ダンロップは、「スリクソン ZXi(ゼットエックスアイ) シリーズ」アイアンと「スリクソン ZXi(ゼットエックスアイ) シリーズ」ユーティリティアイアンを2024年11月9日に発売しました。
スリクソン史上最高の打感を実現するスリクソンのNEWモデルです。
最適なパフォーマンスを発揮するために、鍛造工程・材料選択・熱処理加工をモデル毎にベストな選択を行う新技術「i-FORGED(アイフォージド)」により、各モデルが最高の打感を実現しています。
また、ソール形状やバンス角を最適に設計することでインパクト時の抜けを良くし、フェース面の溝を番手別に設計するなど、ナイスショットのために細部にこだわるゴルファーの要求に応えます。
一方、ダンロップは、2022年11月19日に「スリクソン ZX5 Mk Ⅱ アイアン」と、「スリクソン ZX Mk Ⅱ ユーティリティアイアン」を販売しました。
フェース周辺部に配した溝「スピードグルーブ」と最適なフェース肉厚設計の「MAINFRAME Mk Ⅱ」(メインフレーム マークツー)がスリクソン史上最速のボールスピードを実現。優れたボールスピードに加え、外観、スピン、操作性などバランスの取れたオールマイティーなアイアンとなっています。
今回は、スリクソン「ZXi」アイアンとの「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンの違いを比較してみたいと思います。
スリクソン「ZXi」ドライバーはこちらで紹介しています。
「ZXi」ドライバーをやさしく簡単に解説【ZXi、ZXi TR、ZXi LS、ZXi MAXの違い】
クラブを購入される際に参考になれば幸いです。
「ZXi」アイアンの特徴
「ZXi」アイアンの主な特徴は以下のとおりです。
・番手別溝設計
・コンデンス鍛造
ソール形状、バンス角の最適な設計
抜けの良さがより向上しています。
TOUR V.T. SOLE
ソール形状、バンス角の最適な設計によりインパクト時の抜けの良さが向上した「TOUR V.T. SOLE」。ショットを自在にコントロール
スイング軌道に合わせバンス角を最適設計。
さまざまなショットで芝との接触を最小限に抑えることで、キレのある打感とさらなる安定性を発揮。あらゆるライで振り抜けの良さを実現
トウ・ヒール部の段差をつけることでインパクト時の抜けの良さを実現。
番手別溝設計
番手ごとに最適なミゾを設計しています。
最適なスピンを生み出し、状況に応じたパフォーマンスを発揮する「番手別溝設計」。
ロングからミドルアイアン(#4〜#7)の溝は、広く浅くすることで最適スピンになることで、あらゆる状況で安定した飛距離を実現。
ショートアイアン(#8〜PW)の溝は狭く深く、本数も多くすることで特にラフなどWET条件でのスピン性能が向上し、ライの違いによるスピンのバラツキを低減。
コンデンス鍛造
コンデンス鍛造の採用により、打感と飛距離性能が向上しています。
i-FORGED
さらに進化した、打感と飛距離性能
バックフェース上部に「コンデンス鍛造」を採用したことで、進化した「MAINFRAME」が生み出す驚異のボールスピード。さらに最適化されたフェースの肉厚設計と熱処理により、打感と飛距離性能の向上を実現。
コンデンス鍛造
当社独自の新設計、コンデンス鍛造をバックフェース上部に施すことで、フレームの強度が向上。
MAINFRAME
進化した反発性能と吸い付くような打感
「コンデンス鍛造」で強化されたフレームと、最適化された熱処理によってフェースの軟化と薄肉化を両立し、ボールスピードの向上と打感のやわらかさを実現。
(出典:ダンロップ公式HPより)
「ZX5 Mk Ⅱ」 アイアンの特徴
「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンの主な特徴は以下のとおりです。
・スリクソン史上最速のボールスピード
・スピンコントロール性能
・卓越した安定性と操作性
・ショットを自在にコントロール

さらなるボールスピードを追求し、 進化した革新のテクノロジー
飛距離と正確性の両立のテクノロジーです。
さらに進化した「MAINFRAME Mk II」が驚異的なボールスピードを生み出し、
大きな飛距離と正確性を実現。
スリクソン史上最速のボールスピード
反発性能のテクノロジーです。
フェース周辺部に配した溝「スピードグルーブ」と最適なフェース肉厚設計により、
フェースのたわみがさらに大きくなり反発性能が向上。
スピンコントロール性能
溝を番手ごとに設計しています。
最適なスピンを生み出し、状況に応じたパフォーマンスを発揮する「番手別溝設計」であらゆる状況でも安定した飛距離を実現します
卓越した安定性と操作性
ソール形状を改良しています。
ソール形状、バンス角の最適な設計によりインパクト時の抜けの良さがさらに向上した「新・TOUR V.T.SOLE(ツアー ヴィ ティ ソール)」で安定性と操作性が向上しました。
ショットを自在にコントロール
スイング軌道に合わせバンス角を最適設計。さまざまなショットで芝との接触を最小限に抑えることで、キレのある打感とさらなる安定性を発揮します。
(出典:ダンロップ公式HPより)
「ZXi5」アイアンと「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンの比較
クラブのコンセプト
「ZXi5」アイアンと「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンは以下のようなコンセプトとなっています。
「ZXi5」アイアン
「i-FORGED」がもたらすスリクソン史上最高の打感と、進化した「MAINFRAME」により驚異のボールスピードを実現。
操作性と寛容性のバランスに優れたZXi5 アイアン。
「ZX5 Mk Ⅱ」アイアン
「MAINFRAME Mk II」がもたらすスリクソン史上最大のボールスピード、シャープなフォルムに、操作性、寛容性、フィーリングすべてを兼ね備えたZX5 Mk II アイアン。
「ZXi5」アイアンは、進化した「MAINFRAME」によるボールスピードが特徴です。
一方、「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンは、操作性、寛容性を両立したオールマイティアイアンを強調しています。
デザイン比較
「ZXi5」アイアン
「ZXi5」アイアンです。
シャープでかっこいいデザインです。
「ZX5 Mk Ⅱ」アイアン
「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンです。
無駄のないデザインのアイアンです。
「ZXi5」アイアンと「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンのスペックを比較
「ZXi5」アイアンと「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンのスペックを比較します。
番手ラインナップとロフト角
まずはアイアンでもっとも気になるロフト角を見てみます。
「ZXi5」アイアン
番手 | 4番 | 5番 | 6番 | 7番 | 8番 | 9番 | PW | AW | SW |
ロフト角(度) | 22 | 24 | 27 | 31 | 35 | 39 | 44 | 50 | 56 |
「ZX5 Mk Ⅱ」アイアン
番手 | 4番 | 5番 | 6番 | 7番 | 8番 | 9番 | PW | AW | SW |
ロフト角(度) | 22 | 24 | 27 | 31 | 35 | 39 | 44 | 50 | 56 |
ロフト角は、両者とも同じです。
4番から設定があります。
次に、より細かく5番アイアンでスペックを比較してみます。
5番アイアンのスペック比較
5番アイアン同士で比較してみたいと思います。
シャフトについては、両方ともスチールシャフトで比較します。
・スリクソン「ZXi5」アイアン「N.S.PRO MODUS3 TOUR105 スチールシャフト(S)」
・スリクソン「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンは、「N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST スチールシャフト(S)」
シャフトの硬さは「S」のもの同士で比較します。
項目 | 「ZXi5」アイアン | 「ZX5 Mk Ⅱ」アイアン |
---|---|---|
ロフト角(°) | 23.5 | 24 |
ライ角(°) | 62.5 | 61 |
クラブ長さ(インチ) | 38.5 | 37.5 |
クラブ重さ(g) | 350 | 408 |
シャフト重さ(g) | 98 | 98.5 |
シャフトトルク | 1.7 | 2.3 |
シャフト調子 | 元調子 | 中調子 |
バランス | D2 | D2 |
ロフト角
「ZXi5」アイアンは24度、「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンも24度で同じです。
ライ角
ライ角は、「ZXi5」アイアンは61度、「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンは61度で同じです。
「ZXi5」アイアンの方が、アップライトでフック軌道になりやすいと言えます。
クラブの重さ
クラブの重量(5番アイアン)は「ZXi5」アイアンは410g、「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンは408gです。
クラブ全体の重量は「ZXi5」アイアンの方が2g重いです。
シャフトの重量は「ZXi5」アイアンの方が0.5g軽いです。
「ZXi5」アイアンは98g
「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンは98.5g
シャフトトルク
シャフトトルクは違います。
「ZXi5」アイアンは1.7
「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンは2.3
となっています。
「ZXi5」アイアンの方が相対的に操作性が高い、「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンの方が相対的に安定性が高い、と言えます。
シャフト調子
シャフト調子は「ZXi5」アイアンは元調子、「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンともに中調子です。
元調子は、タメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめです。
中調子は、タメも作りやすく、ヘッドもある程度走るという万民向けのセッティングと言われます。
バランス
「ZXi5」アイアンはD2、「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンもD2となっています。
まとめ ~「ZXi5」アイアンと「ZX5 Mk Ⅱ」アイアン~
「ZXi5」アイアンと「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンを比較してみました。
私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。
「ZXi5」アイアン | 「ZX5 Mk Ⅱ」アイアン | |
特徴 |
「i-FORGED(アイフォージド)」により、最高の打感を実現。また、インパクト時の抜けを良くし、フェース面の溝を番手別に設計、細部にこだわるゴルファーの要求に応える。 |
優れたボールスピードに加え、外観、スピン、操作性などバランスの取れたオールマイティーなアイアン。 |
ライ角 | 61度で同じ | 61度で同じ |
クラブ重量 | 410gで2g重い | 408gで2g軽い |
シャフトトルク | 1.7で操作性が高い | 2.3で安定性が高い |
バランス | D2で同じ | D2で同じ |
以上のような特徴です。
実際に打ってみて自分に合っているかどうか、クラブを気に入るかどうかということが最も大切ですね。
以上、「ZXi5」アイアンと「ZX5 Mk Ⅱ」アイアンの違いをまとめてみました。
「ZXi5」はご紹介したシャフトでは、操作性を高め、手元調子でよりアスリート向けに進化した印象です。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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