺麗だね」と言われたのをそのまま鵜呑みにしてしまい、心のどこかでは「自分はそこまでスイング改造しなくても大丈夫だ」なんて思っていました
そもそもの話、「正しいスイングが出来ていれば、たとえ毎日何百球打ったとしてもここまで手首が痛くなることはないだろう」という考えがありましたので、一旦『自分のスイングは綺麗だ』という固定観念を取り払い、イチから自分のスイングを見直すことにしました
そして、自分のスイング動画とプロのスイング動画を見比べて分かったのが、「過度な体重移動によりインパクトで詰まるスイング」をしていたことが判明しました
インパクトで詰まると急激に左手首が返り、力の逃げ場がなく負荷が掛かってしまいます

過度な体重移動でインパクトで詰まる
左肘も引けちゃってますね(チキンウイング)
その点を意識して直すようにしてから、徐々に痛みは引いていきました

以前より体重移動を抑えて詰まりが解消してきた
最後に
今回は私の過去のケガ「左手首くるぶし付近の痛み」について3つの原因とその対処方法を挙げさせていただきました
他にも
- クラブが重すぎる(オーバースペック)
- 力いっぱい振り過ぎ
- 筋力不足
- クラブが鋭角に入りすぎることによる、地面からの強い衝撃
など、原因の候補は挙げればキリがありませんが、左手首に限らず、
「基本的にどこかが痛いということは、それ相応の原因がある」
ということです
きちんと自分と向き合ってその原因を見付け、出来る限り早くその対処をすることが大切かと思います
※今回の対処方法はあくまで私の経験上での話であり、医学的根拠などはありませんのでご容赦ください
(2021/05/17 追記)
読者様より、同じ症状を患った方から「TFCC損傷ではないか?」との情報を賜りました。
ネットで調べたところ、まさにドンピシャの症状が書かれていました。
私は専門家ではないので簡潔に説明すると、手首の小指側(尺骨)に「TFCC(三角線維軟骨)」という部位があり、骨と骨の間のクッションのような役割をするのですが、ここが損傷することで機能が働かなくなってしまい、特にドアノブを回すような捻る動作の時に痛みを伴う、とのことです。
情報をいただき、誠にありがとうございました。
ご参考になれましたら幸いです。


