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【ドライバー編】「RMX VD」(リミックス)と「EPIC」(エピック)の違いを比較解説【ヤマハvsキャロウェイ】2021年

ゴルフクラブ・ギア

ヤマハは、2021年10月29日にヤマハのアスリート向けブランドRMXシリーズのニューモデルを発売しました。

アスリート向けブランドRMXシリーズがモデルチェンジをして「RMX VD」(リミックス ブイディー)シリーズとして生まれ変わりました。

「VD」のVは向きやベクトルを表す「Vector(ベクター)」、Dは方向を表す「Direction(ディレクション)」のそれぞれ頭文字だそうです。

この「RMX VD」シリーズでヤマハは、特に直進安定性に重要な慣性モーメントを追求しています。

慣性モーメントが高いとは、誤解を恐れずに言えば「操作性は良くないが 曲がり難いクラブ」ということになります。

一方で、キャロウェイは2021年2月に「EPIC」(エピック)の2021年モデルを発売しています。こちらも最新モデルになります。

「EPIC」は過去、2017年「GBB EPIC」、2019年「EPIC FLASH」、そして今回の2021年「EPIC」と2年ごとに新しい「EPIC」を発表してきた経過があります。

今回は、ヤマハ「RMX VD59」とキャロウェイ「EPIC」を比較してみたいと思います。どのような違いがあるのでしょうか。

今回は、ヤマハ「RMX VD59」ドライバーと「EPIC」のドライバーを比較してみます。ヤマハ「RMX VD59」ドライバーとキャロウェイ「EPIC」MAXドライバーの2モデルの比較します。

ヤマハ「RMX VD59」はアスリートモデルのやさしい方、「EPIC」MAXはやさしさ重視のモデルです。

違いが分かるようにあえてコンセプトの違うモデルを比較してみます。

「EPIC」は3種類のドライバーを発売しています。EPICドライバーの詳細は以下の記事にてご紹介しています。

【ドライバー比較】キャロウェイ EIPC(エピック)ドライバーを簡単にやさしく解説【SPEED、MAX、MAX LSの違いとは?】

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「RMX VD」と「EPIC」ドライバーの特徴をご紹介

ヤマハ「RMX VD59」の売りとなる特徴とは

「RMX VD59」の主な特徴を簡単にご紹介します。今回はたくさんの見どころがあります。

RMX VDウェイトシステム

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーの圧倒的な直進安定性を生み出す新機能として「RMX VDウェイトシステム」を搭載しています。

RMX VDウェイトシステムの特長1

どのようにウエイトを調整しても一定の慣性モーメントを実現しています。

変わらない大慣性モーメント「圧倒的な直進安定性」

ヤマハ独自の新システムは、ウェイト位置を調整しても慣性モーメント(VDドライバーは5,003g・㎠、VD59ドライバーは5,820g・㎠)が変化しないから、どのポジションでも高い「直進安定性」を確保。

RMX VDウェイトシステムの特長2

重心角を調整できる幅が非常に広いです。つかまり易いセッティング、つかまりすぎないセッティングなど自由自在です。

変えられる幅広い重心角「スクエアインパクト」

VDドライバーが26.5°~31°、VD59ドライバーは30.5°~36.5°。2モデルで10゜の重心角調整ができ、あらゆるドライバーの重心角ほぼ全域をカバーする。ボールのつかまり過ぎを抑えたい人も、しっかりつかまえたい人も自分のスイングに最適な重心角(つかまり)でスクエアインパクトが実現できる。

クラウン形状とフェースデザイン

クラウン形状とフェースデザインにも改良を加えています。

感性を科学し「飛ぶところで打てる」を実現

ゴルファーは無意識下でヘッド高さの中央だと認識した部分で打とうとする傾向がある。ヤマハはそこに着目し、無意識下で認識する部分と、「最も飛ぶところ(最適打点)=フェース中心やや上部」が一致するように、クラウン形状とフェースデザインを設計した。

(出典:ヤマハ公式HPより)

「EPIC」の売りとなる特徴とは

今回の「EPIC」の売りは「JAILBREAK AIスピードフレームテクノロジー」です。

どこに当たっても飛ぶテクノロジーです。

これは、従来の「JAILBREAKテクノロジー」は2本のバーがソールとクラウンを繋ぐことで垂直方向の剛性を高め、エネルギーロスを抑えるというものでしたが、そのJAILBREAKテクノロジーを進化させ、バーの構造からフレーム構造にしたものと考えられます。

(出典:キャロウェイ公式HPより)

また、公式HPには以下の様に記載されています。

さらなるパワーアップを果たしたEPIC。ドライバーではAIが、最新のFLASHフェースSS21をデザインしただけにとどまらず、JAILBREAK テクノロジーまでも解析、設計し、新たにJAILBREAK AI スピードフレーム テクノロジーを生み出しました。これにより、インパクトの力は従来よりもフェースに集中。ボール初速は、かつてないレベルとなっています。また、トライアクシャル・カーボンクラウンの面積を拡大し、ソールのトウ側にもトライアクシャル・カーボンクラウンを使用。重心位置もさらに最適化されました。3機種のなかで、もっともやさしさのあるタイプに位置する、「EPIC MAXドライバー」は、ドローバイアス設計で、MAVRIK MAXドライバーを大きく上回る慣性モーメントも達成。フェースに集まったパワーを、しっかりボールへ伝達し、強力なボールスピードを生み出します。オートマチックに、真っすぐ遠くへと飛ばす性能は、まさにEPIC(桁外れ)です。

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーと「EPIC」MAXドライバーの比較

クラブのコンセプト

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーと「EPIC」MAXドライバーは以下のようなコンセプトとなっています。

ヤマハ「RMX VD59」ドライバー

圧倒的直進性をすべてのゴルファーに

「EPIC」MAXドライバー

やさしく、つかまえて飛ばせるMAXドライバー

ヤマハ「RMX VD59」はとにかく曲がらないということをコンセプトにしています。一方、「EPIC」MAXドライバーはつかまりやすく高弾道かつやさしいという位置づけです。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

まずヤマハ「RMX VD59」ドライバーはこのようなデザインです。

出典:ヤマハ公式HP

赤を基調としたデザインです。背景が赤いからか、なかなか攻めたかっこいいデザインです。

そして、次に「EPIC」MAXドライバーです。

出典:https://www.amazon.co.jp/

EPICのイメージカラーと言えば緑です。新しいだけに洗練されたデザインだと思います。

次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。

上から見たヘッドの形状

まずはヤマハ「RMX VD59」ドライバーから、

出典:ヤマハ公式HP

赤いラインが入ったデザインです。つかまりがよさそうな形状です。

そして「EPIC」MAXドライバーです。

出典:https://www.amazon.co.jp/

「EPIC」MAXドライバーはキャロウェイっぽいオーソドックスなデザインと言えるでしょうか。

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーと「EPIC」MAXドライバーのスペックを比較

さて次にヤマハ「RMX VD59」ドライバーと「EPIC」MAXドライバーのスペックを比較してみましょう。

より分かりやすく単純化するために、ロフト角「10.5」シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。

項目  「RMX VD59」ドライバー 「EPIC」MAXドライバー
ロフト角(°) 9.5(±1)/10.5(±1) 9.0,10.5,12.0
ライ角(°) 59(59.75、60.5) 58
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.5 45.75
クラブ重さ(g) 297 288
シャフト重さ(g) 53 42
シャフトトルク 5.0  5.8
シャフト調子  中調子  中元調子
バランス  D2  D0

ロフト角

ロフト角は、ヤマハ「RMX VD59」ドライバーは9度と10.5度、「EPIC」MAXドライバーの9度と10.5度、12度が用意されています。両者とも調整機能があります。

ライ角

ライ角はわずかな違いがあります。

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーの基本設定が59度で「EPIC」MAXドライバーは58度です。両者とも調整機能があります。

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーが59度なのでややアップライト、「EPIC」MAXドライバーが58度なのでややフラットです。

ライ角の基本に従いますと、ヤマハ「RMX VD59」ドライバーはフック軌道になりやすい。一方「EPIC」MAXドライバーはスライス軌道になりやすい。ですが、わずかな違いだと思います。

58度、59度というセッティングは、一般的な他のドライバーと比較しますと、ややアップライトよりのセッティングでフック軌道になりやすいセッティングと言えます。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量はヤマハ「RMX VD59」ドライバー297g、「EPIC」MAXドライバーは288gです。

「RMX VD59」ドライバーの方が9g重いです。

そして、シャフトの重量を見てみますとヤマハ「RMX VD59」ドライバーは53g。「EPIC」MAXドライバーが42gとなっています。

シャフトについては、ヤマハ「RMX VD59」ドライバーの方が11g重いということになっています。

以上のことから、EPICは相対的にヘッドを重くしてシャフトを軽くしているセッティングですが、「EPIC」はヤマハ「RMX VD59」よりもヘッドが重いというセッティングとなっています。

シャフトは、ヤマハ「RMX VD59」はDiamana YR、「EPIC」はDiamana40シャフトで比較しています。

ヘッドとシャフトの重さはバランスにも関係してきます。バランスの部分でご紹介しますが、ヤマハ「RMX VD59」ドライバーはD2、「EPIC」MAXドライバーがD0となっています。

シャフトトルク

シャフトトルクは明確な違いがあります。

ヤマハ「RMX VD59」ドライバー5.0、「EPIC」MAXドライバーは5.8となっています。

つまり、ヤマハ「RMX VD59」は操作性が高く、「EPIC」MAXドライバー安定性が高い、ということが言えそうです。

シャフトトルクについては、シャフトを変えることによって変化してきます。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子はヤマハ「RMX VD59」ドライバーは中調子、「EPIC」MAXドライバーは中元調子となっています。

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーは中調子、セッティング自体は、タメが作りやすく、ヘッドも走るという万人向けのセッティングということが言えそうです。

「EPIC」は中元調子です。手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つセッティングです。つまり、万人向けの元調子からややタメを作りやすく元調子よりに設定しているということが言えます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。

元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。

中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。

中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスはヤマハ「RMX VD59」ドライバーはD2、「EPIC」MAXドライバーはD0となっています。

つまりヤマハ「RMX VD59」ドライバーの方がヘッドを重く感じるということになります。

振ったときにヘッドを重く感じる、ヘッドが効いている感じがするのは「RMX VD59」ドライバーの方と言えそうです。

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーはやや振り切りにくい分、飛距離が出るセッティングです。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。一般的にヘッドが重い方が飛距離が出るが振り切りにくい。

まとめ ~ヤマハ「RMX VD59」ドライバーと「EPIC」MAXドライバー~

ヤマハ「RMX VD59」ドライバーと「EPIC」MAXドライバーの違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・ヤマハ「RMX VD59」ドライバーは「RMX VDウェイトシステム」によりどのようなセッティングでも安定した直進性を実現

・「EIPC」は新しくJAILBREAK AI スピードフレーム テクノロジーを開発し、エネルギーロスを軽減

ライ角はヤマハ「RMX VD59」ドライバー「EPIC」MAXドライバーほぼ同じでややアップライトであり、ややフック軌道になりやすいセッティング。

・クラブの重量はヤマハ「RMX VD59」ドライバーの方が9g重く、「EIPC」MAXドライバーの方が軽い。

操作性、安定性の指標であるシャフトトルクはヤマハ「RMX VD59」ドライバーが5.0で操作性が高く、「EPIC」MAXドライバーは5.8で安定性重視。

今回は、ヤマハとキャロウェイを比較してみました。スペック上は「EPIC」MAXドライバーの方がやや易しいでしょうか。

ヤマハ「RMX VD59」の大きな特徴は「RMX VDウェイトシステム」による直進安定性だと思います。

キャロウェイ「EPIC」は他社ドライバーと比較してもやや軽めとなっています。そして、その特性を生かして、さらに軽い「EPIC FAST」を発売しています。

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以上のような特徴ですが、実際に打ってみて自分に合っているかどうか、クラブを気に入るかどうかということが最も大切ですね。

以上、ヤマハ「RMX VD59」ドライバーと「EPIC」MAXドライバーの違いをまとめてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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