ヤマハ株式会社は、理想の飛距離、弾道、打感、それぞれを高い水準で実現するゴルフクラブ「RMX VD(リミックス ブイディー)」シリーズのドライバーを2023年10月に発売します。
「RMX VD/R」「RMX VD/M」は10月20日、「RMX VD/X」は10月6日発売です。
新テクノロジーとして、飛びの三要素(ボール初速・打ち出し角・スピン量)を最適化する「Bull’s-eye Face」を搭載。
また、ゴルファーがより最適なロフト選択・打ち出し角の調整ができるようロフト可変幅を±2度まで拡大した新スリーブを採用し、最大飛距離を引き出します。
ヘッドのラインナップは以下の3種類です
| RMX VD/R | 高初速+コントロール性能のツアーアスリートモデル |
| RMX VD/M | 高初速+最適な操作性のNEOアスリートモデル |
| RMX VD/X | 高初速+直進安定性のオールアスリートモデル |
ゴルファーが求める弾道、スイング、イメージに合わせて「JUST FIT(最適)」なドライバーが選べます。
2023年モデル「RMX VD」ドライバーのモデル比較記事はこちら
「RMX VD」ドライバーをやさしく簡単に解説【VD/R、VD/M、VD/Xの違い】
一方、ヤマハ「インプレス」の新シリーズ「ドライブスター」は2022年10月21日に発売です。
ドライブスターのドライバーは、独自の初速アップテクノロジー「ブーストボックス」を搭載しています。
インパクト時の無駄な振動を抑え、エネルギーを最大限、ボール初速へ変換させるようにするなど、飛距離と直進性を進化させました。
今回は、最もやさしいモデルの「RMX VD/X」ドライバーとインプレス「ドライブスター」ドライバーの2モデルを比較してみます。
クラブを購入される際に参考になれば幸いです。
ヤマハ「RMX VD」(リミックスブイディー)の特徴をご紹介
ヤマハ「RMX VD」(リミックスブイディー)の主な特徴をご紹介します。
主な特徴は以下の4つです。
・最適な打ち出し角で最大飛距離を引き出す新スリーブ
・各モデルに最適化されたウェイトの配置
・三菱ケミカルとヤマハ共同開発のシャフト
飛びの三要素を極めた新テクノロジー「Bull’s-eye Face」

初速が出るようなフェースの設計です。
ドライバーにおいてフェースセンターの少し上が飛ぶと言われる理由は、飛びの三要素と言われるボール初速・打ち出し角・スピン量のうち、打ち出し角とスピン量の2つを最適化できるからです。しかし、ボール初速が最も速いのはフェースのセンターであり、最も飛ぶ場所と最も初速が出るエリアは異なります。新開発の「Bull’s-eye Face 」では、フェースセンターの少し上で最も初速が出るように肉厚を設計しました。これにより、飛びの三要素すべてを最適化することに成功し、ゴルファーの最大飛距離を引き出します。
最適な打ち出し角で最大飛距離を引き出す新スリーブ

新スリーブではロフト可変幅が±2度に拡大しました。
契約プロやアマチュアゴルファーのインパクトを分析した結果、従来の±1度というロフト選択幅では、理想と言われる12~13°の打ち出し角を実現しにくいことが分かりました。新スリーブではロフト可変幅を±2度に拡大し、ゴルファーが自分に合ったロフトを選択することで打出し角を最適化し、最大飛距離を実現します。また、新構造により約2グラム軽量化し、生み出された余剰重量を使って各モデルに最適な重心配分が可能となりました。低重心化を追求し、最高初速を引き出します。
※これまでのスリーブと互換性がないため、新スリーブ+旧モデルヘッド、旧スリーブ+新モデルヘッドは組み合わせることができません。
各モデルに最適化されたウェイトの配置
各モデルウエイトの配置が異なります。
『RMX VD/R』は、フェースと並行なトゥ・ヒール方向にスライドウェイトを搭載し、ボールのつかまり具合を繊細に調整可能です。『RMX VD/M』は、フェース・バック方向にスライドウェイトを搭載し、重心深度を変更することで、弾道の高さをコントロールできます。『RMX VD/X』は、センターポジション以外に3つのウェイトポジションを搭載し、直進安定性の高いドライバーでありながら、ゴルファーにあわせてさらにつかまり具合を調整できます。
ウェイトの配置
『RMX VD/X』

三菱ケミカルとヤマハ共同開発のシャフト

シャフト先端のスピード感と、高弾道・飛距離性能を重視して三菱ケミカルとヤマハが『RMX VD』専用に共同開発した「TENSEI TR」を採用しています。そのほかにもカスタムシャフトとして3種類のシャフトをラインアップしています。
出典:ヤマハ公式HP
「ドライブスター」ドライバーの特徴をご紹介
インプレス「ドライブスター」ドライバーの特徴をご紹介します。
・「COUNTERWEIGHT SYSTEM」・・・ウェイトを最適に配置
インパクトエネルギーを最大限、ボール初速へ変換する「BOOSTBOX」を新搭載

ボール初速を高めるテクノロジーです。
フェース近傍をリング状に固定する「BOOSTRING」と、フェース周辺の剛性を高める「SPEEDBOX」を重ね合わせて進化した、独自の初速アップテクノロジー「BOOSTBOX」を新搭載しました。インパクト時の無駄な振動を抑え、インパクトエネルギーを最大限、ボール初速へ変換します。
感性を科学し「最も飛ぶ打点で打てる」を実現するヘッド形状

フェースを改良しています。
無意識のうちにヘッド高さの中央と認識した部分で打とうとするゴルファーの傾向に注目し、その部分と「最も飛ぶところ=フェース中心やや上部」とが一致するように、クラウン形状とフェースデザインを設計しました。これにより、打点がフェース上部に集まり、いつも通りのスイングでも“飛ぶ”打点でボールを捉えることができます。
独自の「COUNTERWEIGHT SYSTEM」を搭載し、ルール限界クラスの横慣性モーメントを実現

ウェイト配置の最適化です。
重心点を中心に、合計約25gのウェイトをトゥ、バック、ヒールの3点に最適に配置する独自の「COUNTERWEIGHT SYSTEM」を搭載したことで、ルール限界クラスの横慣性モーメント5,570g・cm²を実現しました。打点がブレても“曲がりにくい”“ボール初速が落ちない”圧倒的な飛びと直進性を生み出します。
大慣性モーメントと正統派の“イイ顔”の両立を実現

上から見た形状を改良しました。
横慣性モーメントの大きいクラブは、一般的に投影面積も大きくなる傾向がありますが、『inpres DRIVESTAR』では、バック方向の長さを短くシャープにし、ゴルファーが構えやすい正統派の形状を両立しています。
出典:ヤマハ公式HP
「RMX VD/X」ドライバーと「ドライブスター」ドライバーの比較
クラブのコンセプト
「RMX VD/X」ドライバーとインプレス「ドライブスター」ドライバーは以下のようなコンセプトとなっています。
「RMX VD/X」ドライバー
操作性を高めた、ストレートフェース。
驚初速、強弾道で未知の飛距離へ。
「ドライブスター」ドライバー
シャープな顔で、圧倒的な飛びと直進性。
「RMX VD/X」ドライバーは、高初速と強弾道による飛距離アップを実現しています。
一方、「ドライブスター」ドライバーは、飛び直進性に加え、正統派の“イイ顔”の両立を実現しています。
デザイン比較
ソール側のデザイン比較
まず「RMX VD/X」ドライバーはこのようなデザインです。

すっきりとシンプルでシャープなデザインです。
そして「ドライブスター」ドライバーはこのようなデザインです。

前作同様の青系を踏襲しつつシャープなデザインです。
次に上から見たヘッドの形状を見てみましょう。
上から見たヘッドの形状
まずは「RMX VD/X」ドライバーです。

黒のデザインに白いラインが入っています。
そして「ドライブスター」ドライバーです。

前作に比べてすっきりしたデザインになりました。
「RMX VD/X」ドライバーと「ドライブスター」ドライバーのスペックを比較
「RMX VD/X」ドライバーと「ドライブスター」ドライバーのスペックを比較してみましょう。
複数数値がある場合は、ロフト角「10.5」、シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。
| 項目 | 「RMX VD/X」ドライバー | 「ドライブスター」ドライバー |
|---|---|---|
| ロフト角(°) | 9.5(±2)/10.5(±2) | 9.5,10.5,11.5 |
| ライ角(°) | 58(STD)-61(UPRT) | 59.0 |
| ヘッド体積(cc) | 460 | 460 |
| クラブ長さ(インチ) | 45.5 | 45.5 |
| クラブ重さ(g) | 299(SR) | 284(SR) |
| シャフト重さ(g) | 52(SR) | 51.5(SR) |
| シャフトトルク | 5.0 | 5.5 |
| シャフト調子 | 中調子 | 中調子 |
| バランス | D3 | D5 |
ロフト角
ロフト角は、「RMX VD/X」ドライバーは9.5度、10.5度、インプレス「ドライブスター」ドライバーは9.5度、10.5度、11.5度が用意されています。
両者とも調整機能があります。
「RMX VD/X」は新スリーブスで±2度の調整が可能です。
ライ角
ライ角は違があります。
「RMX VD/X」ドライバーはスタンダードでスタンダード設定で58度、インプレス「ドライブスター」ドライバーは59度です。
ライ角の基本に従うと、「RMX VD/X」ドライバーは相対的にスライス軌道になりやすい、「ドライブスター」ドライバーはフック軌道になりやすい設定です。
クラブの重さ
クラブの重量は「RMX VD/X」ドライバーは299g、インプレス「ドライブスター」ドライバーは284gです。
クラブ重量は「RMX VD/X」ドライバーの方が15g重いです。
シャフトの重量は「RMX VD/X」ドライバーが52g、「ドライブスター」ドライバーは51.5gとなっており、シャフトは「RMX VD/X」ドライバーが0.5g重いです。
シャフトは以下のもので比較しています。
ヤマハ「RMX VD/X」ドライバー:TENSEI TR(SR)
ヤマハ インプレス「ドライブスター」ドライバー:SPEEDER NX for Yamaha M423d(SR)
シャフトトルク
シャフトトルクは違います。
「RMX VD/X」ドライバーは5.0、インプレス「ドライブスター」ドライバーは5.5となっています。
相対的に「RMX VD/X」ドライバーの方が操作性が高い、「ドライブスター」ドライバーの方が安定性が高い、ということになります。
シャフト調子
シャフト調子は「RMX VD/X」ドライバー、「ドライブスター」ドライバーともに中調子となっています。
タメも作りやすく、ヘッドある程度走る万人向けのセッティングといえます。
バランス
バランスは違いがあります。
「RMX VD/X」ドライバーはD3、「ドライブスター」ドライバーはD5となっています。
「ドライブスター」ドライバーの方がヘッドを重く感じるということになります。
ヘッドが効いている感じがするのは「RMX VD/X」ドライバーの方と言えそうです。
まとめ ~「RMX VD/X」ドライバーと「ドライブスター」ドライバー~
「RMX VD/X」ドライバーと「ドライブスター」ドライバーの違いをまとめてみました。
私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。
・「RMX VD/X」ドライバーは、飛びの三要素(ボール初速・打ち出し角・スピン量)を最適化する「Bull’s-eye Face」を搭載。最適なロフト選択・打ち出し角の調整ができるようロフト可変幅を±2度まで拡大した新スリーブを採用し、最大飛距離を引き出す。
・「ドライブスター」ドライバーは、インパクト時の無駄な振動を抑え、エネルギーを最大限、ボール初速へ変換させるようにするなど、飛距離と直進性が進化。
・ライ角は「RMX VD/X」ドライバーはスタンダード設定で58度、インプレス「ドライブスター」ドライバーは59度で「RMX VD/X」ドライバーの方が、スライス軌道になりやすいセッティング。
・クラブの総重量は、「RMX VD/X」ドライバーの方が15g重い。シャフト重量は「RMX VD/X」ドライバーの方が0.5g重い。
・シャフトトルクは「RMX VD/X」ドライバーは5.0で相対的に操作性が高い、インプレス「ドライブスター」ドライバーは5.5で安定性が高い。
・バランスは、「RMX VD/X」ドライバーはD3、インプレス「ドライブスター」ドライバーはD5で、「ドライブスター」ドライバーの方がヘッドを重く感じる。
以上のような特徴です。
カタログスペック上はアスリート志向の「RMX VD/X」ドライバーの方がハードです。
以上、「RMX VD/X」ドライバーとインプレス「ドライブスター」ドライバーの違いをまとめてみました。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
















