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【ドライバー編】「ゼクシオ13」と「ゼクシオ12」の違いを比較解説【ダンロップ新旧モデル】

ゴルフクラブ・ギア

ダンロップ「ゼクシオ13」ドライバーが、2023年12月9日に発売となります。

今回の特徴は、ボールを大きく跳ね返す新テクノロジー「BiFLEX FACE(バイフレックスフェース)」。従来モデル比較で高初速エリアが25%拡大し大きな飛びを実現。

また、ヘッド挙動を安定させて打点のバラつきを抑えるテクノロジー「アクティブウィング」が進化。突起部分は2段式の形状となり、空力性能が向上しています。

アイアン比較はこちらで紹介しています。

【アイアン編】「ゼクシオ13」と「ゼクシオ12」の違いを比較解説

兄弟モデルの「ゼクシオエックス」の比較はこちら。

【ドライバー編】「ゼクシオエックス」2023年モデルと2021年モデル比較

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一方で、ダンロップは「ゼクシオ12(トゥエルブ)ドライバー」を2021年12月11日に発売しています。

前モデルの「ゼクシオ11(イレブン)ドライバー」は2019年12月7日発売から約2年でのニューモデルの発売となります。

「ゼクシオ12(トゥエルブ)ドライバー」の最大の特徴は「飛びの翼」と呼ばれる「アクティブウイング」です。

今回は、「ゼクシオ13」ドライバーと「ゼクシオ12」ドライバーの2モデルを比較してみます。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

「ゼクシオ13」ドライバーの特徴

「ゼクシオ13」ドライバーの主な特徴は以下の4つです。

BiFLEX FACE(バイフレックス フェース)
New ActivWing(ニューアクティブウィング)
サウンドリブ設計
リバウンドフレーム

順番にご紹介します。

BiFLEX FACE(バイフレックス フェース)

芯を広げる技術。従来比ゼクシオ13は125%、エックスは143%拡大しています。

打点位置によるインパクトを徹底科学。
フェースのトウサイドからヒールサイドにかけて、外周部の剛性を最適化。
センターからオフセンターショット時のたわみを大きくすることで
高初速エリアを拡大させる新開発テクノロジー。

New ActivWing(ニューアクティブウィング)

空力性能をさらに向上させています。

ダウンスイング前半の空力をコントロールすることでヘッド挙動を安定させるテクノロジーがパワーアップ。2段式の新たな翼がヘッドのさらなる安定化を実現。

サウンドリブ設計

気持ちよく飛ばすための良い打球音です。

デジタルシミュレーションによりサウンドを徹底追求。
サウンドリブ設計により、どこに当たってもゼクシオならではの心地良い打球音を実現。

リバウンドフレーム

たわみによりボールスピードが大きく向上します。

たわむエリアをより軟らかく、支点となるエリアをより硬く、交互に配置した4層構造。
「BiFLEX FACE」との相乗効果によりボールスピードが大きく向上。

(出典:ダンロップ公式HPより)

「ゼクシオ12(トゥエルブ)」ドライバーの特徴

「ゼクシオ12(トゥエルブ)」ドライバーの主な特徴をご紹介します。

今回の大きな特徴は「アクティブウイング」と「リバウンドフレーム」の2つです。

順番にご紹介します。

ActivWing アクティブウイング

「ゼクシオ12」ドライバーの最大の特徴「飛びの翼」です。

「アクティブウイング」とは、高初速を生み出す「空力コントロール」のための新テクノロジーです。空力コントロールによりヘッド挙動を安定させ、打点のバラツキを抑えます。

ダウンスイング前半の空力をコントロールすることでヘッド挙動を安定させるテクノロジー。
打点のバラつきを抑えるだけでなく、適正なフェース角へ導くことで
パワーを逃すことなくインパクトを迎える新発想のヘッド構造。

REBOUND FRAME リバウンドフレーム

このテクノロジーは、剛性の低・高エリアを交互に配置して大きなたわみを生むというものです。

高反発を生み出す「たわみの進化」です。

スリクソン「ZXシリーズ」(松山英樹選手使用)のドライバーにも搭載されています。

オフセンターショットに強いカップフェースを採用したゼクシオ独自の「REBOUND FRAME」。
「軟・剛・軟・剛」の4層構造がさらに大きなたわみを生み出し、反発エリアの拡大を実現。

飛距離と振りやすさを追求するクラブテクノロジー

その他にも、前作ゼクシオイレブンから搭載された「ウェイト・プラス・テクノロジー」をはじめ、「飛距離と振りやすさを追求するクラブテクノロジー」が数多く盛り込まれています。

前作の発売時、開発者は、この「ウェイト・プラス・テクノロジー」を「今回の核となる技術」と言っていました。

(出典:ダンロップ公式HPより)

「ゼクシオ13」ドライバーと「ゼクシオ12」ドライバーの比較

クラブのコンセプト比較

「ゼクシオ13」ドライバー

“新”技術「BiFLEX FACE」と
“進”化技術 New「ActivWing」が
“芯”を捉える驚異の飛びを実現したゼクシオ 13 ドライバー。

「ゼクシオ12」ドライバー

やさしく振れて、クラブに任せて飛ばす
やさしく、高弾道で大きな飛び
ゼクシオ 12 ドライバー

「ゼクシオ13」ドライバーは、“芯”の拡大と空力性の向上による飛びが特徴です。

一方、「ゼクシオ12」ドライバーは、高級素材によるプレミアム感の飛びとやさしさです。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

まず「ゼクシオ13」ドライバーはこのようなデザインです。

前作と比べてシャープなデザインで少し落ちついた色合いです。

そして「ゼクシオ12(トゥエルブ)」ドライバーはこのようなデザインです。

シルバーを基調とした一目でゼクシオとわかるデザインです。

前作の雰囲気を継承しているようにも感じます。

上から見たヘッドの形状

まずは「ゼクシオ13」ドライバーから、

大きな特徴として、アクティブウイングが2段形状になりました。

次に「ゼクシオ12(トゥエルブ)」ドライバーはこのようなデザインです。

「飛びの翼」が見えます。こちらは前作ゼクシオイレブンとは大きく違っています。

「ゼクシオ13」ドライバーと「ゼクシオ12」ドライバーのスペックを比較

「ゼクシオ13」ドライバーと「ゼクシオ12」ドライバーのスペックを比較してみましょう。

複数数値がある場合は、ロフト角「10.5」、シャフトの硬さは「R」のもの同士で比較します。

項目  「ゼクシオ13」ドライバー 「ゼクシオ12」ドライバー
ロフト角(°) 9.5,10.5,11.5 9.5,10.5,11.5
ライ角(°) 59 59
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.5 45.75
クラブ重さ(g) 281(R) 282(R)
シャフト重さ(g) 35(R) 36(R)
シャフトトルク 6.7 6.6
シャフト調子 中調子 中調子
バランス D3 D4

ロフト角

ロフト角は、「ゼクシオ13」ドライバーは9.5度、10.5度、11.5度、「ゼクシオ12」ドライバーも9.5度、10.5度、11.5度が用意されています。

ライ角

ライ角は同じです。

「ゼクシオ13」ドライバーは59度、「ゼクシオ12」ドライバーも59度です。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「ゼクシオ13」ドライバーは281g、「ゼクシオ12」ドライバーは282gです。

クラブ重量は「ゼクシオ13」ドライバーの方が1g軽いです。

シャフトの重さは、「ゼクシオ13」ドライバーは35g、「ゼクシオ12」ドライバーは36gで、「ゼクシオ13」ドライバーの方が1g重いです

シャフトは以下のもので比較しています。

ダンロップ「ゼクシオ13」:MP1300 カーボンシャフト(R)

ダンロップ「ゼクシオ12」:MP1200 カーボンシャフト(R)

シャフトトルク

シャフトトルクは少し違います。

「ゼクシオ13」ドライバーは6.7、「ゼクシオ12」ドライバーは6.6です。

非常に僅かな差ですが、相対的に「ゼクシオ13」ドライバーの方が安定性が高い、「ゼクシオ12」ドライバーの方が操作性が高い、ということになります。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「ゼクシオ13」ドライバーは中調子、「ゼクシオ12」ドライバーも中調子となっています。

中調子は、タメも作りやすくヘッドもある程度走る万人向けのセッティングといえます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは違いがあります。

「ゼクシオ13」ドライバーはD3、「ゼクシオ12」ドライバーはD4です。

ヘッドを軽く感じるのは、「ゼクシオ13」ドライバーの方と言えそうです。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

まとめ ~「ゼクシオ13」ドライバーと「ゼクシオ12」ドライバー~

「ゼクシオ13」ドライバーと「ゼクシオ12」ドライバーの違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・「ゼクシオ13」ドライバーは、「BiFLEX FACE(バイフレックスフェース)」で高初速エリアが125%拡大し大きな飛びを実現。2段式の形状に「アクティブウィング」が進化し空力性能が向上。

・「ゼクシオ12(トゥエルブ)」は、新テクノロジー「 アクティブウイング」を搭載し、高初速を生み出す「空力コントロール」によりヘッド挙動を安定させ、打点のバラツキを抑える。さらにスリクソン「ZXシリーズ」のドライバーにも搭載されている「リバウンドフレーム」テクノロジーを搭載し、「たわみの進化」により高反発を生み出す。

ライ角は「ゼクシオ13」ドライバーは59度、「ゼクシオ12」ドライバーも59度で同じ。

・クラブの総重量は「ゼクシオ13」ドライバーの方が1g軽い。シャフト重量は「ゼクシオ13」ドライバーの方が1g軽い。

・シャフトトルクは「ゼクシオ13」ドライバーは6.7で相対的に安定性が高い、「ゼクシオ12」ドライバーは6.6で相対的に操作性が高い。非常にわずかな差。

・バランスは「ゼクシオ13」ドライバーはD3、「ゼクシオ12」ドライバーはD4で、「ゼクシオ13」ドライバーの方がヘッドを軽く感じる。

以上のような特徴です。

以上、「ゼクシオ13」ドライバーと「ゼクシオ12」ドライバーの違いをまとめてみました。

「BiFLEX FACE(バイフレックスフェース)」と新しい「アクティブウィング」をぜひ試してみたいですね。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

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