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【ドライバー編】ローグST MAX FASTとエピック MAX FASTの違いを比較解説【キャロウェイ マックスファスト】

ゴルフクラブ・ギア

キャロウェイは「ローグ」(ROGUE)の新シリーズ「ローグ ST」を2022年3月に発売すると発表しました。※一部ドライバーは2月25日に発売が早まりました。前作モデルは2018年2月23日発売です。約4年でのニューモデルの発売となります。

今回は、軽量モデルの「ローグ ST」 MAX FASTをご紹介します。

「ROGUE ST MAX FASTドライバー」はもっとスイングスピードを上げたいゴルファー向けのクラブです。

接軽量化されたヘッドと超軽量シャフトを採用。これまで以上に速いスピードで振り切ることができ、かつ高初速のハイドロー弾道を楽にもたらします。

旧モデルの「エピック MAX FAST」は2021年8月12日の発売です。「EPIC MAX FAST」は、2021年2月に発売された「EPIC MAX」シリーズをベースに軽量化し、パワーに自信がない方でも楽に振り切れ、飛距離を追求できるシリーズとして登場しました。

実際、ゴルフショップで試打してみましたが、確かに軽くて振り抜きが良い印象でした。

今回は、「ローグ ST」 MAX FASTドライバーと「エピック MAX FASTドライバーを比較してみます。

「ローグ ST」シリーズは他にMAX、MAX D、MAX LSの3種類のドライバーがあります。詳細は以下の記事にて。

【ドライバー比較】ローグSTドライバーを簡単にやさしく解説【MAX、MAX D、MAX LSの違いとは?】

通常の「ローグST」MAXドライバーと「EPIC」MAX ドライバーとの比較は以下の記事にて

【ドライバー編】「ローグST」(2022年モデル)と「EPIC」(エピック)との違いを比較解説【キャロウェイ】

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「カートリッジ構造のタングステンウェイト」
「AI設計のフラッシュフェースSS22」
「JAILBREAK AI スピードフレーム」

順番にご紹介します。

カートリッジ構造のタングステンウェイト

ボール初速を上げるテクノロジーのひとつです。

ヘッド後方に約11gのウェイトを配置することで慣性モーメントを高め、寛容性とともにオフセンターヒット時の初速性能が向上し、飛距離アップと安定した弾道へ導くテクノロジーです。

※慣性モーメントとは?
簡単に言うと「回しにくさ、止めにくさ」です。一度回りだすと止めにくい。ゴルフクラブではこれが高いと一般的にスイングの安定性が向上します。

NEW タングステン・スピードカートリッジをヘッド最後方部に搭載
ROGUE STドライバーシリーズでは、新たにタングステン・スピードカートリッジを採用しました。2021年のEPICシリーズではスクリューウェイト、およびペリメーター・ウェイトをソール後部に搭載していましたが、タングステン・スピードカートリッジは横に長い形状で、搭載位置もヘッドの最後方部に移動。重心をより深く、低くすることができており、高い慣性モーメントによってスイング時のヘッドの安定化と、オフセンターヒット時のボール初速向上を実現しています。なお、「ROGUE ST MAXドライバー」は、ややドローバイアス気味の特性を持つヘッドとなっています。

AI設計のフラッシュフェースSS22

ローグSTシリーズでも最新のAI設計のフェースが採用されています。名称はフラッシュフェース SS22となってアップグレードされています(エピックはフラッシュフェース SS21でした)。

これにより、スピン量の抑制と、慣性モーメントのアップを実現。吹けない強い弾道、オフセンターヒットへの強さを発揮します。

AI設計のFLASHフェースSS22は、飛びの3要素までも最適化
「ROGUE ST MAXドライバー」には、このモデル専用にAIが設計したFLASHフェースSS22を採用しています。FLASHフェースSS22は、従来のようにボール初速の向上やターゲットゴルファーの打点位置が考慮されているだけではありません。今回は飛びの3要素である、スピン、打ち出し角、ボール初速の組み合わせまでも含めた新しいアルゴリズムによってAIが設計し、テスト。よりモデル別、ターゲットゴルファー別の最適化が進んだフェースへとアップグレードされています。

JAILBREAK AI スピードフレーム

芯が2本通っていてどこに当たっても飛ぶテクノロジーです。「ローグST」にも搭載しています。

前年(2021年)のEPICと同様に、フレーム状に強化された構造のJAILBREAKが搭載されています。

NEW JAILBREAK AI スピードフレームにより、フェースが効率良くたわむように
2021年のEPICシリーズに初搭載されたJAILBREAK AI スピードフレームは、ROGUE STドライバーシリーズにおいて、形状に変更が加えられました。NEW JAILBREAK AI スピードフレームでは、下辺のフレームの高さをアップし、ソール側の剛性が向上。その結果、従来のようにインパクトのパワーがフェースに集中する効果はキープしつつ、クラウン側とソール側の剛性の違いによって、よりフェースが効率良くたわむようになりました。

 

「ローグ ST」 MAX FASTドライバー独自の特徴

上記の他「ローグ ST」 MAX FASTドライバーには以下の特徴があります。

ヘッド、シャフトの軽量化で、スイングスピードを向上

「ROGUE ST MAX FASTドライバー」は、アジャスタブルホーゼルを装備していないノーマルホーゼルとなっているため、とても軽量なヘッドに仕上がっており、超軽量な40g台のシャフトとともに、さらなるスイングスピードの向上をもたらしてくれます。

(出典:キャロウェイ公式HPより)

「ローグ ST」 MAX FASTドライバーと「EPIC」 MAX FASTドライバーの比較

クラブのコンセプト

「ローグ ST」 MAX FASTドライバーと「EPIC」 MAX FASTドライバーは以下のようなコンセプトとなっています。

「ローグ ST」 MAX FASTドライバー

飽くなき最適化と軽量化でもっと速く、さらに遠くへ

「EPIC」 MAX FASTドライバー

振り抜きの良さで、スピードを生み出し、最新テクノロジーで、EPICな飛びをもたらす

「ローグ ST」 MAX FASTドライバーと「EPIC」 MAX FASTドライバー両社とも、軽量で振り抜きの良さが特徴です。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

まず「ローグ ST」 MAX FASTドライバーはこのようなデザインです。

出典:キャロウェイ公式HP

通常のローグSTドライバーにシルバーを取り入れたデザインです。

次に「EPIC MAX FAST」ドライバーはこのようなデザインです。

出典:キャロウェイ公式HP

「ホワイトPVD仕上げ」のシルバーがきれいです。デザインはEPICをベースとしつつも明るいデザインになっています。

次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。

上から見たヘッドの形状

まずは「ローグ ST」 MAX FASTドライバーから、

上から見たデザインは、ローグSTMAXドライバーと同じように見えます。

そして「EPIC MAX FAST」ドライバーです。

出典:キャロウェイ公式HP

黒を基調としつつも、やや明るめのデザインでしょうか。

「ローグ ST」 MAX FASTドライバーと「EPIC」 MAX FASTドライバーのスペックを比較

さて、「ローグ ST」 MAX FASTドライバーと「EPIC」 MAX FASTドライバーのスペックを比較してみましょう。

ロフト角「10.5」シャフトの硬さは「SR」同士で比較します。

項目  「ローグST」 MAX FASTドライバー 「EPIC」MAX FASTドライバー
ロフト角(°) 9.5,10.5 9.5,10.5
ライ角(°) 59.5 59.5
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.75 45.75
クラブ重さ(g) 277 270
シャフト重さ(g) 45 43
シャフトトルク 5.4  6.4
シャフト調子  中調子  中調子
バランス  D3  D1

ロフト角

ロフト角は、「ローグ ST」 MAX FASTドライバー、「EPIC」 MAX FASTドライバーともに9.5度と10.5度が用意されています。

ライ角

ライ角は同じです。

「ローグ ST」 MAX FASTドライバー、「EPIC」 MAX FASTドライバーともに59.5度です。

ややアップライトな設定です。

ライ角の基本に従いますと、両方ともフック軌道になりやすいセッティングと言えます。スライスを防止する機能を高めているのだと思います。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「ローグ ST」 MAX FASTドライバー277g、「EPIC」 MAX FASTドライバーは270gです。

「ローグ ST」 MAX FASTドライバーの方が7g重いです。

シャフトの重量を見てみますと「ローグ ST」 MAX FASTドライバーは45gと「EPIC」 MAX FASTドライバーが43gとなっています。

シャフトも「ローグ ST」 MAX FASTドライバーの方が2g重いということになっています。

シャフトは、「ローグ ST」 MAX FASTドライバーはSPEEDER NX 40 for Callaway 、「EPIC」 MAX FASTドライバーはSPEEDER EVOLUTION for Callawayで比較しています。

ヘッドとシャフトの重さはバランスにも関係してきます。バランスの部分でご紹介しますが、「ローグ ST」 MAX FASTドライバーはD3、「EPIC」 MAX FASTドライバーがD1となっています。

シャフトトルク

「ローグ ST」 MAX FASTドライバー5.4、「EPIC」 MAX FASTドライバーは6.4となっています。

「ローグ ST」 MAX FASTドライバーよりも「EPIC」 MAX FASTドライバーの方が大きい値です。

つまり、相対的に「ローグ ST」 MAX FASTドライバーの方が少し手を動かすとヘッドが敏感に反応するため相対的に操作性が高いと言えます。一方、「EPIC」 MAX FASTドライバーは手を動かしてもヘッドはブレにくいため安定性が高くミスに強いということになります。

全般的には、シャフトトルクについても両者とも操作性というよりはミスに強い方に振っています。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「ローグ ST」 MAX FASTドライバー、「EPIC」 MAX FASTドライバーともに中調子となっています。

両者とも中調子でということで、タメも作りやすくヘッドも走る万人向けのセッティングと言えます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。

中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。

中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは「ローグ ST」 MAX FASTドライバーはD3、「EPIC」 MAX FASTドライバーはD1となっています。

つまり「ローグ ST」 MAX FASTドライバーの方がヘッドを重く感じるということになります。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

まとめ ~「ローグ ST」 MAX FASTドライバーと「EPIC」 MAX FASTドライバー~

「ローグ ST」 MAX FASTドライバーと「EPIC」 MAX FASTドライバーの違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・「ローグST」シリーズは、新テクノロジー「カートリッジ構造のタングステンウェイト」、進化させた「AI設計のフラッシュフェースSS22」「JAILBREAK AI スピードフレーム」を搭載し、スイング時のヘッドの安定化と、オフセンターヒット時のボール初速向上を実現。

・加えて「ローグ ST」 MAX FASTドライバーは重量277gであり、振り抜きの良さによりヘッドスピードを向上させる軽量設計モデル。

ライ角を見ると「ローグ ST」 MAX FASTドライバー、「EPIC」 MAX FASTドライバー共にフック軌道になりやすいセッティング。

・クラブの重量は「ローグ ST」 MAX FASTドライバーの方が7g重く、「EPIC」 MAX FASTドライバーよりも重い

・シャフトトルクは「ローグ ST」 MAX FASTドライバーの方が小さいため相対的に操作性が高い。

全体的に「ローグ ST」 MAX FASTドライバー方が、「EPIC」 MAX FASTドライバーよりも操作性を重視したセッティングです。

以上のような特徴ですが、実際に打ってみて自分に合っているかどうか、クラブを気に入るかどうかということが最も大切ですね。

【ドライバー試打】ROGUE ST(ローグST)の試打レビューはこちら

以上、「ローグ ST」 MAX FASTドライバーと「EPIC」 MAX FASTドライバーの違いをまとめてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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