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【ドライバー編】「ローグST」と「ST-X 220」の違いを比較解説【キャロウェイvsミズノ】

ゴルフクラブ・ギア

キャロウェイは「ローグ」(ROGUE)の新シリーズ「ローグ ST」を2022年3月に発売すると発表しました。※一部モデルは2月25日に発売が早まりました。前作モデルは2018年発売です。約4年でのニューモデルの発売となります。

「ST」という名称は、「SPEED TUNE-UP(スピード・チューンアップ)」の頭文字だそうです。ボールの初速アップを重点目標に開発されたとのことです。

「ローグ ST」の特徴は3つほどあり、後ほど紹介していきます。

ローグSTドライバーの種類はこちらで紹介しています。

【ドライバー比較】キャロウェイ ローグSTドライバーを簡単にやさしく解説【MAX、MAX D、MAX LSの違いとは?】

ROGUE ST(ローグST)の試打レビューはこちら

一方で、ミズノは、2022年3月11日に新しいSTシリーズ「ST-X 220ドライバー」と「ST-Z 220ドライバー」をそれぞれ発売します。(TOUR AD GM D カーボンシャフトモデル)

今回も前作と同じく、ST-Xドライバーはつかまり、ST-Zドライバーは直進性が特徴のモデルとなっています。

【ドライバー比較】ミズノ「ST-X 220」と「ST-Z 220」ドライバーの違いをやさしく簡単に解説【時代を超越】

高初速×低スピンのSTシリーズ、さらに安定性が向上したとの情報ですが、どのようなテクノロジーが使われているのでしょうか。

今回は、標準モデル「ローグ ST」MAXドライバーとつかまりの「ST-X 220」ドライバーを比較してみたいと思います。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「ローグ ST」ドライバーの特徴をご紹介

「ローグ ST」の売りとなる特徴とは

「ローグ ST」シリーズの主な特徴を簡単にご紹介します。

今回の大きな特徴は

「カートリッジ構造のタングステンウェイト」

「AI設計のフラッシュフェースSS22」

「JAILBREAK AI スピードフレーム」

の3つです。順番にご紹介します。

カートリッジ構造のタングステンウェイト

ボール初速を上げるテクノロジーのひとつです。

ヘッド後方に約11gのウェイトを配置することで慣性モーメントを高め、寛容性とともにオフセンターヒット時の初速性能が向上し、飛距離アップと安定した弾道へ導くテクノロジーです。

※慣性モーメントとは?
簡単に言うと「回しにくさ、止めにくさ」です。一度回りだすと止めにくい。ゴルフクラブではこれが高いと一般的にスイングの安定性が向上します。

NEW タングステン・スピードカートリッジをヘッド最後方部に搭載
ROGUE STドライバーシリーズでは、新たにタングステン・スピードカートリッジを採用しました。2021年のEPICシリーズではスクリューウェイト、およびペリメーター・ウェイトをソール後部に搭載していましたが、タングステン・スピードカートリッジは横に長い形状で、搭載位置もヘッドの最後方部に移動。重心をより深く、低くすることができており、高い慣性モーメントによってスイング時のヘッドの安定化と、オフセンターヒット時のボール初速向上を実現しています。なお、「ROGUE ST MAXドライバー」は、ややドローバイアス気味の特性を持つヘッドとなっています。

AI設計のフラッシュフェースSS22

ローグSTシリーズでも最新のAI設計のフェースが採用されています。名称はフラッシュフェース SS22となってアップグレードされています(エピックはフラッシュフェース SS21でした)。

これにより、スピン量の抑制と、慣性モーメントのアップを実現。吹けない強い弾道、オフセンターヒットへの強さを発揮します。

AI設計のFLASHフェースSS22は、飛びの3要素までも最適化
「ROGUE ST MAXドライバー」には、このモデル専用にAIが設計したFLASHフェースSS22を採用しています。FLASHフェースSS22は、従来のようにボール初速の向上やターゲットゴルファーの打点位置が考慮されているだけではありません。今回は飛びの3要素である、スピン、打ち出し角、ボール初速の組み合わせまでも含めた新しいアルゴリズムによってAIが設計し、テスト。よりモデル別、ターゲットゴルファー別の最適化が進んだフェースへとアップグレードされています。

JAILBREAK AI スピードフレーム

芯が2本通っていてどこに当たっても飛ぶテクノロジーです。「ローグST」にも搭載しています。

前年(2021年)のEPICと同様に、フレーム状に強化された構造のJAILBREAKが搭載されています。

NEW JAILBREAK AI スピードフレームにより、フェースが効率良くたわむように
2021年のEPICシリーズに初搭載されたJAILBREAK AI スピードフレームは、ROGUE STドライバーシリーズにおいて、形状に変更が加えられました。NEW JAILBREAK AI スピードフレームでは、下辺のフレームの高さをアップし、ソール側の剛性が向上。その結果、従来のようにインパクトのパワーがフェースに集中する効果はキープしつつ、クラウン側とソール側の剛性の違いによって、よりフェースが効率良くたわむようになりました。

(出典:キャロウェイ公式HPより)

「ST-X 220」ドライバーの特徴をご紹介

「ST-X 220」ドライバーの主な特徴をご紹介します。

今回の特徴は以下の5つです。

・高初速素材 フォージドβチタンを採用
・反発性能をより高めた コアテックフェース

・つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン
・ウエーブテクノロジーソール
・ハーモニックインパクトテクノロジー

高初速素材 フォージドβチタンを採用。

フェース素材は特殊なチタン合金です。

反発性能をより高めた コアテックフェース

反発性能アップのテクノロジーです。

つかまりの良さを追求した スクエアストライクデザイン

「スイートエリアの拡大」と「ヘッドの返しやすさ」の両立です。

ウエーブテクノロジーソール&ハーモニックインパクトテクノロジー

「ウエーブテクノロジーソール」はたわみ量を増大させて初速をアップさせます。「ハーモニックインパクトテクノロジー」でウッドにも心地よい打球音・打感を追求しています。

(出典:ミズノ公式HPより)

「ローグ ST」MAXドライバーと「ST-X 220」ドライバーの比較

クラブのコンセプト

「ローグ ST」MAXドライバーと「ST-X 220」ドライバーは以下のようなコンセプトとなっています。

「ローグ ST」MAXドライバー

幅広いゴルファーにフィット、
飛距離と振りやすさを追求したMAX

「ST-X 220」ドライバー

高初速×低スピンのSTシリーズ、
さらに安定性が向上しました。

「ローグ ST」MAXドライバーは飛距離と振りやすさを追求しています。

「ST-X 220」ドライバーは、高初速と低スピンのコンセプトを受け継いでいます。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

「ローグST」MAXドライバーはこのようなデザインとなりました。

出典:キャロウェイ公式HP

前作のローグの雰囲気を継承しています。前作は、緑系のデザインでした。

そして、「ST-X 220」ドライバーはこのようなデザインです。

出典:ミズノ公式HP

黒をベースに青のライン。ミズノらしいドライバーのデザインです。

次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。

上から見たヘッドの形状

まずは「ローグST」MAXドライバーから、

出典:キャロウェイ公式HP

黄色いラインが入っています。こちらもどことなく前作ローグの雰囲気があります。

そして「ST-X 220」ドライバーです。

出典:ミズノ公式HP

こちらも黒を基調とした、スッキリしたデザインです。

「ローグST」MAXドライバーと「ST-X 220」ドライバーのスペックを比較

さて、「ローグST」MAXドライバーと「ST-X 220」ドライバーのスペックを比較してみましょう。

より分かりやすく単純化するために、ロフト角「10.5」シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。

項目  「ローグST」MAXドライバー 「ST-X 220」ドライバー
ロフト角(°) 9.0,10.5,12.0 10.5±2
ライ角(°) 59 59
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.5 45.5
クラブ重さ(g) 305 298
シャフト重さ(g) 50 53
シャフトトルク 4.6 5.4
シャフト調子  中調子 中調子
バランス  D3 D3

ロフト角

ロフト角は、「ローグST」MAXドライバーは9度、10.5度、12度(調整機能有)が、「ST-X 220」ドライバーは10.5±2で調整可能です。専用レンチも付いています。

「ローグST」MAXドライバーは、コンセプトどおり幅広ロフト角を用意しています。

ライ角

ライ角は同じです。

「ローグST」MAXドライバー、「ST-X 220」ドライバーともに59度です。両者調整機能があります。

59度の設定は最近のドライバーでは多く、ややアップライトのセッティングでライ角の基本に従えばフック軌道になりやすいと言えます。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「ローグST」MAXドライバー305g、「ST-Z 220」ドライバー298gです。

「ローグST」MAXドライバーの方が7g重いです。

シャフトの重量を見てみますと「ローグST」MAXドライバーは50g、「ST-X 220」ドライバーが53gとなっています。

クラブ全体では、「ローグST」MAXドライバーの方が重いが、シャフトだけみると「ST-X 220」ドライバーの方が重くなっています。

シャフトは以下のモデルで比較しています。

「ローグST」MAXドライバーは「VENTUS 5 for Callaway」

「ST-X 220」ドライバーは「TOUR AD GM D カーボンシャフト」

ヘッドとシャフトの重さはバランスにも関係してきます。バランスの部分でご紹介しますが、「ローグST」MAXドライバー、「ST-X 220」ドライバーともにD3となっています。

シャフトトルク

シャフトトルクは、若干違います。

「ローグST」MAXドライバーは4.6、「ST-X 220」ドライバーは5.4となっています。

「ローグST」MAXドライバーよりも「ST-X 220」ドライバーの方が大きな値です。

つまり、相対的に「ローグST」MAXドライバーの方が少し手を動かすとヘッドが敏感に反応するため操作性が高い、「ST-X 220」ドライバーの方が、手を動かしてもヘッドはブレにくいため安定性が高くミスに強い、ということになります。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「ローグST」MAXドライバー、「ST-X 220」ドライバーともに中調子となっています。

タメも作りやすく、ヘッドもある程度走る万人向けのセッティングといえます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは「ローグST」MAXドライバー、「ST-X 220」ドライバーともにD3となっています。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

まとめ ~「ローグST」MAXドライバーと「ST-X 220」ドライバー~

「ローグST」MAXドライバーと「ST-X 220」ドライバーの違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・「ローグST」MAXドライバーは、新テクノロジー「カートリッジ構造のタングステンウェイト」と「EPIC」からさらに進化させた「AI設計のフラッシュフェースSS22」、「JAILBREAK AI スピードフレーム」を搭載し、高い慣性モーメントによってスイング時のヘッドの安定化と、オフセンターヒット時のボール初速向上を実現。

・「ST-X 220」ドライバーは「フォージドβチタン」、「コアテックフェース」、「スクエアストライクデザイン」などのテクノロジーを採用し、初速アップと安定性を向上。

ライ角は「ローグST」MAXドライバー、「ST-X 220」ドライバーともに59度で同じ。

・クラブの重量は「ローグST」MAXドライバーの方が7g重いが、シャフトは「ST-X 220」ドライバーの方が重い。

シャフトトルクについて、「ローグST」MAXドライバーは操作性、「ST-X 220」ドライバーは安定性が高い傾向。

以上のような特徴ですが、実際に打ち比べてその違いを確かめたいですね。

以上、「ローグST」MAXドライバーと「ST-X 220」ドライバーの違いをまとめてみました。

【ドライバー試打】ROGUE ST(ローグST)の試打レビュー

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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