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【ドライバー編】新ゼクシオエックス2023年モデルと2021年モデルの違いを比較解説【新旧ダンロップ】

ゴルフクラブ・ギア

ダンロップの新しい「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデルが、2023年12月9日に発売となります。

ゼクシオエックスはゼクシオシリーズのアスリートモデルの位置づけです。

今回の特徴は、ボールを大きく跳ね返す新テクノロジー「BiFLEX FACE(バイフレックスフェース)」

高初速エリアが、ゼクシオ13では25%、ゼクシオエックスでは43%拡大(従来モデル比)。

大きな飛びを実現しています。

また、ヘッド挙動を安定させて打点のバラつきを抑えるテクノロジー「アクティブウィング」が進化。突起部分は2段式の形状となり、空力性能が向上しています。

「ゼクシオ13」の新旧はこちらで紹介しています。

【ドライバー編】「ゼクシオ13」と「ゼクシオ12」の違いを比較解説

今回は「ゼクシオエックス(2023年モデル)」ドライバーと「ゼクシオエックス(2021年モデル)」ドライバーの2モデルを比較してみます。

クラブを購入される際に参考になれば幸いです。

試打した感想もよかったらどうぞ

【ドライバー試打】「ゼクシオ13」「ゼクシオエックス」ドライバーの試打レビュー・感想

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「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)の特徴

「ゼクシオエックス(2023年モデル)」ドライバーの主な特徴は以下の5つです。

BiFLEX FACE(バイフレックス フェース)
New ActivWing(ニューアクティブウィング)
サウンドリブ設計
リバウンドフレーム
クイックチューンシステム

順番にご紹介します。

BiFLEX FACE(バイフレックス フェース)

芯を広げる技術。従来比ゼクシオ13は125%、エックスは143%拡大しています。

打点位置によるインパクトを徹底科学。
フェースのトウサイドからヒールサイドにかけて、外周部の剛性を最適化。
センターからオフセンターショット時のたわみを大きくすることで
高初速エリアを拡大させる新開発テクノロジー。

New ActivWing(ニューアクティブウィング)

空力性能をさらに向上させています。

ダウンスイング前半の空力をコントロールすることでヘッド挙動を安定させるテクノロジーがパワーアップ。2段式の新たな翼がヘッドのさらなる安定化を実現。

サウンドリブ設計

気持ちよく飛ばすための良い打球音です。

デジタルシミュレーションによりサウンドを徹底追求。
サウンドリブ設計により、どこに当たってもゼクシオならではの心地良い打球音を実現。

リバウンドフレーム

たわみによりボールスピードが大きく向上します。

たわむエリアをより軟らかく、支点となるエリアをより硬く、交互に配置した4層構造。
「BiFLEX FACE」との相乗効果によりボールスピードが大きく向上。

クイックチューンシステム

ロフト角やライ角をすばやく変更できる「クイックチューンシステム」を搭載しています。

いわゆるカチャカチャです。

(出典:ダンロップ公式HPより)

「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)の特徴

「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)の主な特徴をご紹介します。

今回の大きな特徴は「アクティブウイング」、「リバウンドフレーム」、「シャフト脱着機能」の3つです。

順番にご紹介します。

ActivWing アクティブウイング

今回の最大の特徴「飛びの翼」です。ゼクシオ12にも搭載されています。

「アクティブウイング」とは、高初速を生み出す「空力コントロール」のための新テクノロジーです。空力コントロールによりヘッド挙動を安定させ、打点のバラツキを抑えます。

ダウンスイング前半の空力をコントロールすることでヘッド挙動を安定させるテクノロジー。
打点のバラつきを抑えるだけでなく、適正なフェース角へ導くことで
パワーを逃すことなくインパクトを迎える新発想のヘッド構造。

REBOUND FRAME リバウンドフレーム

このテクノロジーは、剛性の低・高エリアを交互に配置して大きなたわみを生むというものです。

高反発を生み出す「たわみの進化」です。

スリクソン「ZXシリーズ」(松山英樹選手使用)のドライバーにも搭載されています。

オフセンターショットに強いカップフェースを採用したゼクシオ独自の「REBOUND FRAME」。
「軟・剛・軟・剛」の4層構造がさらに大きなたわみを生み出し、反発エリアの拡大を実現。

シャフト脱着システム

ゼクシオシリーズ初となるヘッド脱着機構を採用しています。

いわゆるカチャカチャです。スリクソンと共用だそうです。

これによりシャフトを選ぶことができ、フェース角・ライ角・ロフト角の調整も可能となっています。

(出典:ダンロップ公式HPより)

「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)と「ゼクシオエックス」(2021年モデル)ドライバーの比較

クラブのコンセプト

「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)

“新”技術「BiFLEX FACE」と
“進”化技術 New「ActivWing」が
“芯”を捉える驚異の飛びを実現したゼクシオ エックス ドライバー。

「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)

XXIOテクノロジーによる
飛距離性能と振り抜ける安心感が
大きな飛びと方向安定性を生み出すドライバー。

「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)は、“芯”の拡大と空力性の向上による飛びが特徴です。

一方、今回の「ゼクシオエックス」ドライバーのコンセプトは、振り抜きと安定性を追求したということがうかがえます。

デザイン比較

ソール側のデザイン比較

まず「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)はこのようなデザインです。

青のイメージのカラーになり、2本のシルバーラインのデザインです。

そして、次に「ゼクシオエックス」ドライバーです。

前作と同じ「X」のロゴが組み込まれています。前作のデザインを継承しているようにも感じます。コンセプトカラーは緑になりました。

上から見たヘッドの形状

まずは「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)です。

大きな特徴として、エックスのアクティブウイングも2段形状になりました。

そして「ゼクシオエックス」ドライバーです。

ネックの右側にあるのが「飛びの翼」です。ゼクシオエックスもゼクシオ12同様「飛びの翼」があります。

「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)と「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)のスペックを比較

「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)と「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)のスペックを比較してみましょう。

複数数値がある場合は、ロフト角「10.5」、シャフトの硬さは「SR」のもの同士で比較します。

項目  「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル) 「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)
ロフト角(°) 9.5,10.5 9.5,10.5
ライ角(°) 59 59
ヘッド体積(cc) 460 460
クラブ長さ(インチ) 45.25 45.5
クラブ重さ(g) 301(S) 300(S)
シャフト重さ(g) 46(S) 46(S)
シャフトトルク 5.4 5.7
シャフト調子 中調子 中調子
バランス D3 D3

ロフト角

ロフト角は、「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)は9.5度、10.5度、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)も9.5度、10.5度が用意されています。

両方とも調整機能があります。

ライ角

ライ角は同じです。

「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)は59度、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)も59度です。

ライ角とは、クラブのソールが水平になるように置いた時に、シャフトの中心線と水平な地面とが成す角のことです。この角度が大きくシャフトが立っている状態のことを「アップライト」、角度が小さくシャフトが寝た状態のことを「フラット」といいます。ライ角がアップライト(角度が大きい)であると一般的にボールがフック軌道になりやすい。また、フラットライト(角度が小さい)であるとボールがスライス軌道になりやすいという特性があります。

クラブの重さ

クラブの重量は「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)は301、「「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)は300gです。

クラブ重量は、「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)の方が1g重いです。

シャフトの重量は「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)が46g、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)も46gで同じです。

シャフトは以下のもので比較しています。

ダンロップ「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル):Miyazaki AX-3カーボンシャフト(S)

ダンロップ「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル):Miyazaki AX-2カーボンシャフト(S)

シャフトトルク

シャフトトルクは少し違いがあります。

「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)は5.4、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)は5.7となっています。

僅かな差ですが、相対的に「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)の方が操作性が高い、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)の方が安定性が高い、ということになります。

シャフトトルクとは、一言でいえば手の動きとの連動性の度合いです。このトルクが小さいほど、手の動きに対してヘッドが敏感に反応します。逆にトルクが大きいほど、手の動きに対してヘッドの動きが鈍感になります。よく、トルクとはクルマのハンドルの遊びのようなものと言われます。要するに、自分の手がちょっと動いたらヘッドも敏感に反応するのか、ちょっとぐらい動いてもヘッドが反応しないのかということです。

シャフト調子

シャフト調子は「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)中調子、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)中調子となっています。

中調子は、タメも作りやすくヘッドもある程度走る万人向けのセッティングといえます。

シャフトの調子は、キックポイントとも呼ばれます。大きく分けて3種類あり「先調子(ロー)」、「中調子(ミドル)」、「元調子(ハイ)」があります。

先調子は、シャフトの先端側にキックポイントが設定されているシャフトです。しなるポイントがヘッドに近いため、ヘッドが走りやすくボールがつかまりやすい。ボールをつかまえたい、打ち出し角を高くしたいというゴルファーには先調子がおすすめと言われます。
元調子は、キックポイントがシャフトの手元側に設定されているシャフトです。切り返しで手元側がしなることでタメが作りやすいが、その分ボールはつかまりにくいと言われます。ボールを叩くパワーのあるゴルファーには元調子がおすすめと言われます。
中調子は、キックポイントがシャフトのちょうど中央付近に設定されているシャフトです。先調子と元調子の中間的な性能です。タメも作りやすく、ヘッドもある程度走ります。中調子は安定感があり、万人向けと言われます。

先中調子は、先端側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、先調子と中調子の中間的性能を持ったシャフトです。
中元調子は、手元側よりやや中央寄りにキックポイントを設定していて、中調子と元調子の中間的性能を持つシャフトです。

バランス

バランスは同じです。

「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)はD3、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)もD3です。

バランスとは、スウィングウェートとも呼ばれます。スイングした時に感じるヘッドの重さを数値に表した指標です。クラブ全体の重さに対して、ヘッドの重さの比率を示すもので、A1が最もヘッドが軽く、E9が最もヘッドが重い。一般的なゴルフクラブでは、D0からD4までの設定になっています。感覚としてよく、D1は軽くD4は重いと表現されたりします。

まとめ ~「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)と「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)~

「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)と「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)の違いをまとめてみました。

私見ですが、カタログからわかるいくつか比較のポイントをまとめてみました。

・ゼクシオエックス(2023年モデル)は、「BiFLEX FACE(バイフレックスフェース)」で高初速エリアが143%拡大し大きな飛びを実現。2段式の形状に「アクティブウィング」が進化し空力性能が向上。

・「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)は、新テクノロジー「 アクティブウイング」を搭載し、高初速を生み出す「空力コントロール」によりヘッド挙動を安定させ、打点のバラツキを抑える。さらに、スリクソン「ZXシリーズ」(松山英樹選手使用)のドライバーにも搭載されている「リバウンドフレーム」テクノロジーを搭載し、「たわみの進化」により高反発を生み出す。

ライ角は「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)は59度、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)も59度で同じ。

・クラブの総重量は「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)の方が1g重い。シャフト重量は同じ。

・シャフトトルクは「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)は5.4で相対的に操作性が高い、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)は5.7で相対的に安定性が高い。わずかな差。

・バランスは「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)はD3、「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)もD3で同じ。

以上のような特徴です。

以上、「ゼクシオエックス」ドライバー(2023年モデル)と「ゼクシオエックス」ドライバー(2021年モデル)の違いをまとめてみました。

高初速エリアが143%拡大というのが大きな特徴です。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。

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