クリーブランドゴルフ「RT i-FORGED(アールティー アイ フォージド)ウエッジ」についてご紹介します。
RT i-FORGED ウエッジは、2026年4月4日に発売されたクリーブランドの軟鉄鍛造ウエッジです。
非常にやわらかい軟鉄素材S15Cを採用し、さらに独自のコンデンス鍛造により、やわらかい打感と耐久性を両立しているのが特徴です。
また、悪条件下でもスピン性能を発揮しやすいHYDRAZIPフェースや、深く狭いULTIZIPグルーブを搭載しており、スピンコントロール性能にもこだわったモデルです。
ひと言でいうと、RT i-FORGEDは「やわらかい打感」と「安定したスピン性能」を重視した、上級者好みの見た目ながら扱いやすさも備えたウエッジです。
今回は、クリーブランド RT i-FORGED ウエッジの特徴、スペック、ロフト別の違い、どんなゴルファーにおすすめかをわかりやすく解説します。
ウエッジ選びの参考になれば幸いです。
クリーブランド RT i-FORGED ウエッジのコンセプト
RT i-FORGED ウエッジのコンセプトは、以下のようなイメージです。
シリーズ最高レベルの打感と、
悪条件下でも安定したスピン性能を追求した
軟鉄鍛造ウエッジ。
従来のクリーブランドウエッジは、スピン性能やソール設計に定評があります。
今回のRT i-FORGEDでは、そこに軟鉄鍛造ならではの打感をより強く打ち出している印象です。
特に注目したいポイントは以下の4つです。
・コンデンス鍛造による打感と耐久性の両立
・構えやすいツアーシェイプ
・HYDRAZIPフェースとULTIZIPグルーブによるスピン性能
次から詳しく見ていきます。
クリーブランド RT i-FORGED ウエッジの特徴
S15C軟鉄によるやわらかい打感

RT i-FORGED ウエッジの大きな特徴は、非常にやわらかい軟鉄素材S15Cを採用している点です。
ウエッジはフルショットだけでなく、アプローチ、ピッチショット、バンカーショットなど、距離感を出すクラブです。
そのため、打った瞬間の感触はとても大切です。
RT i-FORGEDは、ボールがフェースに乗るようなやわらかい打感を求める方に向いているウエッジです。
特に、硬い打感よりも「フェースに乗る感じ」「手に伝わる感触」を重視するゴルファーには魅力的なモデルだと思います。
コンデンス鍛造で打感と耐久性を両立
やわらかい素材を使うと、打感は良くなりますが、耐久性とのバランスが課題になります。
そこでRT i-FORGEDでは、独自のコンデンス鍛造が採用されています。
フェース面ではS15Cのやわらかさを活かしつつ、負荷がかかりやすいホーゼル部分の強度を高める設計になっています。
例えると、打感に関わる部分はやわらかく、強度が必要な部分はしっかり補強しているようなイメージです。
「やわらかい打感はほしいけど、長く安心して使いたい」というニーズに応えた設計といえます。
プロ・上級者が好む構えやすいヘッド形状
RT i-FORGEDは、構えたときの見た目にもこだわっています。
ヘッド形状は直線的でシャープな印象です。
余計な丸みが少なく、ターゲットに対してフェースを合わせやすい形状になっています。
また、バックフェースもシンプルでクリーンなデザインです。
見た目はかなり上級者好みですが、ソール設計や重心設計により、ミスへの強さも意識されています。
「いかにもやさしい大型ウエッジは苦手だけど、難しすぎるウエッジも不安」という方にちょうどよいバランスです。
ショットの安定性を高める重心設計とソール設計

RT i-FORGEDは、打点ブレへの強さも考えられています。
特に、ボールが少し浮いたライでは、フェースの上下方向の打点ブレが起こりやすくなります。
RT i-FORGEDでは、そうした打点ブレに対応しやすい重心設計が採用されています。
また、ソールのエッジ部分には面取り加工がされており、ヘッドが地面に潜りすぎず、スムーズに抜けやすい設計です。
アプローチでありがちなミスとして、
- 少し手前から入ってダフる
- ソールが突っかかって距離が合わない
- 芝に負けてヘッドが抜けない
このようなミスを軽減しやすい設計になっています。
HYDRAZIPフェースとULTIZIPグルーブでスピン性能を向上

RT i-FORGEDは、スピン性能にも力を入れています。
フェースにはHYDRAZIPが採用され、さらに溝にはULTIZIPグルーブが搭載されています。
HYDRAZIPは、芝が濡れている場面やラフなどでもスピン性能を安定させるためのフェース技術です。
ULTIZIPグルーブは、深く狭い溝設計により、しっかりスピンをかけやすくするテクノロジーです。
特に雨の日、朝露が残る芝、ラフからのアプローチなど、条件が悪い場面でスピンが安定しやすい点は魅力です。

クリーブランド RT i-FORGED ウエッジのデザイン

RT i-FORGED ウエッジは、全体的にシンプルで引き締まったデザインです。
バックフェースは余計な装飾が少なく、ツアーモデルらしい精悍な印象があります。
構えたときの顔もシャープで、ターゲットに対してフェースを合わせやすそうな見た目です。
クリーブランドのウエッジらしい本格感がありながら、派手すぎないデザインなので、長く使いやすいモデルだと思います。
クリーブランド RT i-FORGED ウエッジのスペックを比較
ここからは、RT i-FORGED ウエッジのスペックを見ていきます。
ロフト角のラインナップ
RT i-FORGED ウエッジのロフト角は、以下の7種類です。
| ロフト角 | ラインナップ |
| 48度 | ピッチングウェッジの下に入れやすいロフト |
| 50度 | アイアンセットとの距離差を埋めやすいロフト |
| 52度 | アプローチウェッジとして使いやすいロフト |
| 54度 | 100ヤード以内やバンカーにも使いやすいロフト |
| 56度 | サンドウェッジの定番ロフト |
| 58度 | アプローチ・バンカー・ロブショットに使いやすいロフト |
| 60度 | 高く上げるアプローチ向けのロフト |
48度から60度まで、2度刻みでラインナップされています。
最近のアイアンはストロングロフト化しているため、ピッチングウェッジのロフトが43度〜45度くらいのモデルも多いです。
その場合、48度や50度を入れることで、ピッチングウェッジとサンドウェッジの距離差を埋めやすくなります。
ロフト角・バウンス角・ソール形状
RT i-FORGED ウエッジは、全ロフトでバウンス角は10度です。
ただし、ロフトによってソール形状が異なります。
| ロフト角 | バウンス角 | ソール | 用途イメージ |
| 48度 | 10度 | FULL | フルショット中心 |
| 50度 | 10度 | FULL | フルショット中心 |
| 52度 | 10度 | FULL | フルショット・転がし |
| 54度 | 10度 | MID | アプローチ・バンカー |
| 56度 | 10度 | MID | サンドウェッジの定番 |
| 58度 | 10度 | MID | アプローチ・バンカー |
| 60度 | 10度 | MID | 高く上げるショット |
48度・50度・52度はFULLソール、54度・56度・58度・60度はMIDソールという構成です。
低ロフト側はフルショットで使いやすく、高ロフト側はアプローチやバンカーで扱いやすい設計になっていると考えられます。
48度・50度・52度はFULLソール
48度、50度、52度はFULLソールです。
このロフト帯は、フルショットやスリークォーターショットで使うことが多いロフトです。
そのため、ソールの接地面をある程度確保し、安定してボールを拾いやすいFULLソールが採用されていると考えられます。
ピッチングウェッジの下に入れるギャップウェッジとして使いたい方は、48度・50度・52度が候補になります。
54度・56度・58度・60度はMIDソール
54度、56度、58度、60度はMIDソールです。
このロフト帯は、アプローチ、バンカー、ロブショットなど、フェースを開いたり、距離感を調整したりする場面で使うことが多くなります。
MIDソールは、許容性と操作性のバランスがよいタイプです。
特に56度・58度は、アプローチとバンカーの両方で使いやすい定番ロフトです。
迷った場合は、まず56度または58度を中心に考えると選びやすいです。
シャフト別スペック比較
RT i-FORGED ウエッジには、主に以下の2種類のシャフトが用意されています。
- ダイナミックゴールド シャフト
- N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト
ダイナミックゴールドシャフト
| 項目 | 48度・50度・52度 | 54度・56度・58度・60度 |
| 長さ | 35.5インチ | 35.25インチ |
| シャフト重量 | 115g | 115g |
| フレックス | S200 | S200 |
| ライ角 | 64.0度 | 64.0度 |
| 調子 | 手元調子 | 手元調子 |
ダイナミックゴールドは、しっかり重さのあるシャフトです。
アイアンにも重量級スチールシャフトを使っている方や、ウエッジでしっかり振りたい方に向いています。
ヘッドの動きを感じながら、低く抑えたスピンショットを打ちたい方には相性がよいシャフトです。
N.S.PRO 950GH neo スチールシャフト
| 項目 | 48度・50度・52度 | 54度・56度・58度・60度 |
| 長さ | 35.75インチ | 35.5インチ |
| シャフト重量 | 91g | 91g |
| フレックス | S | S |
| トルク | 1.7 | 1.7 |
| ライ角 | 64.0度 | 64.0度 |
| 調子 | 中調子 | 中調子 |
N.S.PRO 950GH neoは、ダイナミックゴールドより軽めのスチールシャフトです。
重すぎるウエッジが苦手な方や、アイアンに軽量スチールを使っている方に合わせやすいシャフトです。
アマチュアゴルファーには、N.S.PRO 950GH neoの方が扱いやすいと感じる方も多いと思います。
おすすめのロフト構成
RT i-FORGEDを選ぶときは、単品で考えるよりも、今使っているアイアンセットのピッチングウェッジのロフトから逆算するのがおすすめです。
ピッチングウェッジが44度前後の場合
最近のアイアンで多いロフト構成です。
この場合は、以下のような組み合わせが考えられます。
| 構成 | おすすめの使い方 |
| 48度・54度・58度 | 距離の階段を作りやすい標準的な構成 |
| 50度・56度 | シンプルに2本でまとめたい方向け |
| 48度・52度・58度 | 100ヤード以内を細かく打ち分けたい方向け |
ピッチングウェッジが46度前後の場合
比較的ロフトが寝ているアイアンを使っている場合です。
この場合は、以下のような組み合わせが考えられます。
| 構成 | おすすめの使い方 |
| 50度・56度 | シンプルで扱いやすい構成 |
| 50度・54度・58度 | 距離感を細かく作りたい方向け |
| 52度・58度 | アプローチ中心に使いやすい構成 |
RT i-FORGEDはどんなゴルファーにおすすめ?
RT i-FORGED ウエッジは、以下のようなゴルファーにおすすめです。
・見た目がシャープなウエッジを好む人
・アプローチでスピンを安定させたい人
・雨の日やラフからでもスピン性能を落としたくない人
・クリーブランドのウエッジが好きな人
一方で、かなり大型でやさしいキャビティ系ウエッジを求める方には、少しシャープに見えるかもしれません。
ただし、完全なプロ向けというよりは、見た目はシャープでも、ソール設計や重心設計でミスへの強さも意識されているモデルです。
「やさしすぎる見た目は苦手。でも難しすぎるウエッジも不安」という方にちょうどよいウエッジだと思います。
RT i-FORGEDの注意点
ローバウンスモデルはない
RT i-FORGEDは、全ロフトでバウンス角が10度です。
そのため、6度や8度のようなローバウンスを好む方には、選択肢が少なく感じるかもしれません。
フェースを大きく開いて使いたい方や、硬い地面からボールを直接拾いたい方は、他モデルも比較してみるとよいです。
グラインドを細かく選びたい人には物足りない可能性
RTXシリーズなどでは、FULL・MID・LOWなど複数のグラインドから選べるモデルがあります。
一方で、RT i-FORGEDはロフトごとにソール形状が決まっています。
そのため、細かくソール形状を選びたい方には、少し物足りない可能性があります。
ただし、迷いにくいという意味では、アマチュアにとって選びやすい設計ともいえます。
まとめ ~クリーブランド RT i-FORGED ウエッジ~
今回は、クリーブランドゴルフ「RT i-FORGED ウエッジ」についてまとめてみました。
私見ですが、カタログからわかるポイントをまとめると以下のとおりです。
・RT i-FORGEDは2026年4月4日発売の軟鉄鍛造ウエッジ。
・非常にやわらかい軟鉄素材S15Cを採用し、シリーズ最高レベルの打感を追求。
・コンデンス鍛造により、やわらかい打感とホーゼル部の耐久性を両立。
・HYDRAZIPフェースとULTIZIPグルーブにより、悪条件下でもスピン性能を発揮しやすい。
・ロフト角は48度、50度、52度、54度、56度、58度、60度の7種類。
・バウンス角は全ロフト10度。48〜52度はFULLソール、54〜60度はMIDソール。
・シャフトはダイナミックゴールドとN.S.PRO 950GH neoをラインナップ。
RT i-FORGEDは、打感のよさ、構えやすさ、スピン性能を重視する方におすすめのウエッジです。
特に、クリーブランドらしいスピン性能に加えて、軟鉄鍛造のやわらかい打感を求める方には魅力的なモデルだと思います。
以上、クリーブランドゴルフ「RT i-FORGED ウエッジ」についてまとめてみました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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