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【アイアン編】「ゼクシオ13」と「ゼクシオ12」の違いを比較解説【ダンロップ新旧】

アイアン

ダンロップ「ゼクシオ13」アイアンが2023年12月9日に発売となります。

優れた方向安定性と高弾道で飛ばす「ゼクシオ 13」とシャープな形状と高弾道で飛ばす「ゼクシオ エックス」の2機種が同時発売。

「ゼクシオ 13」は、チタンフェースの4ピース複合構造による低重心設計と、アイアン版「REBOUND FRAME(リバウンドフレーム)」で、高く伸びる弾道をやさしく打つことができます。

一方、「ゼクシオ12」アイアンは2021年12月11日発売です。

「ゼクシオ12」アイアンのキーワードは「たわみ」です。この「たわみ」は、ぶっ飛びアイアンの主要なテクノロジーとして紹介されています。

今回は、スタンダードモデルの「ゼクシオ13」アイアンと「ゼクシオ12」アイアンの違いを比較してみたいと思います。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「ゼクシオ13」 アイアンの特徴

「ゼクシオ13」アイアンの売りとなる特徴は以下の3つです。

・チタンフェースの4ピース複合構造
・アイアン版「REBOUND FRAME」
・ヘッド形状

チタンフェースの4ピース複合構造

低重心で高い方向安定性です。

チタンフェースの4ピース複合構造による低重心化で高く、大きく飛ばす
軽量・高強度のチタンフェースや中空キャビティ構造などを採用し、各所から創出した余剰重量を、トウ側の高比重タングステンニッケルウエイトに配分することで、さらなる低重心化と高い方向安定性を実現しました。

アイアン版「REBOUND FRAME」

飛距離アップのテクノロジーです。

進化を遂げたアイアン版「REBOUND FRAME」が大きなたわみを生み出し飛距離がアップ
高い反発力を生み出す「REBOUND FRAME」をアイアンにも搭載。ボディ下部に配置した「L字グルーブ(溝)」に加え、ボディ外周部にも新たに設けた溝がフェースのたわみを大きくし、直打ちでのボールスピードがアップ。従来モデル比で+2.4ヤード※1の飛距離アップに成功しています。
※1 #7・Rシャフト。ドライバーのヘッドスピードを38m/sで想定しています。

ヘッド形状

安心感と抜けのよいヘッド形状です。

つかまりがよく、安心感を与えてくれるヘッド形状
丸みをもたせ、ヒール側を高めに設計したトップラインや、ややグースにしたネックが、つかまりのよさや安心感を与えてくれます。また、ソール幅は従来モデルよりやや狭くし、抜けをよくしました

(出典:ダンロップ公式HP)

「ゼクシオ12」アイアンの特徴

「ゼクシオ12」アイアンの売りとなるテクノロジーを紹介します。

ぶっ飛びアイアンの特徴は、フェースのたわみの強化にあるようです。

「ゼクシオ12」アイアンの特徴

「ゼクシオ12」アイアンも、前作と同様ポケットキャビティ構造を採用した鋳造アイアンです。フェースにチタン素材を採用している点も過去モデルと同様です。

加えて今回は、ホーゼル(ヘッド部分とシャフトを接合するパーツ)を短く設計して、ソールのトウ側にタングステンニッケルウェイトを使用するなど、低重心化と慣性モーメント増大が図られた設計となっています。

アイアン版「REBOUND FRAME」を搭載しボール初速をアップ

飛びの反発構造「REBOUND FRAME」をアイアンにも搭載し、たわみを大きくすることでボールスピードをアップさせました。特に、フェース下部の「FLEX ZONE(フレックスゾーン)」を柔らかく、そしてボディ後方部の「RIGID ZONE(リジッドゾーン)」を硬くすることでの「軟・剛」構造が、フェース下部の反発性能を向上させ、安定した飛距離を実現。ミスヒット時の飛距離ロスも軽減します。

ゼクシオのチタンフェースアイアンがさらに進化。フェースとボディのダブルのたわみで驚異の初速を実現。

(出典:ダンロップ公式HPより)

「ゼクシオ13」アイアンと「ゼクシオ12」アイアンの比較

クラブのコンセプト

「ゼクシオ13」アイアンと「ゼクシオ12」アイアンは以下のようなコンセプトとなっています。

「ゼクシオ13」アイアン

チタンフェースの4ピース複合構造による徹底した低重心設計と
アイアン版「REBOUND FRAME」が高く伸びる弾道で
やさしく大きく飛ばせるゼクシオ 13 アイアン。

「ゼクシオ12」アイアン

ゼクシオのチタンフェースアイアンがさらに進化。
「フェースのたわみ」と「ボディのたわみ」で
驚異の初速を実現。

「ゼクシオ13」アイアンは、アイアン版「REBOUND FRAME」に加え、チタンフェースの4ピース複合構造による高い方向安定性を特徴としています。

ゼクシオ12アイアンはアイアン版「REBOUND FRAME」による「たわみ」を前面に打ち出しています。

デザイン比較

「ゼクシオ13」アイアン

「ゼクシオ13」アイアンはこのようなデザインです。

出典:キャロウェイ公式HP

今回の「ゼクシオ13」の中央の黄色っぽいパーツがアクセントです。

全体的には前作からのデザインイメージを承継しています。

「ゼクシオ12」アイアン

次に「ゼクシオ12」アイアンはこのようなデザインです。

 

出典:ダンロップ公式HP

基本デザインは前作を承継しているように見えます。

ヘッドの加速と高い弾道で大きく飛ばすよう、トップブレードやリーディングエッジ、トップライン、ソール形状にそれぞれこだわりました。

「ゼクシオ13」アイアンと「ゼクシオ12」のスペックを比較

「ゼクシオ13」アイアンと「ゼクシオ12」のスペックを比較してみましょう。

番手ラインナップとロフト角

まずはアイアンでもっとも気になるロフト角を見てみます。

「ゼクシオ13」アイアン

番手 5番 6番 7番 8番 9番 PW AW SW
ロフト角(度) 22 25 28 32 37 42 48 56

「ゼクシオ12」アイアン

番手 5番 6番 7番 8番 9番 PW AW SW
ロフト角(度) 22 25 28 32 37 42 48 56

ロフト角は、同じです。両者ともどちらかというと、飛び系のストロングロフトです。

では次に、より細かく7番アイアンでスペックを比較してみます。

7番アイアンのスペック比較

7番アイアン同士で比較してみたいと思います。

シャフトについては、両方ともカーボンシャフトで比較します。

・「ゼクシオ13」アイアン:ゼクシオ MP1200 カーボンシャフト(R)

・「ゼクシオ12」アイアン:ゼクシオ MP1200 カーボンシャフト(R)

シャフトの硬さは「R」のもの同士で比較します。

項目  「ゼクシオ13」アイアン 「ゼクシオ12」アイアン
ロフト角(°) 28 28
ライ角(°) 62.5 62.5
クラブ長さ(インチ) 37.25 37.25
クラブ重さ(g) 364 362
シャフト重さ(g) 47 47
シャフトトルク(°) 3.9 4.1
シャフト調子 中調子 中調子
バランス C9  C8

ロフト角

「ゼクシオ13」アイアンは28度、「ゼクシオ12」も28度で同じです。

近年ゼクシオのアイアンのロフト角はこの設定で安定しています。

ライ角

ライ角も、「ゼクシオ13」アイアンは62.5度、「ゼクシオ12」も62.5度で同じです。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「ゼクシオ13」アイアンは364g、「ゼクシオ12」アイアンは362gです。

クラブ全体の重量は「ゼクシオ13」アイアンの方が2g重いです。

シャフトの重量は同じです。

「ゼクシオ13」アイアン:47g

「ゼクシオ12」アイアン:47g

シャフトトルク

シャフトトルクはわずかに違います。

「ゼクシオ13」アイアンは3.9、「ゼクシオ12」アイアンは4.1です。

わずかな差ですが、「ゼクシオ13」アイアンは相対的に操作性が高い、「ゼクシオ12」相対的に安定性が高い、ということになります。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「ゼクシオ13」アイアン、「ゼクシオ12」アイアンともに中調子です。

中調子は、タメも作りやすく、ヘッドもある程度走るという万民向けのセッティングと言われます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。

元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。

中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。

中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

「ゼクシオ13」アイアンはC9、「ゼクシオ12」アイアンはC8となっています。

「ゼクシオ13」アイアンの方が若干ヘッドを重く感じるということになります。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします

まとめ ~「ゼクシオ13」アイアンと「ゼクシオ12」アイアン~

「ゼクシオ13」アイアン「ゼクシオ12」アイアンを比較してみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・「ゼクシオ13」アイアンはチタンフェースの4ピース複合構造による低重心設計と、アイアン版「REBOUND FRAME」で、高く伸びる弾道をやさしく打つことができる。

・「ゼクシオ12」アイアンは、アイアン版「REBOUND FRAME」を搭載しボール初速をアップ。

・ロフト角は同じ。両者ともロフトが立っているストロングロフト傾向。

・クラブ重量は「ゼクシオ13」アイアンの方が2g重い。シャフト重量は同じ。

・シャフトトルクは、「ゼクシオ13」アイアンは相対的に操作性が高い。「ゼクシオ12」アイアンは相対的に安定性が高い。わずかな差。

・バランスは、「ゼクシオ13」アイアンの方が若干ヘッドを重く感じる。

カタログ上の数値はとても似ています。

以上のような特徴ですが、実際に打ってみて自分に合っているかどうか、クラブを気に入るかどうかということが最も大切ですね。

以上、「ゼクシオ13」アイアンと「ゼクシオ12」アイアンの違いをまとめてみました。

ここまでお読みいただきありがとうございました。